保存版です。印刷して、じっくりとご覧下さ い。きっとお役に立ちます。
中古のランドセルをいただかれる場合にも参考になります。
先へ行って壊れるような、ランドセルを選ばれることのないよう願って、このページを書きました
当店のランドセルは、牛革・コードバン製でスタンダードな作り。
職人さんから直接仕入れで、総牛革なのに、市販のクラリーノ製よりお値打ち。
壊れてこない、丈夫なランドセルです。
新年度用は、A型・B型、D型がA4クリアフォルダ対応、C型・E型がA4フラットファイルサイズ対応の、
大型ランドセルになっています。
お近くの方は、是非、ご来店の上、手にとってご覧下さい。
ランドセルを選ぶのに、どんな基準で選んだらいいのか、専門店の立場から、お伝えします。
何よりも、@丈夫さに、まず重点を置いて お選び下さい。お子様が6年間使われるものですから。
特に、ランドセルの背カンを、重視して下さい。当店で普段からしている修理は、8割くらい、背カンが折れたものです。
こわれてしまった例や、こわれたパーツの形状も、あらかじめ、知っておいていただきたいです。
その様なパーツのランドセルを選ばないようにして下さい。
A牛革とクラリーノ製では、基本的には革がより丈夫にできています。
クラリーノでも、大まかには、お値段の高いものは、丈夫ですが、安いものは、型クズレが早かったり、カブセのベロが薄いために、そこからちぎれたりします。
刺繍をしたり、糸や縁取りの色を変えたり、デザインに凝ったランドセルが、はやってきていますが、いくら可愛くても、壊れて使えなくなっては、何もなりません。まず、丈夫さ!、型クズレしないこと!を、第1にお考え下さい。
ランドセル選びのポイントは、次のような項目順に、重点を置いてお選び下さい。
@丈夫さ、
A そのための素材、
B重さ、
C総 合的に見たお値段、
D修理、
E防犯その他の機能・仕 様な ど
新聞などで、「お子様が選ばれる」と書いてあったりしますが、より大切なのは、色や装飾ではなく、@からDの専門的な要素です。
お子様が選ばれるにしても、主導権を親さんが握って、選ぶアドバイスをしてあげてください
キャラクタや、色で選ばれる親さんとか、子どもさんが選ぶと言うこともあるようですが、どうか、
6年先のランドセルの状態を想像して、選んで下さい。もっとも重要なのは、6年間確かに使 えるかと言うことです。安く買っても、単にかわいらしくても、先へ行って修理代がかかるとか、「こんな色を選んじゃったけど・・・」では、 意味がありません。
上級生の方のランドセルを見てみることも参考になります。クラリーノ素材は確かによくなってきましたが、よい素材を使うにつれて、クラリーノでも重く なってきます。革の方が、「古くなって味が出る」ように書いてあるホームページもありますが、マチのしっかりした牛革製と、軽いクラリーノ製では、格段に 見 かけが違います。具体的には、軽いクラリーノ製ランドセルでは、3年生くらいで、マチが折れてしまい、クシャッとつぶれているようになります。
専門店の立場からいうと、
軽さのみで選ぶことは、お薦めできません。
ここ10年ほど、ランドセルの修理がよく来ます。当店製でない、遠方からの問い合わせが多く、打ち合わせをしてお直ししています。
そこで気づいたことですが、「肩紐が切れる」、「
肩紐の付け根のプラスチックが折れる」など、修理をすぐにしないと使えない傷み方のランドセルは、大マチも頑丈でなく、お値段も安かったのかな?と思います。一方、
マチがしっかりしているランドセルは、傷み方の程度も軽く、普段使うには、支障がないところが傷んでいる程度です。
また、お兄ちゃんや知り合いの人のお下がりを使っておいでの場合も意外に多いです。この場合、肩紐が傷んでくる例が多く、10年くらい使われると、 クラリーノランドセルの場合には(牛革を使ってあるのは白いところだけですので)、上側の肩紐の下半分(穴の開いているところ)がぼろぼろになることもよ くあります。
修理のページに 載せてありますので、その様子もご覧下さい。
うちの
娘が6年使ったランドセルも 参考までに乗せておきますので、ご覧下さい。
(1)A4フラットファイル対応について
ランドセルの大きさについて、整理しておきましょう。
小さい順に、旧来の@A4ピッタリサイズ、AA4クリアフォルダサイズ、BA4フラットファイルサイズの3種類があって、AとBは、同じ高さ、幅が5mmBの方が広いです。
当店では、丈夫さを犠牲にしないで、重さを抑えるために、AのA4クリアファイルサイズのランドセルをお作りしています。
2018年の朝日新聞で、2度特集されましたが、「肩が凝る小学生」という見出しで分かるように、教材を入れると、1年生でも、場合によっては7kg越えの場合もあるようです。
それなのに、大きくて、重いランドセルをお作りするのは、どうでしょうか?
