トランジスタでCPUをつくろう!
トランジスタで8080をつくってしまおうというまさにびっくり仰天、狂気のプロジェクトです!
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見事にできましたら、もちろんTK−80モニタを乗せて、それからBASIC、CP/Mを走らせましょう!
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[第29回]
●A1015NAND回路
[第21回]の前後で書きましたように、BS250を使う代わりに2SA1015を使うという、ある意味奇抜な着想が意外に使えそうという感触を得ましたので、基本的にはトランジスタ版MYCPU80ではそのA1015の回路を積極的に使っていきたいと思います。
[第21回]では、その基本型としましてインバータ(NOT)回路を使って説明や実験をいたしました。
同じ考えはNAND回路にも応用できそうです。
2N7000とBS250を使ったふつうのMOSFETのコンプリメンタリ回路によるNAND回路は[第14回]で説明をしました。
下がそこで説明をしましたNAND回路です。
そして上の回路のBS250を2SA1015に置き換えると下の回路になります。
2SA1015を使うという案を思いついた当初は、NAND回路は当然上の回路でいくつもりだったのですが。
この回路ならば、ひょっとしてA1015は2個も要らないのではないか、という考えが頭をかすめました。
●A1015は1個でいける!
こういう局面ではアナログ素子としてのバイポーラトランジスタは非常に便利な石だと思います。
こんな回路を思いついてしまいました。
思いついただけでは絵に描いた餅です。
実際に作って試してみなければいけません。
さっそくいつものようにジャノ目基板に組み付けました。
真上からだとトランジスタがかまぼこにしか見えませんね。
ちょっと斜めから撮りました。
あちらを向いているのがA1015で2つ並んでいるのが2N7000です。
本日は時間がなくなってしまいましたので、この回路を使ってテストをした結果につきましては次回にご報告いたします。
トランジスタでCPUをつくろう![第29回]
2015.4.4upload
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