標準TTLだけ(!)でCPUをつくろう!(組立てキットです!)
(ホントは74HC、CMOSなんだけど…)
[第314回]
☆☆☆組立説明書の続きです。☆☆☆
●[9]STA、LDA、STAX、LDAX、XCHG、SPHL、PCHL、INX、DCX、XTHL、SHLD、LHLD、NOP命令回路
9−1. ICの取付け
下の表にしたがってICを取付けてハンダ付けをします。
ICには、向きがあります。 間違えないようによく注意しながら作業してください。
部品番号 | 部品名 | ピン数 |
IC5 | HC05 | 14 |
IC6 | HC126 | 14 |
IC7 | HC08 | 14 |
IC8 | HC05 | 14 |
IC12 | HC05 | 14 |
IC13 | HC05 | 14 |
IC21 | HC03 | 14 |
IC23 | HC03 | 14 |
IC24 | HC08 | 14 |
IC27 | HC08 | 14 |
IC28 | HC05 | 14 |
IC36 | HC03 | 14 |
IC39 | HC03 | 14 |
IC40 | HC03 | 14 |
IC44 | HC04 | 14 |
IC46 | HC04 | 14 |
IC49 | HC03 | 14 |
IC50 | HC03 | 14 |
IC59 | HC51 | 14 |
IC63 | HC32 | 14 |
IC64 | HC08 | 14 |
IC65 | HC05 | 14 |
IC76 | HC08 | 14 |
IC77 | HC03 | 14 |
IC82 | HC05 | 14 |
IC83 | HC05 | 14 |
IC93 | HC05 | 14 |
IC94 | HC08 | 14 |
IC95 | HC05 | 14 |
IC99 | HC05 | 14 |
IC100 | HC03 | 14 |
IC101 | HC03 | 14 |
IC111 | HC03 | 14 |
IC164 | HC03 | 14 |
IC201 | HC05 | 14 |
IC209 | HC03 | 14 |
IC210 | HC08 | 14 |
●9−2.集合抵抗の取付け
B11に集合抵抗(1KΩ5素子)を取付けてハンダ付けをします。
集合抵抗には向きがあります。
向きを間違えないように注意してください。
部品番号 | 部品名 | 表示、形状 |
B11 | 1Kx5 | 6pin,102 |
●9−3.抵抗の取付け
下の表にしたがって抵抗を取付けてハンダ付けをします。
抵抗の色コード表示については、T部品表のところで説明していますので、適宜参照してください。
部品番号 | 部品名 | 表示、形状 |
R1-3 | 100K | 茶黒黄金 |
R15-2 | 100K | 茶黒黄金 |
R18-2 | 100K | 茶黒黄金 |
●9−4.動作テスト
MYCPU80組立キットに付属しているACアダプタ型+5V電源のDCプラグを、MYCPU80基板の電源ジャック(J1)に接続して、電源本体のACプラグをACコンセントに差してください。
[注記]編集の都合で、動作テストの仕方については、「MYCPU80操作説明書」に記載していますので、そちらを参照してください。
●9−5.うまく動作しないときは
今回の作業でハンダ付けを行った個所のどこかに、ハンダ付けの不良、シヨート、ハンダの付け忘れ、あるいは部品の取付けミス(部品違い、逆差し)などがあると考えられます。
もう一度よく確認をしてみてください。
それでも解決しなかった場合は、どのような異常なのかをメールにて当社にご連絡ください。
メールを見させていただいた上で、さらにチェックしていただきたいポイントなどを、ご返事いたします。
☆☆☆以上が組立説明書からのコピーです☆☆☆
●組立作業をした部分の回路図です
今回の[9]STA、LDA、STAX、LDAX、XCHG、SPHL、PCHL、INX、DCX、XTHL、SHLD、LHLD、NOP命令回路の組立作業に関系する部分の回路図です。
リンクをクリックしてご覧ください。
MYCPU80回路図bP4
MYCPU80回路図bP7
MYCPU80回路図bP8
MYCPU80回路図bP9
MYCPU80回路図bQ0
MYCPU80回路図bQ1
MYCPU80回路図bQ4
MYCPU80回路図bQ6
MYCPU80回路図bQ7
MYCPU80回路図bQ8
それぞれの回路図で、赤色で着色した部分が今回実装したところです。
回路図の着色について
[第308回]の[注記2]をお読みください。
●シルク図にも色をつけました
組付けが済んだ部分が一目でわかるように、シルク図にも着色しました。
今回の作業部分は赤色で着色しています。
前回までの作業部分は灰色にしてあります。
シルク図をクリックすると、拡大画像を見られます。
拡大画像はサイズが大きい(約1.7MB)ので、インターネットの低速接続環境ではダウンロードに時間がかかります。ご注意ください。
●今までの着色シルク図を差し替えました
[第312回]の冒頭で、組立説明書の作成作業と並行して行っていた、シルク図の着色作業を最後までやったところ、未着色の部品がみつかりました、と書きました。部品表にオチがあったことがわかりました。ほかにも間違いがみつかりました。
下記の2点です。
(1) 作業[1]でC13に56pFセラミックコンデンサを実装するところが落ちていました。
(2) 同じく作業[1]でR60−2に100KΩを実装、にしているところはR60−3の間違いでした(R60−2は部品実装しない)。
当然のことながら、組立キットには校正後の正しい組立説明書をつけますが、ひょっとしてホームページの記事を参考にする場合も無いとは言えませんから、この2点についての過去記事を訂正しました。
記事の訂正は[第286回]と[第292回]だけで済みましたが、シルク図は過去の分全部が変わってしまいましたので、思い切って全部差し替えてしまいました。
図面の変更部分は各図ともわずか2箇所だけですけれど、直すには結構時間がかかってしまいました。
