2015.4.26
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トランジスタでCPUをつくろう!
トランジスタで8080をつくってしまおうというまさにびっくり仰天、狂気のプロジェクトです!
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見事にできましたら、もちろんTK−80モニタを乗せて、それからBASIC、CP/Mを走らせましょう!
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[第49回]


●BS250について

前回、状況を整理しましたところ、さっぱりわけがわからんぞ、という結果になってしまいました。
なんともわかりにくいお話の展開で、本当に申し訳ありません。
もうすこしすっきり話を運ぶことができると思っていたのですが。
とにかく大詰めまできておりますので、いましばらくご辛抱いただいてお付き合いをお願いいたします。

前回はBS250についてはお話がややこしくなるので後回しにします、と書きました。
しかし、この先のお話の進め方についてちょっと考えてみましたら、やっぱりBS250については先に片付けておいたほうがよいように思えましたので、ここでBS250についてまとめておくことにいたします。

果たしてBS250はシロなのか、それともグレーなのか、はたまた本当はクロなのか、という点についての考察です。
出力パルスがHに跳ね上がるような形ですから、発生源はBS250ではないか、と真っ先に考えました。
しかし、その後に明らかになった事実から考えると、実はBS250がクロであるわけはなかったのです。
その根拠は前回もお見せした、下のタイミングチャートです。

すでに説明しましたように、上側の入力に125KHzを入力して、下側の入力に250KHzを入力するとタイプAの出力になります。
逆に上側の入力に250KHzを入力して、下側の入力に125KHzを入力するとタイプBの出力になります。

それでは回路図を見てください。

2つの入力端子とBS250のゲートとはどちらもコンデンサでつながっています。
BS250の入力回路として考えると、2つの入力は全く同じなので、上側の入力信号と下側の入力信号を入れ替えても出力が変わることはありえないということは明白です。
ならば、BS250は全くのシロということになります。
つまり本件に関しては、BS250は全く関与していないと考えられます。
もともと[第41回]でBS250だけで行なったテストによって、BS250が関与していないことは、すでに実証されていたのでした。

さてそうしますと、結局残るのはやっぱり2個あるうちの上側の2N7000のみということになってしまいます。
すると、前回もお見せしたこの回路に行き着きます。

次回、意外なことが明らかになります。

トランジスタでCPUをつくろう![第49回]
2015.4.26upload

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