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最近見た映画の感想

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2006年12月 007/カジノ・ロワイヤル 広島ルーブル 暗殺の仕事を2度成功させたジェームズ・ボンドは“00(ダブルオー)”の地位に昇格し、最初の任務で、世界中のテロリストの資金源となっている“死の商人”ル・シッフルの存在を突き止める。高額掛金のポーカーで資金を稼ごうとするル・シッフルと勝負するため、モンテネグロに向かうボンドの前に、国家予算である掛金1500万ドルの監視役として財務省から送り込まれた美貌の女性ヴェスパー・リンドが現れる。
ジェームズ・ボンドがダブルオーの昇格する時というと、時代がさかのぼるはず。そのわりには、何で、Mが年寄りのままなんだろう?
武士の一分 松竹 三村新之丞は、近習組に勤める下級武士。毒見役という役目に嫌気がさしながらも、美しい妻・加世と中間の徳平と平和な毎日を送っていた。ある日、毒見の後、新之丞は激しい腹痛に襲われる。あやうく一命はとりとめたが、高熱にうなされ、意識を取り戻した時は、視力を失っていた。人の世話なしで生きられなくなった自分を恥じ、一度は命を絶とうとしたが、加世と徳平のために思い留まった。ある日、加世が外で男と密会しているという噂を聞く。新之丞は徳平に尾行をさせ、加世が番頭・島田と密会していることを知る……。
げげ、失明との戦い。病気の人間が見ると少々辛い。回復の見込みがあるかどうかが問題だが。
2006年10月 ワールド・トレード・センター アルパーク・シネマ 2001年9月11日、午前8時40分過ぎ。ニューヨークのシンボルともいえる2つのタワー、世界貿易センター北棟にアメリカン11便が、南棟にユナイテッド175便が激突した。港湾局警察官(PAPD)のジョン・マクローリンとウィル・ヒメノは同僚と現場に急行、人命救助のためビル内部へと向かう。しかしその時、再び轟音が鳴り響き、ビル全体が崩壊を始める。奇跡的に生き残った2人だが、瓦礫の下敷きとなり身動きすら取れなくなっていた……。
歓びを歌にのせて 映サ例会 2004年、スウェーデン映画。スウェーデン北部の辺境に一線を退いた世界的指揮者が聖歌隊の指導を引き受けたところからはじまる。キリスト教の教義に縛られた閉塞感漂う村。メンバーたちが歌を通して心が解放されていくメンバーたち。そうした変化を恐れる人たち。一年の半分近くを寒い冬を過ごす人たちにとってコーラス活動は大切なコミュニケーションの場であり楽しみでもある。
ザ・センチネル 陰謀の星条旗 アルパーク・シネマ シークレットサービスのピート・ギャリソンは、ファーストレディ護衛の任務に就いていたが、守るべき彼女と愛し合う関係となっていた。そんな中、彼の同僚が自宅前で射殺され、ギャリソンのかつての部下、デヴィッド・ブレキンリッジは事件の捜査を開始。しかし事件が解決せぬ内に、ギャリソンに接触してきたタレ込み屋から、大統領暗殺計画の存在と、それにシークレットサービスの高官が関わっているという情報がもたらされ…。あの顔を見るとどうしても、ツエンティフォー(24時)。
X-MEN:ファイナル ディシジョン TOHOシネマズ緑井 ミュータントを導くための学校エグゼビア・スクールの主催者、チャールズ・エグゼビアはグレイ家を訪ねる。両親は、一人娘ジーンが病気だと思い世間に隠していた。しかし、彼女は世界最高のミュータントパワーの持ち主のエグゼビアをはるかにしのぐ能力の持ち主だった。それから10年後。大企業ワージントン社の社長の息子、ウォーレンは、自分の背中に翼が生え始め、誰にも言えず悩んでいた。彼が自分の手で翼を切り落とし、手と体が血で染まっているのを父親に見られ、父親は息子がミュータントであると確信する。