GIMPをベタホメにして、それに比べてペイントは…、というような書き方をしてきましたが、勿論ペイントもそれなりに使えるソフトです。組立説明書の説明図は、ほとんどペイントのみで描いたものです。
また今回の着色シルク図の修正作業もペイントを使いました(シルク図の着色作業はGIMPを使っています)。
全くの余談ですけれど…。
どこをどのように直したかと言いますと、その一例を示します。下の図の左が修正前で右が修正後です。
これは[第308回]の着色シルク図です。
R60−2の灰色を外して、R60−3を灰色にしています。
これ以後のシルク図も全部同様の修正を行いました。
この作業は、GIMPよりもペイントの方が適していると考えて、ペイントで行いました。
ペイントも使い方次第では結構便利なツールです。
まあ、○○とハサミは使い様、と言いますし…(あー、いかん。また悪口になってしまった)。
もしも過去の記事のシルク図をクリックしていただいたときに開く拡大シルク図の、R60−3が着色されていない場合には、ブラウザのキャシュが利いていて、古い画像が表示されています。
ブラウザの「ページを更新」ボタンをクリックするか、一度ブラウザ設定の「キャシュをクリア」をしてみてください。
●過去記事へのリンク
今回組立を完了した、[9]STA、LDA、STAX、LDAX、XCHG、SPHL、PCHL、INX、DCX、XTHL、SHLD、LHLD、NOP命令回路について説明をしている過去記事へのリンクをつけるようにしました。
回路図をご覧いただいて、「なんでこんな回路になっているんだ?」と思われたときなどには、ぜひご再読を。
08/9/11 [第64回]●STA命令とLDA命令●STA命令、LDA命令のタイミングチャートです●STA命令、LDA命令の回路図です
08/9/21 [第74回]●STA、LDA、JMP命令のクロック毎の動作を見ていきます●まずは、MVI A命令のクロック毎の動作の写真です●STA命令のクロック毎の動作の写真です
08/9/22 [第75回]●2回目のMVI命令の動作の写真(前回の続き)です●LDA命令のクロック毎の動作の写真です
08/10/3 [第86回]●STAX命令のクロック毎の動作の写真です●LDAX D命令のクロック毎の動作の写真です
08/10/8 [第91回]●XCHG命令の説明です●XCHG命令のタイミングチャートです●XCHG命令の回路図です
08/10/10 [第92回]●XCHG命令のクロック毎の動作の写真です
08/10/11 [第93回]●SPHL命令●PCHL命令●SPHL命令とPCHL命令のタイミングチャートです●SPHL命令とPCHL命令の回路図です
08/10/12 [第94回]●SPHL命令のクロック毎の動作の写真です●PCHL命令のクロック毎の動作の写真です
08/10/13 [第95回]●INX命令とDCX命令●INX命令、DCX命令のタイミングチャートです●INX命令、DCX命令の回路図です
08/10/15 [第96回]●DCX命令のクロック毎の動作の写真です●INX命令のクロック毎の動作の写真です●もう一度、INX命令のクロック毎の動作の写真です
08/10/21 [第100回]●XTHL命令●XTHL命令のタイミングチャートです●XTHL命令の回路図です
08/10/23 [第101回]●XTHL命令のクロック毎の動作の写真です●POP B命令のクロック毎の写真です
08/10/25 [第102回]●XTHL命令のクロック動作(T15)の異常の原因がわかりました
08/10/26 [第103回]●Qe出力について、タイミングチャートで説明します
08/10/29 [第104回]●LHLD命令●SP(スタックポインタ)を利用する●LHLD命令のタイミングチャートです●SHLD命令●SHLD命令のタイミングチャートです●LHLD命令とSHLD命令の回路図です
08/11/1 [第105回]●SHLD命令のクロック毎の動作の写真です●LHLD命令のクロック毎の写真です
09/2/7 [第156回]●STA、LDA、STAX、LDAX、XCHG、SPHL、PCHL、INX、DCX、XTHL、SHLD、LHLD、NOPの回路を実装しました●まずはXCHGとNOPのテストです(ついでにINR M、DCR MやMOV M,r、MOV r,Mも)●NOP命令●NOP命令のタイミングチャートと回路図です
09/2/8 [第157回]●タイマールーチンをつくりました●2.5msのタイマールーチン●2.5msタイマールーチンの説明●0.5secのタイマールーチン●タイマールーチンでのNOP命令の働き
09/2/9 [第158回]●タイマールーチンをCALLする、XCHG命令のテストプログラム●テストプログラムを実行中の写真です
09/2/10 [第159回]●INX命令のテストプログラム●テストプログラムを実行中の写真です
09/2/11 [第160回]●STA、LDA、STAX、LDAXのテストプログラム●テストプログラムを実行中の写真です
09/2/13 [第161回]●SHLD、LHLD、XTHLのテストプログラムです●INX命令の実行時間●その他の命令の実行時間●テストプログラムの実行時間
09/2/14 [第162回]●XTHLのテストプログラムを実行中の写真です●もう一枚、写真を撮りました●じつは、もう一枚写真を撮りました
09/2/15 [第163回]●SPHL、PCHLのテストプログラムです
09/2/17 [第164回]●前回のテストプログラムの説明です
09/2/18 [第165回]●SPHL命令とPCHL命令の実行時間●テストプログラムの実行時間●テストプログラムを実行中の写真です●もう一枚、写真を撮りました
09/7/4 [第268回]●LXI PUSH POP STA LDA XCHG SPHL DAD INX DCXのテストプログラムです●STAX LDAX CMA STC CMC SHLD LHLD NOPのテストプログラムです
2009.8.23upload
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