トランジスタでCPUをつくろう!
トランジスタで8080をつくってしまおうというまさにびっくり仰天、狂気のプロジェクトです!
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見事にできましたら、もちろんTK−80モニタを乗せて、それからBASIC、CP/Mを走らせましょう!
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[第215回]
●命令デコード回路(17)DECODE4とDECODE1、DECODE2の接続
前回説明しましたようにDECODE4はDECODE1とDECODE2の出力信号を論理ゲート回路の入力信号とすることで命令回路をアクティブにする信号を出力します。
DECODE4はDECODE3の論理ゲート回路部分と同じ構成で、DECODE3にあったようなDECODE5のためのセレクト回路は搭載していませんから、ちょっと考えるとDECODE4とDECODE1、DECODE2との接続は[第210回]のDECODE3とDECODE1、DECODE2との接続でDECODE3をDECODE4に置き換えるだけでよいように思えます。
しかし回路図をよくよく確認すると、DECODE4はDECODE3よりも入力信号が複雑であることがわかります。
さらにDECODE3の出力信号がY0〜Y7であるのに対してDECODE4ではY0〜Y7のほかにY8〜Y11と増えています。
そのこともあって[第210回]では+5V供給のためにDECODE3のCN3に接続していたCポートからの10pinケーブルコネクタはDECODE4ではCN6(Y8〜Y11出力コネクタ)に接続します。
Cポートはその出力信号を受けるため入力モードに設定します。
そのほかにもDECODE4の接続はDECODE3とは異なっているところがありますが、それについては後で説明します。
まずは82C55との接続図です。
[第210回]ではCポートからのケーブルは単に+5Vを供給するためだけにDECODE3のCN3に接続しましたが、今回の接続では上で説明しましたようにCポートからのケーブルをDECODE4のCN6と接続します。
今回は+5Vを供給することのほかにY8〜Y11の出力を入力するためにもCポートを利用します。
動作テストをするためにND80Z3.5の82C55入出力コネクタと接続する部分を含めた接続図も[第210回]の図とは異なります。
DECODE4は論理ゲート入力信号としてDECODE1、DECODE2からの出力信号のほかに命令コードの特定ビット(OP3、OP3_、OP5)を使うものがあって、その信号はDECODE1の20pinコネクタに出力されています。
そのため[第212回]で使ったコネクタボードを利用して上の図の接続にします。
動作テストを行なうためにND80Z3.5、DECODE1、DECODE2、DECODE4を接続しました。
左側がDECODE1で中央がコネクタ基板、右上がDECODE2で右下がDECODE4です。
DECODE1とDECODE2を20pinコネクタケーブルで接続しています。
下方に見えるのは試作版のND80Z3.5です。
26pinコネクタケーブルの26pin側をND80Z3.5の82C55入出力用コネクタに接続しています。
ケーブルの反対側は3本に分けてそれぞれ10pinコネクタを取り付けて、DECODE1とDECODE4に接続しています。
トランジスタでCPUをつくろう![第215回]
2020.4.10upload
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