2006年9月 スーパーマン リターンズ 広島ルーブル 地球から忽然と姿を消したスーパーマンことクラーク・ケントは、自分の居場所を求めて宇宙の果てまで旅をしていた。しかしクリプトン星の消滅を確認し、自分の故郷は地球しかないと悟った彼は、5年ぶりに“故郷”へ戻ってくる。だが彼を待ち受けていたのは、あまりに厳しい現実。永遠の恋人ロイスは婚約、幼い息子まで産んでいた。宿敵のレックス・ルーサーもまんまと刑務所を抜け出し、全人類を標的にした破壊計画を着々と進めており…。
シムソンズ 映サ例会 2006年日本映画。トリノ冬季オリンピックでカーリングが話題となった。この映画は02年のソルトレーク冬季オリンピックで日本中を沸かせたカーリング女子日本代表のチーム「シムソンズ」をモデルとしている。カーリングに青春をかけた4人の女子高校生たちの友情と奮闘を活き活きと元気いっぱいに描いた。場所は北海道、常呂町、オホーツク海に面した流氷の町、人口は約5000人。監督は佐藤祐市、「ウォーターボーイズ」で青春ものに定評がある。
レイヤー・ケーキ サロンシネマ 麻薬ディーラーとして着実な仕事をこなしてきた男XXXX。彼は、今のうちにこの裏社会から引退しようと決意。ボスからの2つの依頼を最後にしようとする。ひとつ目は裏社会の大御所エディの娘を捜し出すこと。そして、もうひとつは100万錠のエクスタシーを売りさばくこと。しかしエディの娘は見つからず、エクスタシーはワケありの品だと判明。命を狙われるハメに。全てはボスに仕掛けられた罠だと知ったXXXXは、ボス暗殺を謀るのだが…。
マイアミ・バイス アルパーク・シネマ フロリダの楽園マイアミ。太陽の光がふりそそぐリゾート地だが、米国で最も南米に近いことから、犯罪組織の密輸の中継地でもある危険地帯だ。マイアミ警察特捜課(マイアミ・バイス)の刑事コンビ、クロケットとダブスは、性格は正反対だが仕事では抜群のチームワークを見せていた。ある日、FBIの潜入捜査官2人が囮捜査の現場で殺される。FBIはクロケットとダブスに、生還の可能性がゼロに近い危険な捜査を要請する。
BIG RIVER ビッグ・リバー サロンシネマ
アリゾナの砂漠を1人の日本人バックパッカーが歩いている。ヒッチハイクで大陸横断を試みている若者・哲平だ。哲平は砂漠の中で、パキスタン人の男・アリが運転していた車が立ち往生しているのに出会う。修理して哲平を乗せて走り出した車だが、まもなくガス欠になりストップ。歩いてガススタンドへ向かう哲平を拾ったのは、若いアメリカ人女性サラ。故障した車を残し、2人はサラの家へ行く。サラはアル中の祖父とトレーラーハウス暮しをしていた。そしてアリはアメリカで消息を絶った妻を探しに来ていると2人に告げる。
2006年8月 日本沈没 広島宝塚 日本各地で大規模な地震が頻発する中、潜水艇《わだつみ6500》のパイロットの小野寺は、同僚の結城と共に地球科学博士・田所の指揮の下、深海調査に参加。その結果、大地震と噴火活動によって日本が1年以内に沈没するという驚愕の事実を知る。総理大臣・山本は諸外国に日本国民の受け入れを要請し、危機管理担当大臣の鷹森は日本を救う方法を求めて田所を訪ねる。そんな中、小野寺は被災現場でハイパーレスキュー隊員の玲子と出会い、お互いに心引かれるのだった…。
ユナイテッド93 サロンシネマ 2001年9月11日。ニューアークの空港は、朝の喧騒に包まれていた。離陸の準備を整えたユナイテッド航空93便は、40名の乗客を乗せ、サンフランシスコへ飛び立つ。その直後、ワールド・トレード・センターに2機の民間機が激突した。その頃、ユナイテッド93便の機内でも、テロリストが爆弾を持って操縦室を制圧。機内は混乱に陥るが、地上で起こっている事態を知った乗客と乗員たちは、わずかな武器を手に立ち上がった…。
パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト スカラ座 前作で、不死の海賊バルボッサからブラックパール号を奪い返した孤高の海賊ジャック・スパロウ。自由な大海原に船出したはずの彼の前に、逃れられない宿命が立ちはだかる。それは、今から13年前のこと…ジャックはブラックパール号の船長となるため、自らの魂と引き換えに、船乗りたちが最も恐れる“深海の悪霊”ディヴィ・ジョーンズと「血の契約」を交わした。そして今、その“契約期間”は終わり、ジャックの魂を取り立てるため、巨大な闇の力が海底をうごめいていたのだ。“悪魔の裏もかくことのできる男”といわれたジャック・スパロウだが、今度こそ彼の命運は尽きようとしていた…。
2006年7月 クレールの刺繍 映サ例会 2004年フランス映画。刺繍という作業を通して人間的な成長をする若い女性。望まぬ妊娠をした17歳のクレール。人生に絶望した孤独な刺繍職人メリキアン夫人の絆も紡ぐ。
ホワイト・プラネット
サロンシネマ 白い世界が広がる、北極の冬。メスのホッキョクグマは巣穴にこもり、2頭のコグマを出産した。3月、北極に春が近づくと、母グマとコグマは外へ出てくる。氷原では、アザラシの群れが子育てに忙しい。わずかなエサを探すカリブーは、北へ旅立つ大行進を開始した。6月、夏の訪れとともに、伝説のクジラ、イッカクが姿を現した。氷の裂け目を縫って泳ぐのは、ホッキョククジラたち。やがて短い夏が終わり、北極は再び厚い氷に覆われていく。
M:i:III
アルパーク・シネマ スパイを引退したイーサン・ハントは教官となり、婚約者のジュリアと幸せな日々を過ごしていた。しかし教え子リンジーの危機を知らされた彼は、現場に復帰。リンジーの救出作戦に参加するが、彼女は頭に仕掛けられた爆弾で死んでしまう。その後、一連の事件の裏に闇商人オーウェン・デイヴィアンがいることを知ったイーサンのチームは、デイヴィアンを秘密裏に確保すべく、一路バチカンへと向かうのだった…。
ポセイドン
スカラ座 大晦日の夜。北大西洋を航海中の超豪華客船・ポセイドン号では、華やかなパーティーが開催されていた。元ニューヨーク市長のラムジーは、娘のジェニファーとボーイフレンド・クリスチャンの仲睦まじい様子を苦々しい気分で眺めていた。人々は、思い思いに豪華な船上パーティーを楽しんでいる。しかし、その時超巨大津波がポセイドン号を飲み込んだ!船は完全に転覆し、乗客たちは上下反転した船の中に閉じ込められた…。
1972年のポセイドン・アドベンチャーは観た。どこで見ただろうか?最後の船底をたたいて、救助人が船底を焼ききるというシーンを思い出す。
2006年6月 インサイド・マン バルト11 白昼のマンハッタン信託銀行で強盗事件が発生。頭脳明晰な犯人グループのリーダー・ダルトンは、50人の人質全員に自分たちと同じ服を着せる陽動作戦に出る。人質と犯人の見分けがつかない以上、突入は不可能。犯人グループから“型通り”の要求はあったものの、現場は膠着状態に。指揮を執る敏腕捜査官フレイジャーも、まったく焦りを見せないダルトンの真意をはかりかねていた。そんな中、銀行の会長から“特別”な依頼を受けた女弁護士が現場に現れる。
ゴール
広島ルーブル サンティアゴはメキシコから米国へと一家で不法入国し、ロスに暮らす20歳の青年。昼は父と共に庭師として働き、夜もアルバイトをして生計を立てていた。父親は息子と事業を始めたがっているが、地元サッカーチームのスタープレイヤーでもあるサンティアゴは、プロ選手を夢見て密かに貯金もしていた。ある日、試合後一人の男がサンティアゴに近づいて来る。男は元英国ニューカッスル・ユナイテッドのスカウトマンだった。サンティアゴは、その男からロンドンへ行きプロテストを受けるよう強く薦められるのだった。 ベッカム、ジダンが15秒ぐらい出てくる。
リトル・ランナー シネツイン 1953年、カナダ。カトリックの私立学校に通うラルフは、戦争で父を亡くし、母親も病気で入院している。学校では、校則破りの常連として校長から目をつけられていた。ある日、ラルフの母が昏睡に陥った。看護婦のアリスは、「奇跡でも起こらない限り目覚めない」と、ラルフに辛い真実を告げるが、同じ頃、クロスカントリー部に召喚されたラルフは、ボストン・マラソンで優勝する奇跡を起こせば、最愛の母が目覚めると信じ、走り始める。14歳のランナーがボストンマラソンで優勝争いをする。その瞬間は涙が止まらない。単純に感動できる。
