標準TTLだけ(!)でCPUをつくろう!(組立てキットです!)
(ホントは74HC、CMOSなんだけど…)
[第305回]
●プリント基板が出来ました!
とうとう、というか、やっと、といいますか、待ちに待ったプリント基板が到着しました。
じつは、到着したのは、昨日(8月11日)だったのですけれど、せっかくのプリント基板ですから、できるだけナマの基板の感じをご賞味いただこうと思って、A3スキャナで取り込んだ画像をあれこれいじっているうちに、時間だけが過ぎてしまって、とうとう昨日はUPすることができませんでした。
ごたくを並べるのは後回しにしまして、まずはプリント基板の出来映えをご賞味くださいませ。
●MYCPU80基板の部品面です
画像をクリックすると拡大画像が見られます。
今回の拡大画像は特別製です。なんと、サイズは約13MBもあります。
インターネットの低速接続環境ではダウンロードに時間がかかります。ご注意ください。
基板寸法はヨコ480mm×タテ310mmです(A3より大きい、です)。
●ハンダ面です
こちらも、画像をクリックすると拡大画像が見られます(約13MB)。
(やっぱり、ミスがありました。右上のあたりのどこかです。わかりますでしょうか? うう。左下にもあった…。たまらん)
いよいよプリント基板も出来あがってしまいましたので、作業を急がなくてはなりませぬ。
まだ組立説明書の途中ですけれど、可及的速やかに作業を進めましょう。
組立説明書と並行して、とりあえず1台は組み立ててみなければいけません。
皆様方にお分けするのは、それからということになりますので…。
うーん、まだ、もうあと、ちょい、時間がかかりますねぇ。
やっぱり、9月になってしまいますでしょう、たぶん。
(ラストスパート、するつもりですけれど。なにしろ、老人力が続くかどうか…)
●メールをいただきました
数日前のことですけれど、[第300回]をお読みになった方からメールをいただきました。
A3スキャナで読み取った画像をWindows98上でペイントを使って貼り合わせようとしましたら、「メモリが足りない」というメッセージが出て、拒否されてしまいました。
1GBもメモリを積んでいるのに、メモリ不足はおかしいではないか?
と書きましたところ、
「Windows98は512MBが物理メモリの限界です。1GB以上だと、困ったことになるかもしれませんよ。もうそろそろ98なんて使うのはやめて、XPかVistaを使った方がよろしいでしょう」
おやまあ、そうだったんですか。そんなこととは、全く知りませんでした。
でもまあ、根が疑り深いものですから、さっそく調べてみました。
そしたら、いろいろ勉強になりました。
●Windows98は512MBが限界?
んな、ことはないようですね。
私の場合、1GBのRAMを積んでいますけれど、ちゃんと認識してくれているようです。
オンボードのVGAにもメモリを使いますから、949MBですけれど、ちゃんと認識しているからには、これは使ってもよい、ということだと思います。
いろいろ調べてみましたら、どうも初期のintel815チップセットが512MBしか認識できなかったらしく、そこから、512MB以上はダメらしい、という情報が広がったのではないか、ということが書かれているホームページがみつかりました。
そうであるかどうかは定かではありませんが、すくなくとも私の使っているWindows98(SE)では、512MB以上でも、認識はしてくれているようです。
●でも、512MB以上の場合は「おまじないが必要」(Microsoft様のページです)
さらに色々さぐっていましたら、Microsoft様のページに明確な情報がありました。
↓こちらのリンクなのですが…。
1.5GB以上のRAMを搭載したコンピュータが…(Microsoftサポートオンライン)
もろ、機械翻訳丸出しで、まるで日本語になっていません。なんじゃ、こりゃあ。意味不明です。
で、こちらの英語版を読みましたら、やっと意味が通じました。
こんなひどい訳なら、無理して日本語にしなくたって、よいのではないのぉ。
どうもWindows98(およびME)には、1.5GB以上のメモリは積むな、ということのようです。
(勝手に)リブートを繰り返したり、セットアップの途中で固まってしまうなどのトラブルが起きる、かもしれない、と書いてあります。
そして、おお、書いてありました。
Windows98(およびME)は1GB以上のメモリを扱うようには設計されていない、ですと。
じゃあ、1GBまでならいい、わけですねぇ。
ところが、Microsoftサポートオンラインの、別のページに、こんなことが書いてありました。
大容量のRAMが搭載されていると、メモリ不足のメッセージが…(Microsoftサポートオンライン)
おお、これです、これ。
こいつに、悩んでいたのですよ、ね。
うう。解説は、いまいち、よくわからん、のですけれど、とにかく512MB以上のRAMを搭載すると、そういうことがおきる、と書いてありますですね。
んで、これを避けるためには、System.iniにキャシュメモリ(Vcache)の最大値を定義しておきなさい、と書いてあります。
その方法についてはこちらを読め、つうのですけれど、これは、また、古い。Windows95ではありませぬか。
しかも、書いてあることが、まるで、ちゃらんぽらん。
「たとえば、キャシュサイズを50MBから55MBの範囲に設定する場合には…」という例をあげて説明なさっておりながら、その下には注意書きが。
マイクロソフトは40MB以上のキャシュサイズについてはテストをしておりませぬ(ぬぁんと!)…(中略)大きなキャシュサイズを設定したときの動作は保証いたしかねます。
って、そしたら、どーすれば、よいのさ。ねえ。マイクロソフトさまぁ。
なんだか32MB以上に設定するのは止めておいた方がよいらしい、といううわさがあるそうで。
で、そのような情報が書かれていたページのおすすめにしたがって、c:¥windows¥system.iniに以下の文を追加いたしましたよ。
[vcache]
MinFileCache=16384
MaxFileCache=32768
設定値はKB単位でするんだそうです。ですから16MB〜32MBを指定したことになります。
ちょいとわくわくしながら、Windows98を再起動してみましたら。
おお。今までエラーになっていたペイントで、今度はエラーなしで、大きなサイズの画面が作成できるようになりました。
このときは、素直によろこんだ、のですけれど…。
やっぱり、ペイントはそれなりのお絵かきソフトに過ぎませんでした(to be continued)。
2009.8.12upload
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