映画

感想 02年上期 01年下期 01年上期 2000年下期 サークル案内 広島映画案内 表紙へ

日付 映画名 映画館 観た感想を一言
2002年6月 ワンス&フォーエバー 宝塚会館 1965年ベトナム戦争の初期。メル・ギブソン。戦争映画だね、という感想です。はでな銃撃戦は戦争というより西部劇を連想させる。ベトナムで多くの死者を出したこの戦い。両者の指揮官が格好良すぎる。戦争そのもが悪である。いつも同じテーマが流れている気がする。
マジェスティック スカラ座 マジェスティックという映画館の名前。
1950年代、記憶を無くした青年が、ある町でこの映画館を立て直すというドラマ。戦争による人々の痛手は映画そのものに希望を託すところもある。ロマンチックでもあり、ドラマチックでもある。人の何かにすがりたい気持ち、それが希望かもしれない。
小林サッカー 名画座 小林拳でサッカーをする。その拳法の技が人間離れしている。かなり漫画っぽいが面白さ溢れる映画である。はまる人が多い。昨今なにも考えず笑えるというものは貴重かもしれない。
サウンドオブサイレンス 朝日会館 またもや誘拐事件。
今回は精神科の先生が事件とかかわる。自分の子供が誘拐され、患者の少女の謎解きが始まる。かなり凝った作りである。推理小説の好きな人にはお勧め。
アトランティスのこころ 東洋座 少年時代の思い出。
大人になってから故郷に戻り、その人物の回想で物語りは進む。近所に越してきた人はエスパーだった?少年時代の生活とその人物とのかかわりに思いをはせる。どこまでが真実か?子供の目は大人と違う世界を見ていたのかもしれない。
2002年5月 スパイダー 宝塚会館 誘拐犯人と刑事との駆け引きの設定。要人の子供を誘拐する犯人。犯行はゲームのように流れる。事件は知恵比べ。最後はどんでん返しを用意している。テンポがあって面白い。大作でないところも良い。製作費用をかけるだけが映画ではない。
スパイダーマン 宝塚会館 ふとしたアクシデントで超能力を身につける。スパイダー、蜘蛛のような能力。壁を登り、糸を自由に操る。超能力を身につけた青年は悪と戦う。まるでスパーマンだね。なぜか勧善懲悪。ヒーローはいつでもどこでも同じ設定ですね。これこそポップコーンを食べながら見る映画です。
こころの湯 映画サークル例会290回 ’99年中国映画。
北京の下町、銭湯が舞台。親と子が銭湯を経営しながら、そこに訪れる客との毎日の生活にふれる。その温かみある生活が、これぞ下町という感じをいだかせてくれます。垢すり等があるにせよ、裸で湯につかる様子は日本の銭湯と同じである。昔の懐かしい思いをさせてくれます。
陽だまりのグランド 東洋座 少年野球のコーチをして、だめ人間が目覚めるというストーリー。ただし、野球チームがスラムの子供達のため、問題が山積み。それでも野球をしたい子供の心は純真。思わず、「ほろっ」ときます。スポーツの中でも野球はドラマを作りやすいかも。
キューティブロンド アルパーク ブロンド娘の目のさめるような活躍。彼氏のために、ハーバートへ進み、法律を学ぶ。おまけに本当の事件まで解決するという、出来すぎた話。単純明快サクセスストーリー。周りを明るくさせてくれることは間違いない。
2002年4月 アザーズ 名画座 幽霊の出る家、という設定で物語が始まる。音がする、子供の泣き声が聞こえる。娘は幽霊を見たという。母親として厳しい躾を選択する(父親は戦争に出たまま)。見えないものとの格闘に、だんだん精神的に追い込まれて行く。物語の終盤、じつは、・・・・・であった。という、謎解きになる。オカルト物は好きな方ではないが、世間はまだまだ根強い人気がある。
光の旅人 宝塚会館 K-PAX。宇宙人を自称する男が駅に現れる。たまたま精神病院に入れられるが、本人の不思議な行動により医者は戸惑わされる。ビューティフルマインドでは主人公の妻が鍵を握っていたように、ここではこの医師が物語を進める。このK-PAX星人の謎はどこにあるか?謎解きが面白い。
ビューティフルマインド 宝塚会館 後からじわりとくる映画である。天才数学者にして暗号解読にすごい能力を持つ主人公。実は精神分裂症であった。ノーベル経済学賞を66歳で受賞する。回復するかどうか、奥さんの理解が良い方向にすすむ。華々しさはない。それでも観客の皆を引きつける魅力がある。
ミスター・ルーキー 宝塚会館 現在大阪ではこの映画で客が六甲下ろしを合唱すると言う。阪神がそれだけすごい。阪神ファンはたまらんでしょうね。この映画では、長嶋一茂が良くがんばっている。それだけに楽しい映画に仕上がっている。後味の良い映画だね。お勧めです。野球の好きな人も、そうでない人も楽しめるよ。
2002年3月 シッピングニュース 名画座 港の巷のニュースを作る、新聞記者のちょっと変わった物語。雪が何時消えるのか分からないぐらいの酷寒の地。帰ったきた故郷は懐かしいだけでなく、厳しいところであった。ドラマは伝説のようなかなり風変わりな撮り口である。それにしても生活の力強さを感じる。田舎の生活は(ここでは漁師町であるが)本来はこれが当然だろう。
アメリカンスイートハート 宝塚会館 劇中劇がある。映画にも、映画を作っているところを映画にすることがある。本編はそんな風な撮り口である。コメディタッチでそれなりに面白い。ただ業界人のみに受けるような気がする。ドラマは非日常性を感じるから見ていて楽しい所がある。今日の客は、4名。現実はこうですよ、映画関係者さん。
エネミーライン 宝塚会館 本映画のアメリカの戦争は湾岸戦争を思い出す。最近のアフガンもそんな映像が流れる。近代戦はハイテク兵器ばかりではないだろう。映像が先行している気がする。今回でも、ファントムの乗員が撃墜されて脱出した後の活動を、例の人工衛星の映像は、個人が識別できるのである。思わずテレビゲームの押しボタンで操作できるような錯覚にとらわれる。戦争だろ?本当かな?