亀も空を飛ぶ 映サ例会 2004年イラン、イラク合作。現在継続中のイラク戦争でのクルド人の子供たちの物語。親を失った子供たちが自力で生きていく。地雷を掘り起こし、それを仲買人を通して国連事務局に売れば金が手に入る。地雷で腕や足を失っても、むしろ積極的に地雷原に入っていく。大人たちは彼らを便利な作業員として受け入れる。安易な同情は吹き飛んでしまう。中東全体に広がるクルドの人口はイラクの国民の数よりも多い。推定で2000万から3000万人にもなる。それがトルコ、アラブ、イランの国に分散して住んでいる。イランのクルド人はイランーイラク戦争で同胞と争わされた。イラクのクルド人はフセインの弾圧にあった。そんな国をアメリカは何ができるか?現状は難民の子供が増えているのである。
2006年5月 ダヴィンチ・コード アルパーク・シネマ 講演会のためパリを訪れていたハーヴァード大学教授のラングドン。突然、深夜にフランス司法警察のファーシュ警部に呼ばれ、ルーブル美術館に連れ出される。美術館長のソニエールが殺され、彼に捜査に協力して欲しいとの要請を受けるが、実は、ラングドンも容疑者にされていたのだった。そこにソニエールの孫娘で、暗号解読者のソフィーが現れる。ソフィーは、現場の写真を見て、祖父が自分だけに分かる暗号を残したことに気付く。
ナイロビの蜂 松竹 それは、しばしの別れのはずだった。英国外務省一等書記官のジャスティンは、ナイロビの空港からロキへ旅立つ妻テッサを見送った。「行ってくるわ」「じゃ2日後に」それが妻と交わす最後の会話になるとも知らずに…。ジャスティンに事件を報せたのは、高等弁務官事務所所長で、友人でもあるサンディだった。テッサは車で出かけたトゥルカナ湖の南端で殺された。彼女は黒人医師アーノルドと共に、スラムの医療施設を改善する救援活動に励んでいた。今回もその一環のはずだったが、同行したアーノルドは行方不明、警察はよくある殺人事件として事件を処理しようとする…。
Vフォー・ヴェンデッタ 松竹 独裁国家と化した近未来の英国。夜間外出禁止令を破ったイヴィーは、街角で危険に見舞われたところをVと名乗る仮面の男に救われる。不正と暴虐にまみれた政府転覆をはかるVは、手始めに中央刑事裁判所を爆破。国の圧制を糾弾し、11月5日の“ガイ・フォークス・デー”に国会議事堂前に集結するよう市民に呼びかける。その一方で自分自身の怨念を晴らすため、有力者を次々と殺していくV。そんな彼と出会ったことで、イヴィーは人生を大きく変えていく。
寝ずの番
サロンシネマ 上方落語界の稀代の噺家・笑満亭橋鶴が、今まさに臨終のときを迎えようとしていた。見守る弟子たち。なんとか師匠のいまわの願いを叶えようと、耳を近づけ聞き取ったのは「そ○が見たい」との言葉。一同驚きつつも、おとうと弟子・橋太の嫁・茂子を説得。茂子は師匠をまたぎ、そそをお見せした。が、師匠は言った。「わしはそとが見たいと言うたんや……」。そしてご臨終。通夜には師匠ゆかりの人々がわんさわんさと集まり、想い出話は尽きることがないのだった。昔、伊丹監督の「お葬式」という映画があった。
ブロークンフラワーズ サロンシネマ 恋人に愛想を尽かされ去られてしまったドン・ジョンストンのもとに、一通のピンクの手紙が届いた。封筒の中にはピンクの便せん。そして赤い字で「あなたと別れて20年。息子は19歳。あなたの子です」と書かれていた!差出人の名はナシ。お節介な隣人ウィンストンの手はずで、かつてのモテ男、ドンはピンクの手紙の手がかりを求めて旅に出ることに。果たしてドンの息子は実在するのか。彼は当時付き合っていた恋人たちを訪ねていく。
