SNOOPY

No.24
眠り
No.23
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No.22
ジョー・クール
No.21
夕食
No.20
心の相談室
No.19
ドーナツ
No.18
バレンタイン
No.17
宝石
No.16
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No.26
グーグー
No.25
学校

21世紀へ伝えたい宝物
      企画・制作 朝日新聞社

No.25 学校

とうとうよ 学校が始る日よ!! ゆで卵を用意するのよ!くつをみがくのよ!おべんとうを作って!動詞を活用して! 「動詞を活用して」?
小さな社会がくれるもの。

チャーリー・ブラウンの妹、サリーは学校嫌い。新学期の朝、大騒ぎをしながら通学の支度をします。
私たちは、小学校から中学校までの9年間、義務教育として学校に通います。学校は、いわばおとなの社会に出る前の小さな社会。さまざまな思考や感性、能力を持つひとと一緒に学び、刺激し合う。その中で、かけがえのない友人や先生と出会ったり、だれかを好きになったり、ライバルが出現したりする。同じゴールに向かって歩く仲間がいるから、自分の個性に気づくのです。さらに、みんなで力を合わせる楽しさを知ったり、苦手なことを克服するつらさを実感したり、目標を達成し誉められる喜びを味わったり……。学校で体験するさまざまな出来事は、うれしいこともイヤなことも、心が動かされた分だけ鮮やかな記憶となって残り、その後の人生を支える礎となる。だからこそ、学校生活は宝物のように貴重なのでしょう。
さて、4月。新学期を迎えるすべての子供たちに、何かひとつでも、新しい楽しさが見つかりますように。