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最近見た映画の感想

感想
2009年12月 釣りバカ日誌20 ファイナル 109シネマズ 釣りバカの最後のロケは北海道。
私であれば釣りの楽しさは南のように思うが自然は流石に素晴らしい。
これで人気のシリーズも最後と思うと残念さが残る。
映画は終わるが漫画はまだ連載中である。
キャラメル 映サ例会 レバノン・ベイルートのヘアエステサロンを舞台に、女性たちの悲喜こもごもを皮肉とユーモアを交えて描くハートウォーミングストーリー。
パブリック・エネミーズ 109シネマズ ジョニー・デップのギャング映画。
1933年、銀行強盗のデリンジャーは義賊的。
何度も映画化される話です。
理想の彼氏 109シネマズ 原題が、「the rebound」。何処から日本語の題を考えたのでしょうか?
キャサリン・ゼタ=ジョーンズは相変わらず、魅力的で美しい。
沈まぬ太陽 広島バルト11 原作は、山崎豊子の同名小説。どう見ても、「御巣鷹山のJAL事故」。
テロップが、「フィクションである」と流れた時は、思わず笑ってしまう。
未だにLALは公的資金が入る情けなさ。24年たっても組織は変わっていないです。
2009年11月 正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官 サロンシネマ ハリソン・フォードの移民局の仕事。地味なテーマがなかなかアメリカの現在を見せてくれます。
“国家の正義”と“個人の幸福”は簡単には解決出来ない。
2012 広島バルト11 古代マヤ人が残した暦がそこで途切れていることから、「世界終末の日」だと囁かれてきた2012年12月21日。
大陸が沈むシーンはみものです。迫力があります。
地球が滅亡するとき、そこから逃げる船は、「ノアの箱舟」でした。
宇宙船を想像しましたね。
PUSH 光と闇の能力者 109シネマズ SFファンとしては、色んな超能力が楽しみ。
「ムーバー」「ウオッチャー」とは呼び方が珍しい。
笑う警官 109シネマズ なかなかスマートに仕上がっている。
警察小説の金字塔と言われる佐々木譲の「道警シリーズ」。
警官の汚職を何処まで追求できるか?それがテーマ。
あなたは私の婿になる 109シネマズ この写真、007の写真を思い出す。
結婚協奏曲のドタバタ喜劇。楽しんで見ればいいですね。
サンドラ・ブロックが迫力ある。この人が迫ってくると、我々だとたじろいでしまいそう。
ホワイトアウト 109シネマズ 南極の観測基地で起きた初の殺人事件を追う連邦保安官ステッコの姿を描いたサスペンス・アクション。
南極でサスペンス?ありそうな、なさそうな事件を考えました。少し前に放映された「南極の料理人」を見たかった。この11月10日には南極越冬隊が出発しました。
体長は「今回は仲間を無事連れて帰ることが最大の任務です」と挨拶されています。それだけ自然の脅威のあるところです。
2009年10月 カムイ外伝 109シネマズ 忍びの世界に足を踏み入れたカムイは、強靱な意志と優れた忍術を身につけて成長する。しかし、理不尽な殺戮に明け暮れ、厳しい掟に縛られた年月を経た後、自ら選んだ世界を捨てる覚悟を決める。それを抜け忍という。
漫画家・白土三平の名作忍者コミックの実写化に挑戦。監督・崔洋一はなかなかの作品に仕上げている。
私達は子供の自分によく読んだコミックである。その中で忍者の世界に親しんできましたが、監督がよく理解していることに驚きであった。
さまよう刃 109シネマズ 東野圭吾作品のの映画化。
残虐な犯罪を続ける少年犯。彼らは“少年法”に保護されている。
ここを東野がどう考えるか?これがこの映画の見所。
「我が国の法律では未成年者に極刑は望めない!」復讐が何も解決しない虚しい行為だと分かっていながら、父親は自ら犯人を追う…。
なかなかの話の運びである。
私の中のあなた 109シネマズ 白血病の姉のドナーとなるべく遺伝子操作によって生まれた妹が、姉への臓器提供を拒んで両親を提訴する。
涙の感動ものです。
母親役に挑戦したキャメロン・ディアスに目を奪われますが、私は長女のソフィア・ヴァジリーヴァに目が行った。彼女はビデオ「ミディアム」の長女役に出ていいるから。
サブウェイ123 激突 ワーナーマイカル 大都市ニューヨークに張り巡らされた地下鉄を何者かがジャック。その犯人と交渉役を任せられた地下鉄職員との手に汗握る交渉劇を描いたサスペンス・アクション。
ガーバー役にデンゼル・ワシントン、犯人のリーダー役にジョン・トラボルタ。
