
utsunomiya now vol.2
text by 野坂たま子
栃木のとちの木
JR宇都宮駅から西にむかう道路、通称「駅前大通り」。ここの街路樹は、栃木県の県木・とちの木です。
初めて訪れた人は、いよいよ栃木県にやってきたぞ、と実感することでしょう。
初夏の頃、それはそれはきれいなうす紫の花をつける、この栃木のとちの木なのですが、実は街路樹
には全く適していません。と私は思います。何しろはっぱが大きくて、生い茂る季節には、交通標識や信
号のジャマになり、運転者には非常に厄介。秋には、色鮮やかに紅葉するわけでもなく、ただ茶色に枯
れるだけ。道路にガサガサと大きな落ち葉が散らかって、美しくないんですねえ、街並みが。商店街の人
も掃除がたいへんそうです。
当地の特色を表すような街路樹を選ぶのだとしたら、とち木県といえども宇都宮市は…、やっぱり「樫の木」
でしょうよ。
と思っている人が、私のほかにもいるだろうか。
野坂たま子
つづく
※HP掲載にあたり、オリジナル原稿より改行位置変更させて頂きました。(「樫の会」HP管理人)
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雑学トチギ
なぜ「とちぎ」という名がついたのか?とちの木がいっぱい生えてるので「とちぎ」というのは単純過ぎる
ような木、いや気もするが、一番説得力があると思われるのがその昔、と言っても相当な昔、命令により
下毛野国を治めていた豊城入彦命(とよきいりびこのみこと)という人が,自分の故郷(和歌山)を懐かしみ、
遠くはなれたふるさとみたいだとつぶやいたといわれ、その「遠津紀国(とほつきのくに)」というのが「と
ちぎ」となったという説がある。
※初稿は2002.10にアップ
※リニューアルに伴い、2004.07再アップ