SNOOPY

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21世紀へ伝えたい宝物
      企画・制作 朝日新聞社

No.28 ペンフレンド

ペンフレンド様 知りもしないよその国のだれかにどうして手紙なんか書きたいの? 分化理解に役立つのさ 元気ですか? そんな字見たら、戦争しかけたくなるかもよ…
書いた文字なら、もっと伝わる。

ペンフレンドに、しばしば手紙を書くチャーリー・ブラウン。ペンを使うのに慣れていないため、いつも便せんを汚してしまいます。電話やEメールが発達した現代では、わざわざ自筆で手紙を書くことは稀になってきました。では、手紙はこのまま前世紀の遺物になってしまうのでしょうか。

手紙は、電話やEメールに比べると時間や手間の掛かるものです。気に入った便せんや封筒を選び、相手のことを思い浮かべて文章を考え、ときには辞書を引き、切手を張り、ポストまで出かける。それだけのプロセスがあるからこそ、手紙には相手への思いが自然と込められるのでしょう。しかも、自筆の文字にはワープロで書いた文字にはない温かさがあり、書き手の個性や書いた時の気持ちまでも伝えます。さらに、手紙なら受け取ったひとがいつまでも手元に残しておくこともできます。

大好きなひとへ、お世話になった方へ、この春新天地へ旅立ったひとへ、そしてペンフレンドへ。たとえ上手な字ではなくとも丁寧に書いて送れば、気持ちはきっと伝わります。