2006年4月 アンダーワールドエボルーション バルト11 ヴァンパイアの闇の処刑人セリーンは、一族を治めるビクターが自分の家族を虐殺していた過去を知り、復讐を果たす。同族から追われる身になった彼女にとって、唯一の味方はヴァンパイアとライカン(狼男)の混血種であるマイケルだけ。2人は追っ手をかわしながら張り巡らされた陰謀を暴くうちに、何世紀にもわたって種族闘争を繰り広げてきた、ヴァンパイアとライカンの創世の秘密に迫っていく。やがて2人は、血族を超えた禁断の恋に落ち…。 アメリカ映画、好きだね、バンパイヤと狼男。いろんな映画になっている。
サウンドオブサンダー 松竹 近未来、人類はついにタイムトラベルの技術を手に入れた。シカゴの旅行代理店タイム・サファリ社は高額所得者を対象に、タイムマシンを使った白亜紀恐竜ハンティングツアーを売りにしていた。ある夜、ツアー参加者を招いたパーティーにタイムマシンの開発者ソニア・ランド博士が乱入、ツアーの危険性を指摘する。ツアーの引率者ライヤー博士は彼女から真相を聞きだすが、危惧する事態はほどなく現実のものとなってしまう。 まるでジュラシックパークである。ちょっとパクリ過ぎ。過去に帰れるとしたら、どこに行きたいですか?謎のアトランティス大陸の発見とか、エジプトのピラミッドを作るときとか、そんなところに行きたいものです。
ラベンダーの咲く庭で 映サ例会 2004年イギリス映画。この作品は美しい自然に囲まれた英国コーンウォールの海辺を舞台に、二人の老姉妹の人生の1ページを端々しい映像で紡いでいきます。時は1936年の第二次世界大戦前夜、遭難して浜辺に打ち上げられた若きヴァイオリニストを介抱するうちに、姉妹の穏やかな生活に静かな波紋が生まれる。ーーあれあれ、最近の事件、ピアノマンとそっくりである。この映画の方が先であるのに、あの事件を思い出す。ピアノとヴァイオリンの違いはあるが。ピアノマンは偽物であったが、ここでは本物のミュージシャンになっていくドラマは感動を覚える。
ファイアーウォール 広島ルーブル シアトルの銀行で、コンピューター・セキュリティのスペシャリストとして働くジャック(ハリソン・フォード)は、ある日、銀行の資産を狙う強盗グループにより、家族を人質にとられてしまう。犯人の目的は、ジャック自身に自ら構築した盗難防止システムへ侵入させること。愛する妻と子供たちは自宅に監禁され、監視下に置かれている。ジャックは完璧に作られたシステムへ入り込む方法を探し出すとともに、犯人たちの隙を見て家族を助け出そうとするが…。 コンピューター犯罪がいつの間にか犯人との格闘になる。アメリカらしいともいえる。
イーオンブラックス アルパーク・シネマ 2015年、ウィルスが発生。人類は絶滅の危機に陥り、98%が死滅。ワクチンでなんとか生きながらえた人類は、開発者トレバーの一族によって成り立つ政府の下、生活してきた。2415年、君主トレバー8世への暗殺指令が下る。圧政を憎む反政府組織“モニカン”が暗殺者として選んだのは美しき女革命戦士イーオン。要塞に乗り込んだ彼女は、ついにトレバーに銃を突きつけるが、イーオンを見たトレバーは彼女を別の名で呼ぶ。混乱するイーオンは、さらに想像を超えた驚愕の事実を知る。同じテーマの映画は「アイランド」というのがあった。捉え方によってこれだけドラマが変わってくる。
2006年3月 シリアナ
松竹 CIA諜報員ボブは、息子の進学を機に、キャリアに終止符を打とうと決心する…。一方、一流法律事務所の弁護士ベネットは、アメリカの巨大石油会社の合併調査を依頼される。又、ジュネーブ在住の石油アナリスト・ブライアンは、ある事件をきっかけに石油王の王子ナシールの相談役となる。そしてパキスタン人のワシームは、母国を離れ中東の油田で働いているが、過酷な労働と人間以下の生活に希望を失いかける…。
風変わりなタイトルは、CIA近辺で用いられている中東再建プロジェクトを指す専門用語。複雑なストーリーでドラマというよりドキュメンタリータッチになっている。分かりにくい。言わんとするところは、国家的陰謀が暴かれた、ということ。
