2016.10.6
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マイコン独立大作戦
CRTインターフェースボードの製作

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WindowsパソコンにUSB接続して使う現行方式はそれなりに便利ではありますが、ときとしてWindows
のしがらみから開放されて、小さいながらも独立した一個のパソコンとして機能したいと思うこともあります。
昔はそれが普通のことだったのですが、安価なCRTディスプレイが生産中止となって久しい今日ではそれ
は叶わぬことと諦めていたのですが…。
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[第30回]


●ND80ZVの10pinコネクタ

前の回でも何回か書いておりますように、ND80ZVにはメモリを増設するために必要な上位アドレスA8〜A15を外部に取り出すためのコネクタがありません。
またMREQ、MEMR、MEMWもありません。
そのままではND80ZVにはせっかくのCRTインターフェースボードを接続することはできません。
当初はなんとか工夫して、CRTインターフェースボードをI/Oとして認識するようにできないか、など考えてはみたのですが、そりゃあ余り面白くない。
やっぱりメモリマップ上にビデオRAMとして認識できるようにしたい。
すると。
ND80ZVでも上記のアドレス線や信号線の取出しができるようにしなければなりません。

そこで思い出しました。
かってND80ZVでCP/M互換DOSを走らせるために、RAM増設基板を作りました(ワンボードマイコンでCP/Mを![第358回]参照)。
それと同じ方法でいくことを考えました。

40pinソケットからZ80CPUを外して、そこにこの基板を取り付けます。

外したZ80はこの基板上の40pinソケットに差し込みます。
これでND80ZVにも10pinの拡張用コネクタが備わります。

こちらはCP/M互換DOS用の増設RAMボードの改良版です。

今までの増設RAMボードと取り替えていただくことで、こちらも10pinのコネクタが使えるようになります。

●MYCPU80用バスコネクタボード

前回努力しましたことで、CRTインターフェースボードにND80Z3.5、ND8080用の26pinI/Oバスコネクタを追加することができました。
これでND80Z3.5、ND8080、それから今回の上の基板を使うことで、ND80ZVでも、CRTインターフェースボードを接続しても、さらにI/Oボードなどを接続することが可能になりました。
しかしMYCPU80用にはさすがにスペースが不足で、同じことをMYCPU80用にも用意するところまではとてもできませんでした。
ということになりますと。
MYCPU80の側でなんとかしなければならない、ということになります。

なんとかするために、MYCPU80用のコネクタ基板を設計しました。

このボードをMYCPU80に接続したうえで、ここからCRTインターフェースボードに26pinと16pinのフラットケーブルで配線することで、さらにそのほかのI/Oボードなどを接続できるようになります。

●ND80Z、ND8080用のコネクタボード

ここまで作業をしてきまして、やっと気が付きました。
あんなに努力しなくても、ND80Z3.5(ND80ZV、ND8080)用にも同じようなコネクタボードを作ればよかったじゃないか。
今頃気が付くなんて、やっぱり相当にもうろくしておりますなあ。
ま、でも、ことのついでですので、ND80Z3.5(ND80ZV、ND8080)用のコネクタボードも作ってしまうことにしました。


やっとCRTインターフェースボードの一応の配線チェックも終りましたので、上記のボードと一緒に基板製作を発注するつもりです。

CRTインターフェースボードの製作[第30回]
2016.10.6upload

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