SNOOPY

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21世紀へ伝えたい宝物
      企画・制作 朝日新聞社

No.27 ヤレヤレ


もし私があなただったら、チャーリー・ブラウン、例の赤毛の子はあきらめるわ…あなた彼女にふさわしくないもの ぼくはだれにふさわしいんだい?  なるほど、良い質問ね!とてもいい質問だわ ほんと、参ったわね…あなたがだれにふさわしいか?ワーオ!まさに難問ね! 聞いたこともない難問!まったくてごわいわ!難問中の難問!これこそ…   ヤレヤレ!


声を出すと、終止符がうてる!?

イヤなことがあったり、気分が落ち込んだりしたとき、チャーリー・ブラウンがしばしばつぶやく「ヤレヤレ!」という言葉。私たちも、「マイッタ」とか「アーァ」とか、言葉は違ってもひとり何か言うことはありませんか。

実際、声に出してつぶやくこと。それは、深呼吸するのと同様に、怒りやイライラで膨らみ、爆発しそうな自分のこころに小さな穴を開けるようなもの。その穴から息と一緒にイヤな気分が抜けていき、いつもの自分を取り戻すことができる。その結果、感情的な言葉を相手に投げつけたり、だれかに当たったりすることも避けられる。そして、気分を変えて、「ヨシ!」と立ち上がるきっかけが持てる。つぶやきは、そんな自分の気持ちにひと区切りをつける終止符のようなものなのでしょう。

どちらかと言うと、人前では怒りや悲しみを抑えるため、ストレスを抱え込みやすい私たち日本人。自分に合った小さなひと言があれば、“ヤレヤレな状況”も少しは乗り切りやすいかもしれません。