スピリット 広島ルーブル 病弱だった少年は、やがて成長し天津一の格闘家となるが、その傲慢さゆえに恨みを買い、家族に向けられた凶刃によって悲劇のどん底に落ちていく。いくつもの苦悩と、数知れない戦いの果てに、彼を待受けていたのは歴史に残る大舞台。史上初の異種格闘技戦だった。全世界から集まった屈強な男たち。会場に渦巻く興奮と野望。しかし、彼の胸にある思いは、勝者の栄光を掴むこととはまったく無縁の、静かにたぎる情熱だった…。
中村獅童は良い役もらった。ジェット・リーは少林寺を思い出すけれど、年取った。
クラッシュ バルト11 ロサンゼルス。ハイウェイで一件の自動車事故が起きた。日常的に起きる事故。しかしその“衝突”の向こうには、誰もが抱える“感情”の爆発が待っていた。ペルシャ人の雑貨店主人は護身用の銃を購入し、アフリカ系黒人の若い2人は白人夫婦の車を強奪。人種差別主義者の白人警官は、裕福な黒人夫婦の車を止めていた。階層も人種も違う彼らがぶつかり合ったとき、悲しみと憎しみが生まれる。その先に、あたたかい涙はあるのだろうか。アカデミー賞を取った作品として見に行く。アメリカ24時(夜を写す)、という感じ。アメリカの知識階級の好む作品といえる。映画的にはもっと良い作品がありそうである。
ナルニア国物語 スカラ座 第二次世界大戦下のロンドン。ベンジー家の4人兄妹は、疎開のため、田舎の古い屋敷に預けられる。長兄のピーター、長女スーザン、次男のエドマンド、そして、無邪気な末っ子のルーシーは、屋敷の中で静かにするように、と女執事に厳しく言われる。しかし、遊び盛りの4人は、言いつけを破り、怖い執事に見つからないように、屋敷中に隠れる。末っ子のルーシーが隠れた部屋には、衣装ダンスがあった。扉を開けるルーシー。すると、そこは一面に雪が降り積もる森だった。衣装ダンスは、別の世界への入り口だったのだ。 子供向けのファンタジー。ディズニーらしい映像。悪役の氷の女王がその中で一番格好良い、主人公の王子やライオンより。
2006年2月 ダイヤモンドインパラダイス 松竹 マックスとローラは最高の泥棒コンビであり恋人同士だ。ふたりはナポレオンが所有していたとされる3つのダイヤモンドのうちの2つを、見事、手に入れる。しかし2つめのダイヤを盗んだ際に、マックスはスタン捜査官に胸を撃たれる。姿を消した彼らは、バハマにあるパラダイス・アイランドで新しい生活をスタートさせていた。ローラはマックスに結婚の誓いを求め、危険のない生活を願うが、3つめのダイヤを展示した豪華客船がバハマにやってくる。007のイメージ。華麗なる泥棒は少し遠い。
ナイトオブスカイ アルパーク・シネマ イギリスの航空ショーに参加していたフランスの主力戦闘機ミラージュ2000がショーの最中に忽然と消息を絶つ。この非常事態に対応したのは、仏空軍のマルシェリ大尉とヴァロワ大尉。二人は旅客機の影でレーダーから逃れるミラージュを発見。たちまち三機のミラージュによる壮絶なドッグファイトが始まるが、油断したヴァロワが敵機の照準にロックオンされる。司令部から追撃中止命令が下る中、マルシェリはとっさの判断で敵機を撃墜。責任を問われた二人は軍籍を剥奪されてしまう。だが事件の裏には国家を揺るがす陰謀が潜んでいた。ドラマが中途半端。戦闘機の映像は素晴らしい。
ミュンヘン ワーナー・マイカル 1972年9月5日、ミュンヘン・オリンピック開催中に、パレスチナゲリラ“ブラック・セプテンバー 黒い九月”によるイスラエル選手団襲撃事件が起こる。人質となった選手11名は全員死亡。これに激怒したイスラエル機密情報機関“モサド”は、秘密裏に暗殺チームを編成、首謀者11名の殺害を企てる。リーダーに任命されたアフナーは、仲間4人とともに殺害を実行していくが、次第に自分たちの任務に疑問を感じ始めていく。 30年前を覚えているか?テロ事件があったような、無かったような、人の記憶はそんな物。テロにはテロ、終わりがない。つくづく日本に生まれて良かった、と思えtる瞬間である。
