トランジスタでCPUをつくろう!
トランジスタで8080をつくってしまおうというまさにびっくり仰天、狂気のプロジェクトです!
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見事にできましたら、もちろんTK−80モニタを乗せて、それからBASIC、CP/Mを走らせましょう!
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[第52回]
●解決編です
長々と書いてきましたがやっと解決編です。
今回、意外な事実が明らかになります。
あるいはもうすでに全てお分かりになった方もいらっしゃるかとは思いますが。
前々回、前回と2回にわたって説明しましたように、問題の出力パルスは2N7000から出されていたのでした。
ちょっと見にはなにも出力されそうにない回路なのになぜか入力パルスに同期してパルスが出力されることが明らかとなりました。
しかもそれは2N7000だけではなくて、BS250でも全く同じ出力パルスが確認されました。
なぜそんなことがおきるのでしょうか。
その理由を説明する前にちょっとこちらの画像を見ていただきましょう。
だって。
これって前々回、前回に見た2N7000かBS250の出力パルスでしょ。
ところがですね。
よく似ていますけれど。
実は、全く違うのです。
念のために、2N7000とBS250の出力パルスももう一度見ていただきましょう。
こちらが2N7000の出力パルスです。
そしてこちらがBS250の出力パルスです。
みんなよく似ていますよねえ。
でも。
今回、一番上のところで見ていただいた画像は、MOSFETでもバイポーラトランジスタでもなくて。
これなのです。
前々回、前回の回路のMOSFETをコンデンサに置き換えて試してみたのでした。
なんとMOSFETはコンデンサだったのでした(誤解を招く表現をお許しください)。
実は。
このことにつきましては、もうかなり前、[第18回]で書いておりました。
この時点では、まさか後になってこんな展開になるとは想像もしていなかったのでありますが、今になってみますと、しっかり伏線になっていたのでありました。
トランジスタでCPUをつくろう![第52回]
2015.4.30upload
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