A4フラットファイル対応のランドセルは、重さについてあまりコメントをしていませんね。
「一つのランドセルで、何でも入ります」というキャッチフレーズも、大人向けなら良いですが、小学1年生には不適切ではないでしょうか?
当店のR6(2024)年度のランドセルは、
A型・B型、D型をA4フラットファイル対応とし、横幅を5mmカットした、A4フラットファイルをお付けしています。横幅を5mmカットすることは、誰でも出来ますので、
こちらに、その様子を掲載しておきます。
そのうえ、
Aのランドセルに入るA4フラットファイルや、マチのついたA4クリアフォルダも市販されていますので、それも紹介します。
また、
C型、E型は、今年から、A4フラットファイルサイズを新採用致しました。他の型より大きくなりましたが、職人さんの努力で、わずかに重くなっただけです。こちらも、カタログでご覧下さい。
ランドセルを大きくするのに、逆に、重さを軽くするということは、丈夫さが犠牲になるということです。
具体的には、マチに入れる芯を薄い素材にするとか、今までにも、鋲をプラスチックにした例があります。平成23年9月に、背カンが、外れてしまった修理 が2件ありましたが、どちらも、背カンを止める鋲がプラスチックだったため、鋲そのものがもげてしまい、外れたのでした。
本当に、大きなサイズが必要なのか? 十分にお考えの上、ご購入ください。 量販店の、「クリアフォルダが、入っていかない」ように見えるCMは、誇張に過ぎます。
(2)選び方・買い方
(a)大マチの丈夫さ
大マチ(一番広いマチ)の一番上を横からつかんでぎゅっとつぶそうとしてみて下 さい。しっかりと手応えのあるものを選んで下さい。柔らかいものでは、早く型くずれします。また、お値段の高いものほど、大マチの中間部もしっかりしていますが、そのかわり少し重くなります。うち の娘が6年使ったランドセル(左)と、平成17年2月に修理をした他社製のランドセル(右で、4年間使用した牛革製)に、重しを乗せた様子を写真に撮りま したので、ご覧下さい。
6年使ったものより、4年使っただけのものの方が、たくさんつぶれています。
(写真をクリックすると、元画像が見られます。)
(b)スライドする背カン
背カンがスライドして、背負いやすくなったものが、現在は主流です。ただ、スライド背カンは、ほとんどがプラスチックで、部品によって は、スライド部分から折れてくることがあります。
過去10年間に修理したスライド背カンを、
形(メーカー別でもあります)と、いたんだ学年で調べたページを、 別に作りましたので、見て下さい。こわれるのは、特定のメーカーの特定の部品なのですが、当店と取引があるわけでもなく、非難するようなイメージを伴いま す ので、商品名は書きません。写真で判断して下さい。
平成15年11月に修理が来た
他社製品のランドセル(5年間 使用)ですが、壊れた箇所の写真を載せておきます。(一つは、キャラクタのついたもの、もう一つは、教材会社のあつかったものでした)
左の2点は、壊れたもの、右の1点は、当店製のものに使っている部品です。
この部分は、当店製品では、10年前の採用以来、修理したことがありません。それで、どこが傷んだ原因かをよく見てみました。
すると、写真では少し見にくいのですが、
スライドする部分のプラスチックの厚さが、当店製品では4mm、傷んだものは3mmしかないことがわ かりました。
このホームページで紹介して以来、東京や大阪などの遠くからも問い合わせがあり、送っていただいて修理しました。どれも、傷んだものは、肉厚が薄いものでした。
その右の写真は、平成17年1月に、スライド背カンの回転元の鋲がとれてしまったものを、修理したあとのものです。3年間使用で、やはり教材会社の牛革製のものでした。このランドセルは、平成19年4月に、スライドする部分の金属が折れてしまい、結局、当店のパーツに付け替えることになりました。
