標準TTLだけ(!)でCPUをつくろう!(組立てキットです!)
(ホントは74HC、CMOSなんだけど…)
[第312回]

☆☆☆組立説明書の続きです。
ここのところ、ずっと組立説明書です。
退屈かも知れませんが、しばらく我慢してお付き合いください。
こうやって整理しながらUPすることで、けっこうミスの発見につながっています。
実際の作業としては、組立説明書と回路図、シルク図の着色はほぼ完了するところまできています。
シルク図を最後まで着色したら、塗り残したパーツがみつかりました。忘れ物です。
手間をかけた甲斐がありました。さかのぼって、シルク図の着色と組立説明書を修正中です。
多分、来週あたりから、基板の部品実装にとりかかることができそうです。☆☆☆

●[7]JMP、Jx命令回路
7−1. ICの取付け


下の表にしたがってICを取付けてハンダ付けをします。
[注意]HC238HC138HC283と名前がよく似ています。間違えないように注意してください。
ICには、向きがあります。 間違えないようによく注意しながら作業してください。

部品番号 部品名 ピン数
IC9 HC238 16
IC25 HC03 14
IC26 HC03 14
IC151 HC03 14
IC179 HC244 20
IC192 HC244 20
IC206 HC03 14
IC213 HC373 20


●7−2.集合抵抗の取付け

B29に集合抵抗(2.2KΩ8素子)を取付けてハンダ付けをします。
集合抵抗には向きがあります。
向きを間違えないように注意してください。

部品番号 部品名 表示、形状
B29 2.2Kx8 9pin,222


●7−3.抵抗の取付け

下の表にしたがって抵抗を取付けてハンダ付けをします。
抵抗の色コード表示については、T部品表のところで説明していますので、適宜参照してください。

部品番号 部品名 表示、形状
R3 1K 茶黒赤金
R49 1K 茶黒赤金
R51 1K 茶黒赤金
R64 1K 茶黒赤金
R65 1K 茶黒赤金


●7−4.コンデンサの取付け

 C9に0.1μFセラミックコンデンサを取付けてハンダ付け
をします。

部品番号 部品名 表示
C9 0.1μFセラミック 104


●7−5.発光ダイオードの取付け

下の表にしたがってLED(発光ダイオード)を取付けてハンダ付けをします。
LEDは実装密度が高くて抵抗など他のパーツと同じ文字サイズで部品番号を表示することができません。
小さい文字で番号のみを表示してあります。番号のほかに信号名も表示してありますが、略記してあるものも多いので、番号と合わせて取付け位置を確認してください。Rは赤色、Yは黄色、Gは緑色、の発光ダイオードです。
発光ダイオードには向きがあります。向きを間違えないように十分注意して取付けてください。

部品番号 信号名
187 Wksel Y
189 WKHrd Y
190 h7 R
191 h6 R
192 h5 R
193 h4 R
194 h3 R
195 h2 R
196 h1 R
197 h0 R
198 WKHwr G


●7−6.動作テスト

 MYCPU80組立キットに付属しているACアダプタ型+5V電源のDCプラグを、MYCPU80基板の電源ジャック(J1)に接続して、電源本体のACプラグをACコンセントに差してください。

[注記]編集の都合で、動作テストの仕方については、「MYCPU80操作説明書」に記載していますので、そちらを参照してください。

●7−7.うまく動作しないときは

今回の作業でハンダ付けを行った個所のどこかに、ハンダ付けの不良、シヨート、ハンダの付け忘れ、あるいは部品の取付けミス(部品違い、逆差し)などがあると考えられます。
 もう一度よく確認をしてみてください。
 それでも解決しなかった場合は、どのような異常なのかをメールにて当社にご連絡ください。
 メールを見させていただいた上で、さらにチェックしていただきたいポイントなどを、ご返事いたします。

☆☆☆以上が組立説明書からのコピーです☆☆☆

●組立作業をした部分の回路図です

今回の[7]JMP、Jx命令回路の組立作業に関系する部分の回路図です。
リンクをクリックしてご覧ください。

MYCPU80回路図bW
MYCPU80回路図bP1
MYCPU80回路図bP6

それぞれの回路図で、黄緑色で着色した部分が今回実装したところです。

回路図の着色について
[第308回]の[注記2]をお読みください。

●シルク図にも色をつけました

組付けが済んだ部分が一目でわかるように、シルク図にも着色しました。
今回の作業部分は黄緑色で着色しています。
前回までの作業部分は灰色にしてあります。

シルク図をクリックすると、拡大画像を見られます。
拡大画像はサイズが大きい(約1.7MB)ので、インターネットの低速接続環境ではダウンロードに時間がかかります。ご注意ください。


●過去記事へのリンク

今回組立を完了した、[7]JMP、Jx回路について説明をしている過去記事へのリンクをつけるようにしました。
回路図をご覧いただいて、「なんでこんな回路になっているんだ?」と思われたときなどには、ぜひご再読を。

08/9/8   [第61回]●JMP命令の説明です●話の順番として、JMP命令をデコードする回路です●2枚目の基板にある全命令のデコード回路です●JMP命令のタイミングチャートです
08/9/9   [第62回]●JMP命令の回路図です●2番目の基板にICを取り付けました
08/9/10  [第63回]●条件JMP命令●条件JMP命令(条件不成立のとき)のタイミングチャート●2枚目の基板に部品を全部実装しました
08/9/23  [第76回]●JMP命令のクロック毎の動作の写真です
08/10/4  [第87回]●条件JMP命令のクロック毎の動作の写真です●JZ命令のクロック毎の動作の写真です(1)●DCR A命令実行後のフラグの状態です●JNZ命令のクロック毎の動作の写真です(1)
08/10/5  [第88回]●JNZ命令のクロック毎の動作の写真です(2)●INR A命令実行後のフラグの状態です●JZ命令のクロック毎の動作の写真です(2)
08/10/6  [第89回]●JP命令のクロック毎の動作の写真です(1)●DCR A命令実行後のフラグの状態です●JM命令のクロック毎の動作の写真です(1)
08/10/7  [第90回]●JM命令のクロック毎の動作の写真です(2)●INR A命令実行後のフラグの状態です●JP命令のクロック毎の動作の写真です(2)
09/1/25  [第147回]●INR/DCRレジスタを実装しました●JMP命令の回路を実装しました●ワークレジスタがおかしい…
09/1/27  [第148回]●INR命令とJNZ命令を使ったプログラム●INR命令の実行時間●JNZ命令の実行時間●プログラムの実行時間
09/6/30  [第264回]●JMP、CALL、RET、PCHLのテストプログラムです

2009.8.21upload

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