トランジスタでCPUをつくろう!
トランジスタで8080をつくってしまおうというまさにびっくり仰天、狂気のプロジェクトです!
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見事にできましたら、もちろんTK−80モニタを乗せて、それからBASIC、CP/Mを走らせましょう!
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[第356回]
●74HC175
ジャノメ基板に手ハンダで配線をするというのはなかなかに面倒な作業です。
1本でも配線を減らしたいと思うのが人情です。
何かよい方法がありそうということでちょいと考えておりましたら、ひょっとしたら使えそうなICがあったはず、という考えが浮かびました。
おお。
いいICがあるじゃありませんか。
74HC175です。
[出典]Texas Instruments Incorporated,SN74HC175 Datasheet
74HC74は1個のICに独立した2個のD−FFが入っています。
74HC175は1個のICにD−FFが4個入っています。
CLRとCLKは共通でプリセットはありません。
今回の回路ではプリセットは不要です。
おまけに今回の回路ではCLRもCLKも共通です。
なんと、おあつらえ向きのICじゃありませんか。
こんな回路図になりました。
74HC74を使った回路ではD−FFがずらりと4個並んでいたのですが、そこのところが74HC175だけで済んでしまいました。
とりあえずTクロック回路だけをジャノメ基板に組んでみました。
上は[第353回]で作った74HC74を使ったTクロックのテスト回路基板で下は今回作った74HC175を使ったTクロックのテスト回路基板です。
下は基板裏側です。
先に作った74HC74回路と比較すると少しですけれど配線が減りました。
次回は今回作成した74HC175回路基板の出力波形をCPLDロジアナで確認してみます。
トランジスタでCPUをつくろう![第356回]
2021.5.25upload
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