地下鉄ジャックとは想像できないアイデアでした。
犯人とのネゴシエーションも面白いが、地下鉄と聞くと、後はどのように逃げるか、ということだけを思ってしまう。
2009年9月 サンシャイン・クリーニング 広島バルト11 昔はアイドル的存在のチアリーダーだったのが、今や生活に追われ、恋愛にも行き詰まり、歯を食いしばって惨めさに耐える日々。そんな彼女が肉片やら血しぶきやら惨劇の痕跡をクリーンアップするビジネスで人生の一発逆転を狙うストーリーは、切実でしかもユーモアたっぷりだ。
プール シネツイン タイの古都・チェンマイを舞台に、それぞれに事情を抱えた5人の男女のほのぼのとした6日間を描いた本作は、漫画家・桜沢エリカが映画化を前提に書き下ろしたもの。小林聡美が『かもめ食堂』や『めがね』で演じたキャラクターに通じる、思慮深くてチャーミングな女性を好演している。ギターをつま弾きながら、自作の歌(「君の好きな花」)を歌っているところにも注目だ。監督・脚本は、数々のヒットドラマの脚本を手掛け、映画『ネコナデ』でその演出力が高く評価された大森美香。加瀬亮やもたいまさこなど、独特の空気感をまとう出演者たちのアンサンブルを見事に演出している。
のんびりした時間を過ごしたくなる映画です。
3時10分、決断のとき 109シネマズ 1953年3月に発表されたエルモア・レナードの短編小説を映画化した1957年に公開された『決断の3時10分』のリメイク。
強盗団の頭目として西部に悪名を轟かせる無法者をラッセル・クロウ、彼をユマの刑務所行きの汽車まで護送する牧場主をクリスチャン・ベールがそれぞれ演じている。残虐性と寛容さ、正確な射撃の腕前と深い教養という相反する要素を併せ持つ男ベン・ウェイドを演じたクロウの演技は、批評家たちから賞賛を集めた。映画中で初老の賞金稼ぎを演じたピーター・フォンダ、偏執的な強盗団の副頭目を演じたベン・フォスターの演技も高く評価されている。
う〜む、西部劇、という。
さくらんぼ 母と来た道 映サの例会
県立美術館
1980年代の中国。雲南省の農村。知的障害を持つ桜桃(インタウ)は、足の不自由なグォワンと結婚した。ある日彼女は赤ん坊を拾ってくる。紅紅(ホンホン)と名付けられた。これからが物語の始まり。
母と子供の結びつきの暖かさが、この映画を満たしてくれます。
そんな彼なら捨てちゃえば? 109シネマズ 恋人から電話がこない、結婚する気がない…恋の悩み相談をすると、「忙しいのよ」「それでも結婚してハッピーになった友達がいるわ」と、女友達は常にポジティブなアドバイスをして励ましてくれるもの。そんな甘い夢を見がちな女子に、喝を入れるような恋愛映画が本作。
人のことは冷静に判断できても自分のことは分からないもの!
2009年8月 HACHI 約束の犬 スカラ座 1987年に公開され大ヒットを記録した『ハチ公物語』。渋谷の駅前で帰らぬ主人を待ち続ける、日本人なら誰もが知っている“忠犬ハチ公”の感動的な物語をハリウッドでリメイク。一人の大学教授と彼に育てられた飼い犬の心温まる愛と絆を描いている。主人公の教授を演じるのは、黒澤明監督作に出演するなど、日本との“縁”があるリチャード・ギアだ。物語の舞台を日本からアメリカに移しても、誇り高くて愛らしい秋田犬の姿は変わらない。パーカーとハチの間にある愛情と信頼が、大きな感動となって胸を打つこと必至だ。
96時間 109シネマズ 『トランスポーター』シリーズなどのヒットメイカー、リュック・ベッソンが製作を務めた本格アクション・スリラー。96時間というタイムリミットの中、愛娘を誘拐された父親が誰の助けも借りず、たった一人で人身売買組織からの奪還を試みる。元工作員というアクション・ヒーローとしても、娘を思う父親としても、説得力のある存在の名優リーアム・ニーソンが重厚な演技を見せている。
アマルフィと比べてしまう。謎解きとアクションが素晴らしい。
トランスポーター3 アンリミテッド ワーナーマイカル 闇の運び屋・トランスポーターのフランク・マーティンは、プロ中のプロ。1.契約厳守。2.名前は聞かない。3.依頼品は開けない。この3つのルールを自分に課し、職務を全うする超凄腕だ。
だんだん人気の出そうなイメージです。アクションは格好いい。
ナイト ミュージアム2 109シネマズ 真夜中の博物館で、展示品が動き出す…! そんな誰もが1度は夢見るファンタジーを映画化した、大ヒット作 第2弾。今回の舞台は、世界最大の博物館群・スミソニアンだ。
二作目となると、展示物が動き出す目新しさが無くなる。しょうがないですね。ギャグで楽しむところかな?
アマルフィ 女神の報酬 109シネマズ