フライトプラン ワーナー・マイカル 夫の突然の事故死に見舞われた航空機設計士のカイルは、6歳になる娘のジュリアを連れて、ベルリンから故郷のニューヨークへ向かう飛行機に乗り込んだ。夫の棺を乗せて飛び立つハイテク重層ジャンボジェット、E−474。それは皮肉にもカイルの設計した最新鋭の航空機だった。機内に落ち着くと、カイルは睡魔に襲われ、夢の中で夫の幻影を見る。やがて目を覚ますと、隣にいたジュリアの姿がない。客席、トイレ、厨房と探し回るが、乗客も乗員も誰一人として娘の姿を見た者はいない。ジュリアはいったいどこへ消えたのか? さて、スーパーママさんの活躍は?という雰囲気。ジョディ・フォスターを懐かしく。年取ったなあ。
THE有頂天ホテル ワーナー・マイカル 物語の舞台は大晦日の大ホテル。そこに集ったそれぞれの人々に起こるそれぞれのハプニング。彼らに、幸せな新年は訪れるのだろうか?“ホテルアバンティ”の副支配人である平吉はなんとか今日、大晦日を無事に終えたいと願っていた。しかしなぜだか総支配人は行方知れずになり、ホテルにはワケありの人物たちが続々集結。彼の願いもむなしく、トラブルばかりが発生していく。おまけに別れた妻と遭遇。働いていると言えなかった平吉は、授賞式に呼ばれて来たのだと嘘を付いてしまうのだった。さすがの三谷幸喜。細かいところに笑いを振りまく。何だか、ドリフノの笑いを思い出す。
2006年1月 プルーフオブマイライフ アルパーク・シネマ 天才数学者の父が死に、彼を5年間看病し続けたキャサリンは、生きる気力を失っていた。葬儀のためにニューヨークから姉のクレアがやってくるが、折り合いの悪い関係に、キャサリンは苛立つばかり。そんなキャサリンを優しく包み込んだのは、父の教え子で、キャサリンに思いを寄せているハルだった。ふたりが恋に落ちた日の翌朝、キャサリンは、ハルにデスクの鍵を差し出す。そこから出てきたのは、世紀の発見となる数式の証明だった…。 グウィネス・パルトロウ主演女優がマリア・シャラポアに似ている。数学者もオタクである。本来、学者はそれで良いのかもしれない。
スタンドアップ 広島ルーブル 子供を連れて故郷に帰ってきたジョージー。鉱山の町としての伝統を育んできた町の住人たちは、10代で息子を産んでシングルマザーとなり、父親のちがう娘を連れて、戻ってきたジョージーに“身持ちの悪い女”と冷たい視線を向ける。そんな中、ジョージーは子供たちのために、自立を目指して、鉱山で働きだす。だが職場では、男性社会に進出してきた女性に対する会社ぐるみの厳しい洗礼と、屈辱的な嫌がらせが待っていた。アメリカのセクハラ裁判のはしり。これはどう見ても人種差別に等しい。原題は「ノウス カントリイ(北の田舎)」。それらしい。
ザスーラ 広島ルーブル 弟ダニーは、兄ウォルターのことが大好き。でもウォルターはダニーのことを疎ましく思っていた。その日も、ダニーはウォルターと一緒に遊ぼうとしたが、逆に怒らせてしまう。地下室に入れられ、そして見つけたボード・ゲーム“ザスーラ”をリビングに持ち帰り、何気なくボタンを押したダニー。禁断のゲームだとは知らずに。ゲームから飛び出したカードには、なにやら指示が。いつの間にか、彼らは家ごと宇宙へと飛び出していた。映画らしい楽しさにあふれている。その中に子供の夢が詰まっている。
ALWAS三丁目の夕日 広島宝塚

昭和33年、東京タワーが完成するこの年、夕日町三丁目では個性豊かな住民たちが暮らしていました。そんなある日、短気だが家族思いの父・則文と優しい母・トモエ、やんちゃな息子・一平が暮らす自動車修理工場・鈴木オートに、青森から六子が集団就職で上京してきました。一方、工場の向かいに住み、何かと則文と反発しあう駄菓子屋・茶川商店の店主茶川竜之介は、三流少年誌に小説を執筆しつつ細々と生活するしがない小説家。そんな彼が恋心を抱く一杯飲み屋のおかみ・ヒロミのところに、引き取り手のない少年が連れられてきました。ヒロミの店で酔っ払った茶川は、ひょんなことから彼の世話をすることになるのですが…。西岸良平の漫画の映画化。貧乏でも日本の良き生活がかいま見える。豊かさは物質だけではない、と思える。共感と感動を覚える。