標準TTLだけ(!)でCPUをつくろう!(組立てキットです!)
(ホントは74HC、CMOSなんだけど…)
[第313回]

☆☆☆組立説明書の続きです。
本日は回路図について、特記事項があります。☆☆☆

●[8]LXI、PUSH、POP、CALL、Cx、RET、Rx命令回路
8−1. ICの取付け


下の表にしたがってICを取付けてハンダ付けをします。
ICには、向きがあります。 間違えないようによく注意しながら作業してください。

部品番号 部品名 ピン数
IC41 HC03 14
IC48 HC08 14
IC51 HC03 14
IC62 HC32 14
IC75 HC03 14
IC80 HC08 14
IC81 HC05 14
IC92 HC126 14
IC109 HC32 14
IC110 HC86 14
IC113 HC08 14
IC114 HC05 14
IC118 HC86 14
IC124 HC04 14
IC126 HC08 14
IC127 HC08 14
IC130 HC126 14
IC133 HC244 20
IC134 HC244 20
IC137 HC03 14
IC138 HC03 14
IC142 HC03 14
IC143 HC03 14
IC146 HC244 20
IC147 HC244 20
IC148 HC32 14
IC152 HC03 14
IC156 HC03 14
IC157 HC03 14
IC160 HC03 14
IC167 HC191 16
IC168 HC191 16
IC169 HC191 16
IC170 HC191 16
IC173 HC05 14
IC205 HC08 14
IC208 HC05 14


●8−2.集合抵抗の取付け

下の表にしたがって集合抵抗を取付けてハンダ付けをします。
集合抵抗には向きがあります。
向きを間違えないように注意してください。

部品番号 部品名 表示、形状
B24 1Kx5 6pin,102
B27 2.2Kx8 9pin,222
B28 2.2Kx8 9pin,222


●8−3.抵抗の取付け

下の表にしたがって抵抗を取付けてハンダ付けをします。
抵抗の色コード表示については、T部品表のところで説明していますので、適宜参照してください。

部品番号 部品名 表示、形状
R19 100K 茶黒黄金
R21 100K 茶黒黄金
R40 1K 茶黒赤金
R41 1K 茶黒赤金
R42 1K 茶黒赤金
R42-2 1K 茶黒赤金
R43 1K 茶黒赤金


●8−4.発光ダイオードの取付け

次ページの表にしたがってLED(発光ダイオード)を取付けてハンダ付けをします。
LEDは実装密度が高くて抵抗など他のパーツと同じ文字サイズで部品番号を表示することができません。
小さい文字で番号のみを表示してあります。番号のほかに信号名も表示してありますが、略記してあるものも多いので、番号と合わせて取付け位置を確認してください。Rは赤色、Yは黄色、Gは緑色、の発光ダイオードです。
発光ダイオードには向きがあります。向きを間違えないように十分注意して取付けてください。

部品番号 信号名
145-3 Spsel Y
165 SPHrd Y
166 h7 R
167 h6 R
168 h5 R
169 h4 R
170 h3 R
171 h2 R
172 h1 R
173 h0 R
174 SPHwr G
175 SPLrd Y
176 l7 R
177 l6 R
178 l5 R
179 l4 R
180 l3 R
181 l2 R
182 l1 R
183 l0 R
184 SPLwr G
185 SPd/u Y
186 SPclk G


●8−5.動作テスト

MYCPU80組立キットに付属しているACアダプタ型+5V電源のDCプラグを、MYCPU80基板の電源ジャック(J1)に接続して、電源本体のACプラグをACコンセントに差してください。

[注記]編集の都合で、動作テストの仕方については、「MYCPU80操作説明書」に記載していますので、そちらを参照してください。

●8−6.うまく動作しないときは

今回の作業でハンダ付けを行った個所のどこかに、ハンダ付けの不良、シヨート、ハンダの付け忘れ、あるいは部品の取付けミス(部品違い、逆差し)などがあると考えられます。
もう一度よく確認をしてみてください。
それでも解決しなかった場合は、どのような異常なのかをメールにて当社にご連絡ください。
メールを見させていただいた上で、さらにチェックしていただきたいポイントなどを、ご返事いたします。

☆☆☆以上が組立説明書からのコピーです☆☆☆

●組立作業をした部分の回路図です

今回の[8]LXI、PUSH、POP、CALL、Cx、RET、Rx命令回路の組立作業に関系する部分の回路図です。
リンクをクリックしてご覧ください。

MYCPU80回路図bP0
MYCPU80回路図bP5
MYCPU80回路図bP6
MYCPU80回路図bP7
MYCPU80回路図bP8
MYCPU80回路図bQ5
MYCPU80回路図bQ6