邦画初のオールイタリアロケが敢行された、豪華なサスペンス・アクション。主演に織田裕二、娘をさらわれる不運の母親に天海祐希、彼女を支える友人役に佐藤浩市、また福山雅治が怪しげなフリーライター役で特別出演と、キャスト陣も超豪華! 世界の歌姫サラ・ブライトマンが歌う「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」の旋律と、きらめくようなイタリアの風景もうっとりするほど美しい。予想を裏切るストーリーの緊迫感と同時に、世界遺産だらけのローマ、“世界一美しい場所”と呼ばれる港町アマルフィの、ゆったりとして優美な雰囲気も堪能できる。“マインド・トリップ”感が存分に味わえるので、ストレスがたまっていて現実逃避したい人にもオススメ!
ドラマより観光地巡りかな?

劔岳 点の記 広島ルーブル 明治40年、地図の測量手として、実績を上げていた柴崎芳太郎は、突然、陸軍参謀本部から呼び出される。「日本地図最後の空白地点、劔岳の頂点を目指せ」―当時、ほとんどの山は陸地測量部によって初登頂されてきたが、未だに登頂されていないのは劔岳だけだった。
測量に携わる人たちの情熱と尊厳を描いた、新田次郎の同名小説が原作。
「八甲田山」を思い出しました。雪の中のドラマを思います。今回は本来の登山の草分けでしょうか?それと測量というドラマがあります。CGでない本物の自然の厳しさと美しさを感じます。
2009年7月 ハリー・ポッターと謎のプリンス TOHO緑井 前作『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』に続いて、デイビッド・イェーツがメガホンを取った大人気シリーズ第6弾。悪の帝王ヴォルデモートとの最終決戦を控えたハリー・ポッターは、ダンブルドアの導きの元、最後の“準備”を開始。物語はいよいよ佳境へ突入していく。
それぞれ皆おなじみになりました。次は最終章になりそうです。
ノウイング ワーナーマイカル 大学で宇宙物理学を教えているジョンは、ある日、小学生の息子ケレイブが持ち帰った紙に書かれた数字に目を留める。そこには過去に起きた大惨事の日付と犠牲者の数が書かれていたのだ。しかもそれは、50年前に小学校に埋められたタイムカプセルから出てきたものだった。
軽いSF物ですが十分楽しめます。
ディア・ドクター シネツイン 『蛇イチゴ』『ゆれる』の西川美和監督が、笑福亭鶴瓶を主演に迎え、僻地医療や高齢化など現代の世相に切り込んだ人間ドラマの秀作だ。本作で映画初主演を務めた「日本で一番顔を知られた男」笑福亭鶴瓶が演じるのは、無医村に赴任した医師。村人から全幅の信頼を集めながらも、謎に満ちた彼の素性――。その医師の失踪をきっかけに浮かび上がる彼の行動と人物像を軸にした心理劇が展開される。
「あの人だったら、母をどのように死なせたのか?」
心に残るセリフがあります。
ベルンの奇蹟 映サの例会
県立美術館
2003年ドイツ映画。1954年のサッカーのワールドカップでドイツが優勝する。それは「ベルンの奇蹟」と言われている。ここでは、このサッカーと父と子の絆を描いている。
半世紀も前のことだから私達は知らないことなのに、ドイツでは未だに語られるドラマなのでしょう。それが伝わってきます。
ウィッチマウンテン/地図から消された山 109シネマズ “ロズウェル”“エリア51”と並ぶ禁断の地“ウィッチマウンテン”。地図にも載っていない米国政府の秘密施設には宇宙がらみの謎が隠されているという。その地を目指す痛快なアクション・アドベンチャーでもあるこの壮大なSFミステリーは、全米初登場1位を獲得した大ヒット作。
気楽な楽しいSFとなっている。
The Harimaya Bridge はりまや橋 広島バルト11

サンフランシスコに住む写真家ダニエル・ホルダーは、一人息子ミッキーを手塩にかけて育ててきた。しかしミッキーはアメリカを飛び出し、日本の高知県に英語教師として赴任、画家としての才能も発揮していた。その矢先、彼は交通事故で命を落としてしまう。ダニエルには、自分の父を太平洋戦争で失った過去があった。日本への偏見と嫌悪感を持ちながらも自らを奮い立たせ、息子の絵画を持ち帰る決意で、単身高知へ向かう…。
高知の映像が世界に飛んでいる。アロン・ウルフォーク監督の手腕に感心。

