杉本さん中日新聞三重版を飾る! (97/04/25)
4月24日付中日新聞朝刊に前述の杉本さんの優勝を報じる
記事が掲載されましたので、中日新聞四日市支局の了解を得てここに転載します。
四日市市富田一丁目の酒店経営杉本静彦さん(38)が、日本ソムリエ協会主催の「第二
回ワインアドバイザー全国選手権大会」で優勝した。二年前の第一回大会では、津市柳山津
興の酒店経営長田康二さん(37)が優勝しており、連続して県内のワインアドバイザーが
全国の頂点に立った。
ワインアドバイザーは、日本ソムリエ協会(事務局東京)の認定資格。ワインの蔵元や輸入
業者、酒店の関係者らが、扱うワインを的確に解説できることを示すため、この
資格を取得するケースが多い。テーブルでワインを注いで解説するソムリエとは、
ボトルを開けずに解説して販売する点が違う。全国に約三千三百人いる。ワインアドバイザー
全国選手権大会は、アドバイザーだけが参加でき、二年に一度の開催。今年は全国から
二百六十六人が申し込み、一、二次予選、準決勝を経て、六人が決勝進出した。
決勝大会は、今月二十日に大阪市内のホテルで開かれた。杉本さんは前回、長田さん
に次ぐ二位で、再挑戦で栄冠をつかんだ。利き酒、仮想客への接客、テーブルセットづくり
などを、約千人の観客の前で行い、七人の専門家が審査した。
日本ソムリエ協会は杉本さんについて「すべての点で良かったが、知識に偏ることのない
好感の持てる態度で、ワインに対する情熱が、審査員に通じたのではないか」と評した。
杉本さんは「ワインアドバイザーの行き着くところは、いかにお客さんに満足してもらえるか、
だ。優勝はすごくうれしいが、おごることなく、もっと勉強し、多くの人にワインのよさを
伝えたい」と話した。(中日新聞4月24日朝刊より)
