標準TTLだけ(!)でCPUをつくろう!(組立てキットです!)
(ホントは74HC、CMOSなんだけど…)
[第315回]

☆☆☆組立説明書の続きです。
組立説明書もいよいよ終りに近づいてきました。
あと一息です。☆☆☆

●[10]IN、OUT、RLC〜RAR、STC、CMC、CMA命令回路
10−1. ICの取付け


下の表にしたがってICを取付けてハンダ付けをします。
ICには、向きがあります。 間違えないようによく注意しながら作業してください。

部品番号 部品名 ピン数
IC33 HC244 20
IC34 HC03 14
IC35 HC08 14
IC45 HC32 14
IC57 HC194 16
IC58 HC194 16
IC60 HC74 14
IC153 HC03 14
IC161 HC03 14
IC175 HC05 14
IC188 HC74 14
IC202 HC03 14
IC203-2 HC03 14
IC224 HC03 14


●10−2.集合抵抗の取付け

B8に集合抵抗(2.2KΩ8素子)を取付けてハンダ付けをします。
集合抵抗には向きがあります。
向きを間違えないように注意してください。

部品番号 部品名 表示、形状
B8 2.2Kx8 9pin,222


●10−3.抵抗の取付け

下の表にしたがって抵抗を取付けてハンダ付けをします。
抵抗の色コード表示については、T部品表のところで説明していますので、適宜参照してください。

部品番号 部品名 表示、形状
R9 1K 茶黒赤金
R59 1K 茶黒赤金
R63 10K 茶黒橙金
R85-2 100K 茶黒黄金


●10−4.発光ダイオードの取付け

下の表にしたがってLED(発光ダイオード)を取付けてハンダ付けをします。
LEDは実装密度が高くて抵抗など他のパーツと同じ文字サイズで部品番号を表示することができません。
小さい文字で番号のみを表示してあります。番号のほかに信号名も表示してありますが、略記してあるものも多いので、番号と合わせて取付け位置を確認してください。Rは赤色、Yは黄色、Gは緑色、の発光ダイオードです。
発光ダイオードには向きがあります。向きを間違えないように十分注意して取付けてください。

部品番号 信号名
30 RregRD Y
31 r7 R
32 r6 R
33 r5 R
34 r4 R
35 r3 R
36 r2 R
37 r1 R
38 r0 R


●10−5.動作テスト

MYCPU80組立キットに付属しているACアダプタ型+5V電源のDCプラグを、MYCPU80基板の電源ジャック(J1)に接続して、電源本体のACプラグをACコンセントに差してください。

[注記]編集の都合で、動作テストの仕方については、「MYCPU80操作説明書」に記載していますので、そちらを参照してください。

●10−6.うまく動作しないときは

今回の作業でハンダ付けを行った個所のどこかに、ハンダ付けの不良、シヨート、ハンダの付け忘れ、あるいは部品の取付けミス(部品違い、逆差し)などがあると考えられます。
もう一度よく確認をしてみてください。
それでも解決しなかった場合は、どのような異常なのかをメールにて当社にご連絡ください。
メールを見させていただいた上で、さらにチェックしていただきたいポイントなどを、ご返事いたします。

☆☆☆以上が組立説明書からのコピーです☆☆☆

●組立作業をした部分の回路図です

今回の[10]IN、OUT、RLC〜RAR、STC、CMC、CMA命令回路の組立作業に関系する部分の回路図です。
リンクをクリックしてご覧ください。

MYCPU80回路図bQ0
MYCPU80回路図bQ1
MYCPU80回路図bQ4
MYCPU80回路図bQ9
MYCPU80回路図bR1

それぞれの回路図で、レモンイエロー色で着色した部分が今回実装したところです。

回路図の着色について
[第308回]の[注記2]をお読みください。

●シルク図にも色をつけました

組付けが済んだ部分が一目でわかるように、シルク図にも着色しました。
今回の作業部分はレモンイエロー色で着色しています。
前回までの作業部分は灰色にしてあります。

シルク図をクリックすると、拡大画像を見られます。
拡大画像はサイズが大きい(約1.7MB)ので、インターネットの低速接続環境ではダウンロードに時間がかかります。ご注意ください。



●過去記事へのリンク

今回組立を完了した、[10]IN、OUT、RLC〜RAR、STC、CMC、CMA命令回路について説明をしている過去記事へのリンクをつけるようにしました。
回路図をご覧いただいて、「なんでこんな回路になっているんだ?」と思われたときなどには、ぜひご再読を。

08/11/4  [第106回]●IN命令とOUT命令●メモリ空間は16ビットですがI/Oは8ビットです●メモリとI/Oがぶつかってしまわない理由●IN命令とOUT命令はAレジスタだけ●IN命令とOUT命令のタイミングチャートです●IN命令とOUT命令の回路図です
08/11/7  [第107回]●IN命令とOUT命令の動作テスト●I/Oといえば82C55が定番です●82C55の簡単な説明です●動作テストプログラムです
08/11/8  [第108回]●テスト用回路の構成●メモリアドレスは下位8ビットだけ?
08/11/10 [第109回]●OUT命令とIN命令のクロック毎の動作の写真です
09/2/20  [第167回]●STC、CMCの回路も実装していました●STC、CMCのタイミングチャートです●STC、CMCの回路図です
09/2/22  [第168回]●RLC、RRC、RAL、RARの各命令の説明です●RLC、RRC、RAL、RARのタイミングチャートです●RLC、RRC、RAL、RARの回路図です●74HC51のデータシート(部分)です●74HC194のデータシート(部分)です
09/2/23  [第169回]●RLC、RRC、RAL、RARの回路図の説明です
09/2/24  [第170回]●RRC、RAL、CMC、STCのクロック毎の動作の写真です
09/2/25  [第171回]●RAL、CMC、STCのクロック毎の動作の写真です
09/4/21  [第209回]●CMA命令の回路の説明です●CMA命令の回路図です●CMA命令のタイミングチャートです
09/4/22  [第210回]●CMA命令の回路の説明の続きです
09/4/23  [第211回]●CMA命令のクロック毎の動作の写真です
09/6/29  [第263回]●RLC、RRC、RAL、RARのテストプログラムです●あれぇ?エラーが出てる?●そうか、わかったぞ!
09/6/30  [第264回]●JMP、CALL、RET、PCHLのテストプログラムです
09/7/1   [第265回]●前回の補足です●余談の続きがありました。ブレークポイントのお話です
09/7/2   [第266回]●割込みを使わないブレークの方法●作業の進捗状況です
09/7/3   [第267回]●あと少しだけ、前回の補足説明です●図面のチェック作業は完了しました
09/7/4   [第268回]●LXI PUSH POP STA LDA XCHG SPHL DAD INX DCXのテストプログラムです●STAX LDAX CMA STC CMC SHLD LHLD NOPのテストプログラムです

2009.8.24upload

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