この炉は、特に不思議な輝きを放つ記憶を灯すもの。その輝きは見る者によっていかようにも色を変えます。故に、世俗では好まれなかったものも多いとか。しかし、世俗より切り離されたこの祭殿では輝く記憶すべてが灯されます。自らの目を「世俗には呑まれぬ」と信じられる者ならば、あるいは美しさを見出せるやも知れませんな。