その他に、よく修理のくるタイプがその次の写真です。
ランドセルをお求めになるときには、
こ のページに紹介した形のものは避けられた方が無難だと思います。最後に、当店でお直しした 背カンの写真を載せておきます。
他社の折れた部品(左と中央)と当店の部品(右) 鋲が、はずれたものを修理したもの
傷むこと の多い他社製のパーツ(下図)
今までに傷んだ、他社のパーツ
ランドセルについている品質表示ラベルをよく見て下さい。(コードバン→牛革→クラリーノマイティーン(このクラスの生地は、次々と新しい名前のものが開発されています)→クラリーノF→ク ラリーノソフトの順に安くなります)
基本的には、牛革のランドセルの方が、全体の作りがよりしっかりして、おすすめです。
ただ、△△カーフなどと書いてあるものの中には、
牛革の裏革にウレタン加工を したものもあります。お気をつけ下さい。
こういった素材は、肩紐などに使うと、年と共によじれたり、切れやすくなったりしますし、はじめにはつやがあっても、そのうちに色がくすんでしまうこと があります。ランドセルに、革の説明文がついていれば、よくお読み下さい。
数年前から、はじめからつやのない素材を使う製品も増えています。これは、お好み次第でお選びください。
悪い素材は、切り口を見れば、判断できますが、具体的には、傷んだランドセルと、そうでないものとを比べていただく方がよくわかります。 店頭には準備してありますので、一度ご覧下さい。
最近ときどき耳にする、牛革ボルサという素材ですが、これは、牛革の上にウレタンの皮膜をコーティングしたようになっており、傷つきにくいという特性があります。ただ、そのコーティング部分は、革の風合いを損ない、革らしく見えないことが少し難点です。
一方、当店の牛革は、防水のための層があるだけで、革本来の風合いが生きています。
B重さ
あまりに軽いものを選ばないようにしましょう。芯を薄いものにしたり、プラスチックを多用すれば、軽くなりますが、型くず れが早くなります。@で写真を紹介したようになります。
牛革同士とか、クラリーノ同士を比べて、少し軽い程度のものにしておくのが、安全です。
具体的には、牛革1.2kg、クラリーノ1kg、コードバン1.3kgあたりが、それぞれの平均的なものの重さになります。
これより、0.1kgくらい軽い程度ならよいと思います。(A4クリアフォルダサイズのランドセ ル)
大型化の結果、クラリーノ製のランドセルでも、1kgを超えるランドセルが多くなりました。お子様の体格が、小さい方は、従来のA4サイズを選ばれて も、全く支障はないと思います。
C値段
よく見かける
二重価格は、実際の購入価格 と品質を比べて 考えましょう。
普通に考えたら、定価の半額などにはできません。そのような品物は、定価をわざとつり上げてあったりしますので、割引率の高さに惑わされ ないで下さい。
あまりに安い物は、背が低い(ことが多いのですが)とか、金具が薄いとか、使われてからわかる不具合があるかもしれません。高いものは高 いなりの価値が、安いも のは、その値段なりの価値しかないものです。
キャラクタ付や、デザイナーブランド、カラーランドセル・変形のランドセルは、作る数が少ないですし、商標権が絡みますので、割高になり ます。 もし値段の程度が普通のランドセルと変わらなければ、どこか見えないところで(材料を落とすとか)値段が釣り合うようになっています。
デフレの作今ですが、6年生まで使われるなら、牛革のしっかりしたものが、丈夫で長持ちです。
もし、6年生まで使われることが少ない小学校へ行かれるなら、クラリーノで十分持ちます。(かえって、安物の牛革よりよいかもしれません)
最近では、カブセや大マチに刺繍を入れたり、模様を浮き出しで入れたりと、装飾されたランドセルが増えています。そのためか、クラリーノ 製でも、牛革より高価なランドセルが増えてきました。模様を浮き出しで入れたりすると、そこには、少し無理な力がかかりますので、牛革製ではあまり勧めら れないと言うのが、職人さんの意見でした。