ロードオブザリング アルパーク この種類の冒険映画はどうしても、インディージョーンズを思い出す。最近はハリーポッターがあたり、この時期は本当にタイムリーである。先週の映画(時代劇)と違って、並んで入るのだから良いよね。冒険活劇面白い。3時間の大作は感じさせなかった。ただ、日本人の好きな、最後の盛り上がりのところが、残念ながら、尻切れとんぼで終わってしまった。後ろの席から、「うそー、これで終わり?休憩じゃないの!続きはいつあるの!」。分かる気がしたエンディングでした。
助太刀屋助六 宝塚会館 喜劇タッチで時代劇。シーンが黒沢明監督を思い出される。少し真似をしているのか、意識しているだけか。宿場町での助太刀カット。それなりに面白い。自分はそう思えるけれど、他の人はどうかね。観客、5人。今、何故に時代劇?忠臣蔵でもあるまいし、助太刀のテーマの必然性もないし。不思議である。作る側と見る側とのギャップがあるのかな。観客は冷たいものだから、簡単には見てくれない気がする。
2002年2月 キリング・ミー・ソフトリー 朝日会館 激しい愛は異常と紙一重。R-18は暴力またはSEXシーンのどちらか。この映画のような異常さは日本映画ではお化けになってしまって昔から難しい。イギリスが舞台だがこのように描ききることが素晴らしい。
ラットレース 名画座 車のチキンレースを思い出す。目標地点まで早く着いたものが勝ち。ルールは簡単。ただ昔と違って、交通機関は何でもいい、としたから、しょっぱなから飛行場を事故で動かなくさせる、という無理な設定から始まっていた。まあ、どたばた喜劇、設定は何でも良い。笑いがあれば何でも良いのかもしれない。こうゆう定番の笑いもたまには面白い。
あの娘と自転車に乗って 映画サークル例会288回 98年、キルギスタン・フランス合作映画。
キルギスの生活が感じられるそんな作品。やっと出来た映画はほのぼのとした映画に仕上がっていた。少年の思春期を生活とともに伝えている。自転車に彼女を乗せる、それも後ろの荷台をわざと取り、子供ように前に乗せる。ものは無いけれど、青春のデートは何もいらない、どこの国でも一緒だね。
オーシャンズ11 ルーブル ラスベガスの金庫を狙う泥棒。べガス中を30秒でも停電させる装置にはビックリ。べガスはホテル中テレビカメラだらけ。誰かがどこかで監視している。このテレビカメラにビデオをしかけるトリックは目新しいわけではないが、見えるものには人間は簡単に引っかかる。見えるものは信じてしまう。メインテーマが見えないけれど、まあまあの出来です。
2002年1月 アメリ サロンシネマ 口コミで観客が多くなる。それも記録になるほど。フランス映画。
1人の少女の恋愛をテーマとする。日常の出来事をコミカルに描く。変わった女の子、の印象を受ける。こんなところが現代の女性に受けるようだ。
シュレック アルパーク たまにはアニメ(CGかもしれないが)も面白い。日中早いうちに見に行ったせいかもしれないが、久々に並んで映画館に入る。6割でも埋まるぐらいでも映画館がにぎやかになる。子供連れの人が多いのも、熱気に溢れる。寒いとき、天気が悪いとき、ここのデパートは人が多くなる。みんな身近なところで休みの行楽か?
バンディッツ ルーブル ブルース・ウイルスの銀行強盗。
銀行の責任者を誘拐して、翌日の朝に同行してお金を盗んで逃げる、「お泊り強盗」。名前からして笑ってしまう。世間は泥棒をヒーローとする。映画の楽しさが一杯。淀川さんのセリフを思い出す。「映画って本当に面白いですね」