SNOOPY

No.21
の相談室
No.20
心の相談室
No.19
ドーナツ
No.18
バレンタイン
No.17
宝石
No.16
表紙へ

21世紀へ伝えたい宝物
      企画・制作 朝日新聞社

No.20 心の相談室

なにもかも望みが無い… ボク どん底だよ… うちへ帰って ゼリーのサンドイッチおあがんなさい… 5セントいただきます こういう治療法は医大じゃ教わらないわね
ルーシーがレモネード・スタンドを改造し、開いている心の相談室。悩み多きチャーリー・ブラウンは、ここでさまざまな相談をしますが、いつもルーシーに一方的に言われるばかり。そのあげく、診察料5セントを取られてしまいます。
そんな相談室なのに、なぜ彼は懲りずに何度も訪れるのか。一体、何を期待しているのか。それは、チャーリー・ブラウンと性格が対照的なルーシーの意見は、独断的でありながらも、彼が決して思いつかない発想や視点を持っているからなのでしょう。ひとは課題を抱えているとき、だれかと話をすることで問題点が整理でき、解決の糸口を見いだせることも多いもの。さらに、その相談相手が自分と同じタイプの人間なら励ましの言葉で安心し、異なる思考回路を持つ人間ならざん新な切り口を発見できることもあります。
多様な悩みを抱えざるをえない現代社会。ときには、私たちも肩のちからを抜いて、自分とは違う視点を持つ友人のアドバイスに耳を傾けるのもいいかもしれません。