そのため、
当店製では、オーソドックスなデザインで、長く無理なく使えることを念頭に置いてお作りしています。結果として、装飾されたクラリーノ製のラ ンドセルに比べてお値打ちになるという逆転現象が起きています。
D修理
普通、6年間保証と表示してありますが、その内容を良く確認して下さい。金具などは有償修理の場合もあります。また、替わ りのランドセルを貸し出す場合でも、あまり長く修理期間がかかるところは考え物です。
当店では、できるだけお待たせしないよう、
土曜日お預かりして、日曜日には仕上がるよう、材料なども持っています。
遠方の方でも、あらかじめお問い合わせいただいて、打ち合わせをさせていただけば、金曜日発送、土曜日到着で修理をし、その日のうちに発送できれば、日 曜日にはお手元に戻ることになります。ただ、当店の仕事の混み具合にもよりますので、事前にメールなどでお問い合わせ下さい。写真が貼付してあると、より わかりやすくなります。修理の具体例は、
修理のページへどうぞ。
Eその他
防犯ブザー
防犯のために、はじめからブザーがついている品がありますが、ブザーの耐久性や、電池切れの問題など、問題も多く、当店の ものにはつけてありません。その代わり、防犯ブザーの取り付けられる肩紐になっています。むしろ、ランドセルでなく、お子様の身につけられる方がより安全 だと思います。
天使の羽根・フィットちゃん(背カンの商品名です)
3・4年前あたりから、よく尋ねられますが、これは、はじめから、肩紐を回転しないように取り付けたものにつけられた名前 で、肩紐が肩の形になっていて背負いやすいと宣伝されています。
当店でも、以前、採用していましたが、背負われたときに、肩紐が付け根で折れまがることもあり、体格のよいお子様の場合、 少し長めに調整された方がよいです。
一方、普通の肩紐では、逆にちょうどの長さに調整していただけば、そのようなことはなく、どちらがよいとも言えません。購入されるとき、店頭 で、実際に背負ってみられることをお薦めし ます。
また、このタイプの背カンの中には、スライド部の強度不足で、早い学年で折れてくるものがあり、選ぶときには、要注意です。折れてくる時期については、
こちらをご覧下さい。メーカーのわかっているものもあり ますが、ホームページ上に書くことはできませんので、あくまで、修理のページの写真を参考にして、折れやすい背カンのランドセルを避けて、ご購入下さい。
大きさ
現在は、 Aクリアフォルダがちょうどはいるランドセルが増えてきました。ただ、教科書はB5サイズで、今のところ大きさが変わる予定は ありません。A4サイズは、上級生の子の教材の中で、副教材1冊くらいです。
「A4のクリアフォルダが入ります。」と、宣伝しているランドセルもありますが、重さも、十分考慮して下さい。ランドセルを大きくすると、常識的に、重さは重くなります。それで、前より軽くするには、マチの芯を軽いものにするとか、丈夫さに直結するところを犠牲にしなくてはなりません。
当店に送られてくるランドセルは、ほとんどがクラリーノ製で軽く、半分くらいは、大マチ(一番広いマチ)が、曲がってしまっています。曲がったことが原 因で、ランドセルがこわれてしまうのではありませんが、見かけは悪くなりますね。私個人としては、折れているのを見ると、かわいそうに思ってしまいます。
クリアフォルダのサイズと比べて見てみますと、当店のA型、B型、D型のランドセルの内のりは、クリアフォルダの横のサイズより、5mm小さい程度です。もし必要なら、ク リアフォルダを5mmカットすればすみます。クリアフォルダについて心配されるより、強度の足らないスライド背 カンを選ばない配慮をして頂くべきだと思います。