それぞれの回路図で、茶色で着色した部分が今回実装したところです。

回路図の着色について
[第308回]の[注記2]をお読みください。

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●回路図に凡例を入れました

お気付きかも知れませんが、回路図に組立作業区分の色分けを示す凡例を入れました。
↓こういうのです。

色々工夫しているのです。

蛍光ペンで着色したものを踏襲したことと、最初のころは透明色の感触をうまくつかむことができなかったために、かなりいい加減な色区分になってしまいました。
作業工程が進むにつれて見分けがつく色の選択が難しくなってきて、濃い色を使わざるを得なくなりました(計画性ゼロ、場当たり的、出たとこ勝負、常に泥縄式に作業を進めるものですから、こうなります)。

今回の回路図では、bP7、18、26は、まだ作業区分の凡例はついていません。
その他の回路図(bP0、15、16、25)には凡例がついていますが、もしそれらの回路図でも凡例がついていない場合には、ブラウザのキャシュが利いていて、古いページが表示されています(特にOperaでは、この傾向が強いように思えます)。
ブラウザの「ページを更新」ボタンをクリックするか、一度ブラウザ設定の「キャシュをクリア」をしてみてください。

なお私の使っているOperaでは「キャッシュをクリア」してもだめのようです。
Operaですと、リンクをクリックしたときに、古い画像が表示されたりして、あわてます(あれっ、新しい画像をUPし忘れたか?)。
で、IEで見てみると、ちゃんと新しい画像になっていて、ほっとしたりします。
うーん。Operaはページ表示が速いなど、いろいろ使い易い点もあるのですけれど…。
なかなか100点満点というものはありませんですねぇ。
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●シルク図にも色をつけました

組付けが済んだ部分が一目でわかるように、シルク図にも着色しました。
今回の作業部分は茶色で着色しています。
前回までの作業部分は灰色にしてあります。

シルク図をクリックすると、拡大画像を見られます。
拡大画像はサイズが大きい(約1.7MB)ので、インターネットの低速接続環境ではダウンロードに時間がかかります。ご注意ください。



●過去記事へのリンク

今回組立を完了した、[8]LXI、PUSH、POP、CALL、Cx、RET、Rx回路について説明をしている過去記事へのリンクをつけるようにしました。
回路図をご覧いただいて、「なんでこんな回路になっているんだ?」と思われたときなどには、ぜひご再読を。

08/9/12  [第65回]●LXI命令●8080のニーモニックは不統一?●LXI命令のタイミングチャートです●LXI命令の回路図です
08/9/14  [第67回]●スタックポインタ●スタック
08/9/15  [第68回]●SP(スタックポインタ)の回路図です
08/9/16  [第69回]●PUSH命令の説明です●PUSH命令の回路図です●PUSH命令のタイミングチャートです●AレジスタはHighかLowか?
08/9/17  [第70回]●POP命令の説明です●POP命令の動作●POP命令のタイミングチャートです●POP命令の回路図です●2枚目の基板の追加配線作業が完了しました
08/9/18  [第71回]●2枚目の基板が動き出しました!●LXI B命令のクロックごとの動作の写真です
08/9/29  [第82回]●PUSH命令、POP命令のクロック毎の動作の写真を撮ったのですが…●PUSH、POPはわざと組み合わせを変えることがある●スタックの値が変わってしまう?
08/9/30  [第83回]●PUSH命令回路の問題点(前回の続きです)●MEMWR回路を変更しました●MEMWR回路変更後のPUSH命令のタイミングチャートです●regWR回路変更後のPOP命令のタイミングチャートです
08/10/1  [第84回]●LXI SP命令のクロック毎の動作の写真です●PUSH PSW命令のクロック毎の動作の写真です●PUSH H命令のクロック毎の動作の写真です
08/10/2  [第85回]●POP PSW命令のクロック毎の動作の写真です●POP H命令のクロック毎の動作の写真です
08/10/16 [第97回]●CALL命令●CALL命令のタイミングチャートです●CALL命令の回路図です●条件CALL命令
08/10/17 [第98回]●RET命令●RET命令のタイミングチャートです●RET命令の回路図です●条件RET命令
08/10/19 [第99回]●CALL命令のクロック毎の動作の写真です●MOV B,A命令のクロック毎の写真です●RET命令のクロック毎の動作の写真です
09/1/30  [第150回]●LXI、PUSH、POP、CALL、RETの回路を実装しました●まずはLXI命令のテストです●次はPUSH命令とPOP命令のテストです
09/2/4   [第153回]●LXI、PUSH、POPを使ったテストプログラムです●ND80Kのメモリマップです●テストプログラムの説明に戻ります
09/2/5   [第154回]●CALL、RETを使ったテストプログラムです●CZ命令の実行時間●RZ命令、RET命令の実行時間●テストプログラムの実行時間
09/6/30  [第264回]●JMP、CALL、RET、PCHLのテストプログラムです
09/7/4   [第268回]●LXI PUSH POP STA LDA XCHG SPHL DAD INX DCXのテストプログラムです●STAX LDAX CMA STC CMC SHLD LHLD NOPのテストプログラムです

2009.8.22upload

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