2010.11.27
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標準TTLだけ(!)でCPUをつくろう!(組立てキットです!)
(ホントは74HC、CMOSなんだけど…)

[第672回]

●Windows7が正規品ではない?(その3)

前回、前々回に書きましたように、正真正銘の正規品であるにもかかわらず、突然に「このWindows7は正規品ではありません(つまりぶっちゃけて言うならば、不正コピー品である)というメッセージが突然に表示されてしまいました。
Windows7は32ビット版と64ビット版の両方を持っておりまして、その両方ともを同じパソコンの同じハードディスクにインストールしてあります。
いわゆるマルチブート(デュアルブート)です。

「正規版ではない」というメッセージが表示されたのは32ビット版で、それはクローンディスクから起動したWindows7(32ビット版)ともとのハードディスクから起動したWindows7(32ビット版)のいずれも、ほぼ同時期に同じように表示されました。
しかし同じハードディスクに同じようにインストールしてあるWindows7の64ビット版では、全く表示されませんでした。

32ビット版も64ビット版も特に変わったことはしていないはずだが…。
当初はそのように思ったのですけれど、しかしよくよく考えてみますと、そういえば、なにかおかしなことをやったような…という気がします。
で。
過去の記事を読み直してみましたら、おかしなことをやっておりました。
Windows7(64ビット版)は、新しく組んだパソコンのハードディスクにインストールしました。
そのハードディスクはいまどきのSATAです。
ところでいろいろトラブルがあってインストール途中でこけてしまってそのままになっていたWindows7(32ビット)は、昔のATA(IDE接続)タイプのハードディスクにインストールするしかありませんでした。
というのも、SATAタイプの手持ちはWindows7(64ビット版)をインストールしてしまった1台しかなくて、あとは旧式のATAしか持ち合わせていなかったからです。
ところがどういうわけか、新しく組んだパソコンに、そのATAタイプのハードディスクを接続してそこにWindows7(32ビット)をインストールしようとしても、途中でこけてしまいます。
そこでなぜなのかを確認するという目的もあって、Windows98とWindows2000をマルチブートにして使っている古いパソコンに、インストール途中でこけてしまったハードディスクを接続してみました。
もちろんWindows98とWindows2000のハードディスクは外しておいてです。
すると意外にも、Windows7(32ビット)がそのパソコンで立ち上がってしまったのです([第614回])。
実はこの作業はほんのテストのつもりだったのですが、このときうっかりして、

□いますぐインターネットで認証する

にチェックが入ったまま[OK]をクリックしてしまったのでした。
つまり仮に接続しただけのつもりのもので認証手続きをしてしまったのでした。
あ。しまった。
と思ったときには、既に手遅れで、
ようこそ
が表示されてしまいました。

さて問題はそのあとなのです。
[第616回]で、こんどは新しく作ったパソコンの、既にWindows7(64ビット)がインストール済みのハードディスクにデュアルブートで、そのWindows7(32ビット)をインストールしてしまいました。
自分でもこれはヤバいと思いましたよ。
だって、ハードディスクもマザーボードもCPUも何なら何まで全部違ってしまったんですから、そりゃあヤバいでしょう。
むむ。
こりゃあ、ちょっと、認証手続きは取れないわなあ。
と思っていたのでありますが、まあ、人間トシは取りたくないもので、
またもや、ついうっかりと、

□いますぐインターネットで認証する

をやってしまいました。

わっ。
しまった。
どーしよう。

と思ったのでありますが。
はて?
なにごともなくWindows7(32ビット)が、新しいパソコン上で立ち上がってしまったのでした。
そのときは、あれえ?
と思ったのでありますが、
まっ、いいか。
ということで、ずっとそのままできてしまいました。
あ。古いハードディスクにインストールしたWindows7(32ビット)は、もちろん消してしまいましたよ。

それが、いまごろになって、「正規品ではありません」だなんて、ねえ。
そんなこといわれたって、正規品なんですから。
2010.11.27upload

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