特売されている、1万円台のランドセルなどは、背が低くて、A4サイズを入れると2センチくらいはみ出る物もありますので、A4サイズのカタログなどを 実際に入れてみて、確認されることをお薦めします。
お店で
とにかく、わからないことは、とことん店員さんに聞いて下さい。しっかりした答 えが返ってこないお店では、アフターサービ スなども不安です。
実際に
カタログだけでは、私たちプロでも、良し悪しは分かりません。実際に、モノを見て、十分店員さんに話を聞いて下さい。お近 くの方は、とにかく冷やかしでかまいませんので、ご来店下さい。長く使われるものですから、十分納得した品を選ばれることをおすすめします。
ちなみに、当店のランドセルの場合の、見ていただくポイントを次に書いておきます。
(この品物も、
ホームページ特典があります)
この品は、
牛革の最高級のものです。
@素材は、牛革。黒(又は赤)の所と、白い所(背中と肩ベルトの裏)に使われています。
A大マチ(一番広いマチ)は、高いものだけにしっかりしています。
B重さは、値段と同じで、高いものほど重くなると思って下さい。
なぜなら、高いものは、内側に合皮などを張って、見栄えを良くしたり、芯に丈夫なものを使っているからです。 この品では、1.3kgあります。
C高くなるもう一つの理由に、良い素材を使う、良い仕事をするということがあります。 たとえば、この品は、大マチの芯材に丈夫な物を使って芯材も共に縫い合わせており、当店製の中では、折れたりするのが一番遅い品です。また、大マチと背中の縫い合わせは手縫いです。 肩紐の裏側も、先まで、牛革を使っています。
D店頭価格は、68,900円 (税込)ですが、ホームページ特典を適用すると、62,000円(税込)となります。
E当店製のランドセルは、すべて6年間無料修理 です。それも、土曜日にお預かりして日曜日にはできあがりますので、お客様に待っていただくことがありません。遠方の方でも、金曜日にお送り頂ければ、土曜日修理、即日出荷して、日曜日にはお手元に戻ってくることが可能です。(でも、実際のところ、ここ10年ほどの間、修理したことがありません。(修理が必要ないと言うこ とが、当店の一番の自慢です)
こちらは、娘が6年使ったランドセルです。
元の写真もリンクしておきますので、画像をクリックすれば見られます。
◯大マチも、それほどつぶれてはいません。
◯肩ひもも、裏側の白い牛革が、先まで使ってありますので、擦れてはいません。
◯牛革の光沢も、あまり落ちていません。
(初めに光沢があって、次第につや消し状態になるのは、革の染色があまりよくない証拠です)
(3)使い方
修理品を参考に、長く使うポイントをお知らせします。
1.無理な力を掛けないように
a.肩紐や、その付け根の部分には、最も大きな力がかかります。
b.背カンが折れてくるのには、肩紐を短めに調整して使われることも、原因の 一つです。
c.「天使のはね」や、それをまねした商品を使われるときには、肩紐の長さを ぴったりより1段階長くして、お使い下さい。
また、体格に応じて、少しずつ長くしてお使い下さい。
この、「天使のはね」の類の肩紐は、その付け根の部分には、子どもさんの体格が大きくなると、次第に大きな力がかかるからです。
d.高学年で、まれに見られる、片側だけの肩紐でランドセル を背負うことは、厳禁です。一つの肩紐に2倍の力がかかってしまいます。
(あなたは、片手で懸垂ができますか? それを、毎日、ランドセルにさせているとしたら?)
2.雨がかかったら
a.簡単に、乾いた布で拭いて下さい。
b.牛革でも、防水になっているのがほとんどですから、それで十分です。
3.錠前が閉まらなくなったら
a.錠前が閉まらないのは、カブセ側の金具が、曲がることで起きるこ とがほとんどです。
曲がっていることを見つけたら、金床の上に置いて、金槌でたたいて、真っ直ぐにして下さい。
b.もし、ワンタッチ錠が回りにくくなったら、 その部分に、CRCを吹き付けて下さい。ほとんどの場合、これで直ります。