SNOOPY

No.19
ドーナツ
No.18
バレンタイン
No.17
宝石
No.16
表紙へ

21世紀へ伝えたい宝物
      企画・制作 朝日新聞社

No.18 バレンタイン

もしこのキャンディを例の赤毛の子にあげたら、笑い飛ばされるんじゃないかなぁ… この木陰に隠れてれば、彼女が来てぼくの手からとってってくれるかな… 愛は人に奇妙なことをさせるもんだね…
チャーリー・ブラウンが憧れ続けている子と言えば、ある赤毛の女の子。ところが、彼は彼女を遠くから眺めているだけで、プレゼントをあげるどころか、声を掛けることすらできません。
バレンタインは、そんな片思いのひとや恋人たちを応援する日。しかし、それだけではな く、日ごろから感謝していたり、すてきだなと思っているひとと、年代にかかわりなく、だれもが心を通わせ合うチャンスでもあるのです。たとえば、普段、何かと手助けをしてくれる仕事仲間や友人に。毎朝、元気なあいさつをくれるあの人へ。いつも頑張っている後輩へのエールとして。そして、もちろんお疲れ様のひと言を添えて、だんな様にも...。
20世紀に始まり、日本流のアレンジですっかり人々に親しまれるようになったバレンタイン。誕生日やクリスマスほどプライベートではなく、お歳暮やお中元ほどフォーマルではない。そんな日だからこそ、21世紀にはもっとすてきな活用法をみつけませんか。