2009年6月 レスラー サロンシネマ “ザ・ラム”のニックネームで知られ、かつては人気を極めたものの今では落ち目でドサ廻りの興業に出場しているレスラー、ランディは、ある日、ステロイドの副作用のために心臓発作を起こし、医者から引退を勧告されてしまう。馴染みのストリッパー・キャシディに打ち明けると、家族に連絡するように勧められる。長らく会ってない娘・ステファニーに会いにいくが、案の定、冷たくあしらわれてしまって…。
ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞に輝いた感動ドラマ。ミッキー・ロークが中年の悲哀漂うプロレスラーの光と影を見事に演じ、オスカーにノミネートされたことも話題となった。
プロレスは先日亡くなった三沢さんを思い出しますね。
愛を読むひと TOHO緑井

1958年のドイツ。15歳のマイケルは21歳年上のハンナとの初めての情事にのめり込む。ハンナの部屋に足繁く通い、請われるままに始めた本の朗読によって、2人の時間はいっそう濃密なものになるが、ある日、ハンナは忽然と姿を消す。1966年、大学で法律を学ぶマイケルは傍聴した法廷の被告席にハンナを見つける。裁判に通ううちに彼女が必死に隠し通してきた秘密にようやく気づき、衝撃を受けるのだった。
最初の流れからホロコーストが出てくるとは思わなかった。秀作です。

トランスフォーマー/リベンジ TOHO緑井 オートボットたちとの死闘の末に、宇宙へ逃走した悪の金属生命体ディセプティコン。新たな仲間を引き連れ、再度地球へやってきた!オートボットとディセプティコンの、新たなる闘いが始まる。
2007年に製作され、世界中で大ヒットを飛ばした「トランスフォーマー」が帰ってきた!
ターミネーター4 スカラ座

時は2018年。核戦争で荒廃した世界は、人工知能搭載のスーパーコンピューター“スカイネット”に支配されていた。生き残った人々は抵抗軍を組織し、機械との最後の戦いに備えていた。部隊のリーダーであるジョン・コナーは、“スカイネット”がやがて自分の父親となるカイル・リースの命を狙っていると知り、彼を探し始める。一方、ターミネーターがさまよう荒野をたくましく生き抜く少年カイルは、核戦争のことも、今が何年かさえもわからない屈強な男・マーカスと出会う。
戦いの場面だらけというのが、少し飽きる。

消されたヘッドライン 109シネマズ 『グラディエーター』『アメリカン・ギャングスター』など、骨太な秀作への主演が続くラッセル・クロウ主演最新作は、あるスキャンダルをきっかけに、巨大な陰謀に巻き込まれていく新聞記者たちの戦いの日々を描いたポリティカル・サスペンス。
新聞記者(ジャーナリスト)の活躍を描くサスペンスは、時に警察の捜査さえも及ばぬ事件の深い真相の闇へと、観客を少しずつ誘ってゆく緊張感を醸し出すところが見どころだ。
昔の新聞記者のドラマである。今はどうだろう?
2009年5月 スター・トレック 広島ルーブル TV、映画と、長年愛され続けてきた「スター・トレック」シリーズ。本作は、過去に何度も製作された「スター・トレック」の最新作ではなく、1966年に創作されたオリジナルのTVシリーズをヒントに、「LOST」『クローバー・フィールド/HAKAISHA』のJ.J.エイブラムスが再構築した、リ・イマジネーション作品である。
約200年後の未来。宇宙探索のために作られたエンタープライズ号に乗り込んだ青年ジェームズ・T・カークの成長と、カークの目線と重ね合わせ、宇宙へと進出していく人類の運命と希望を描く。
懐かしい映像である。
デュプリシティ〜スパイは、スパイに嘘をつく〜 109シネマズ 嘘つきは泥棒の始まり。そう、嘘つきのプロであるスパイは泥棒なのだ。初監督作『フィクサー』でアカデミー賞7部門ノミネートを果たしたトニー・ギルロイが新作で注目したのは大企業間で展開する諜報合戦。国家の威信をかけて暗躍するより遙かに実入りがいい企業スパイ..。
いい大人がガキ大将の覇権争いよろしく敵を出し抜く爽快感を求めるこのコメディ。
天使と悪魔 109シネマズ

