マイコン独立大作戦
CRTインターフェースボードの製作
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WindowsパソコンにUSB接続して使う現行方式はそれなりに便利ではありますが、ときとしてWindows
のしがらみから開放されて、小さいながらも独立した一個のパソコンとして機能したいと思うこともあります。
昔はそれが普通のことだったのですが、安価なCRTディスプレイが生産中止となって久しい今日ではそれ
は叶わぬことと諦めていたのですが…。
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[第13回]
●7インチ(1024×600)パソコン用LCDディスプレイ
前の3回はどれも残念な結果に終ってしまいました。
それでも懲りもせずまたしても別の液晶モニターを購入してしまいました。
ええ。
またAmazonからです。
今度は前よりも高価格です。
といっても送料無料で6880円ですから、やっぱり安い!
今回はなんと1024×600ドットです。
もちろん他にも1024×600ドットのモニターはあるのですが、これはちょっと今までのものとは違っているのです。
犬も歩けば棒に当たるといいますが、捜してみるものですね。
いまどきこういう製品があるとは思ってもみませんでした。
過去記事を読んでいただければおわかりになると思いますが、当初は家庭用液晶TVに接続するというところからスタートしたのでした。
ところが今売られている家庭用液晶TVにはもうコンポジットビデオ入力などない、([第15回]参照)ということがわかってがっかりしたのでしたが、車載用液晶モニターの多くはコンポジットビデオ入力であることがわかって、それならばということで、車載用液晶モニターでいくことにしたのでした。
ところがところが、今回みつけた液晶モニターはなんとパソコン用の7インチディスプレイで、VGA(15pinD−sub)がついているのですが、それに加えてさらにコンポジットビデオ入力(上の商品説明ではAV2と表記されている)までついている、というのですからなんとも嬉しい話です(思わず、おおおっ!と叫んでしまいましたよ)。
そういう製品が有りか、ということであらためて価格.COMで「コンポジットビデオ入力」で検索してみましたら、パソコン用のVGA(15pinD−sub)+コンポジット(RCA端子)付きディスプレイ、という製品がけっこうあることがわかりました。
おお、ありがたい!
これで、やっと安心してCRTインターフェースボードの開発作業を進めることができます。
しかし。
価格.COMの検索結果と比べてみても、今回購入品の6880円(しかも税込み送料無し)というのは異常に安い。
果たして大丈夫か?
到着した荷物を開けてみましたら。
これだけしか入っていません。
ディスプレイ本体と取付台だけ。
ええ。
信号ケーブル、電源ケーブルもなし(もちろん電源も入っていません)。
なんと説明書もなしですから徹底しています。
むむむ。
安いということはそういうことか。
ま、しかし。考えてみればパソコン用モニタなんて、説明書など要らないのですよね。
あ。
写真は一度動作を確認したあとであらためて撮ったものです。
実際の開梱時には液晶の上には保護フィルムが貼ってありました(誤解のないように、念のため申し添えます)。
ええ。
中古品などではありません。
モニター本体を下から見たところです。
左端が電源コネクタです。
+12V電源のプラグ(センター+)をここに接続します。
真ん中の青色のコネクタはおなじみのパソコン用15pinD−subコネクタ(アナログVGA)です。
そしてその右側の黄色コネクタがコンポジットビデオ(RCA)コネクタです。
ND80Z3.5とCRTインターフェースボードと今回購入した7インチモニタを接続してテスト中です。
ええ。
今回はうまくいきました。
7インチですから80字/行表示ではかなり文字が小さくなりますが、さすが1024ドットです。
これなら使えそうです。
一部を拡大してみました。
文字がボケているのは、カメラ+腕が悪いからで、実際の表示はもうちょっとはっきりしています。
たとえば数字の0(ゼロ)の前にある/や、上から2行目の左から2番目、3番目にある斜めの線などを見ていただければ、はっきり表示されていることがおわかりいただけると思います。
こちらは40字/行表示です。
これなら文句なしです。
上はPC8001のキャラクタで、こちらはMZ80のキャラクタです(80字/行)。
こちらもMZ80のキャラクタです(40字/行)。
ものは試しですから、パソコンにもつないでみました。
おお。
いけるじゃありませんか。
これは意外といい買い物だったかもしれません。
しばらくこれを使ってテストを続けてみることにいたします。
CRTインターフェースボードの製作[第13回]
2016.9.11upload
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