ハーヴァード大学の宗教象徴学の権威であるロバート・ラングドン教授は、歴史上最も謎に包まれた秘密結社・イルミナティの復活の証拠を発見し、彼らが最大の敵とみなすカトリック教会=ヴァチカンに致命的な脅威が迫っていることを知る。イルミナティの計画が密かに進行していることを突き止めたラングドンはローマに飛び、400年の歴史を持つ古代のシンボル=暗号をたどりながらヴァチカンを救う唯一の手掛りを探っていく…。
反物質というSF的なものが出てくる。その手のファンの人には分かるけれど、普通の人には意味不明のものかもしれません。原作が長いから映画も盛り沢山になっています。そのため始まりは忙しいテンポになっていますね。

休暇 映サの例会
県立美術館
刑務官が休暇を取った、その訳は?という切り口で映画は進んで行きます。死刑の執行をする時の人間模様を描いています。
見応えのある良い映画に仕上がりました。
今回は門井監督のトークショーがありました。監督は「映画では、事件そのものでなく、人のつながりを描きたかった」と言っています。それで犯人の犯行を描いていません。珍しい撮り方です。トークの相手の三浦ひろみさんもいい味が出ていました。それと、石口弁護士の説明も分かり良い解説も加えてくれました。陪審員制度が始まることもあり、RCCほか3箇所のテレビ局も来てました。
バーン・アフター・リーディング サロンシネマ 『ノーカントリー』でアカデミー賞作品賞ほか主要3部門などを受賞したコーエン兄弟が放つ“ドタバタ”クライム・コメディー。CIAの機密情報が書き込まれた1枚のCD-ROMをめぐり、様々な人々の思惑が絡まり合い、衝撃の結末へと突き進んでいく。出演は『オーシャンズ』シリーズのジョージ・クルーニー、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』のブラッド・ピット、『ファーゴ』のフランシス・マクドーマンドら。
余りにもおばかなギャグについていけなかった。
スラムドッグ$ミリオネア シネツイン 発祥地イギリスはもちろん、日本など世界中でローカライズされ人気となっている「クイズ$ミリオネア」。難問の続くこのクイズ番組で最後の1問までたどり着いたスラム出身の少年ジャマールは、いかにしてその答えを知ることになったのか? 彼自身が過去を振り返ってその理由を話す中で、一途にある少女を思い続けた少年の人生が浮き彫りになっていく。
このクイズ番組のセットが日本と同じであることに驚く。映画は夢のある作品に仕上がっている。
2009年4月 ミルク 広島バルト11 ゲイである事を公表しながら公職に就いたハーヴィー・ミルクの生涯を、優しく観察し物語を紡いだ作品。特筆すべきは、ショーン・ペンが全編を通して見せる愛嬌のある演技。アカデミー賞のみならず、多数の映画賞を制覇しているペンの熱演は一見の価値あり。これまでゲイ・コミュニティーや社会の前衛的問題に興味のなかった人も、本作でミルクの人物像に触れれば、関心を持つだろう。
1972年のニューヨーク。ゲイのパレードはニュースで覚えていますな。
ある公爵夫人の生涯 広島バルト11 知性と美貌を兼ね備え、イギリス中の人々から愛されたジョージアナ・スペンサー―ダイアナ元王太子妃の直系の祖先でもある彼女の実話を映画化。華やかな生活とは裏腹に、真実の愛を求め続けるジョージアナの姿が、スキャンダラスに、かつ感動的に描かれている。
この時代、男の子を産む、ということは一大イベント、という世界。
グラン・トリノ 109シネマズ 『チェンジリング』からほとんど間を空けずに公開されるイーストウッド監督作。『ミリオンダラー・ベイビー』以来、4年ぶりに主演も兼ねた。朝鮮戦争従軍経験を持つ気難しい主人公が、近所に引っ越してきたアジア系移民一家との交流を通して、自身の偏見に直面し葛藤する姿を描く。アメリカに暮らす少数民族を温かな眼差しで見つめた物語が胸を打つ。
イーストウッドらしいハードボイルドの作品。今回は白人から見たアジア系の青年という見方が珍しい。
ザ・バンク−堕ちた巨像− TOHO緑井 原題が「The International」というように、今、世界を動かしているのは国家や宗教ではなく、多国籍企業かもしれない。そんな不安を映画化した本作だが、シリアスな社会派ドラマというより、サスペンス・アクションに近い。実際にこんな派手な暗殺をしていては、目立って仕方がないのだが、そこはエンタテインメント。ニューヨークのグッゲンハイム美術館を舞台にした派手な銃撃戦は、この映画の最大の見所で、一見の価値がある。舞台はベルリン、ミラノ、リヨン、ニューヨークと世界各地に飛び、スケール感は十分。
銀行が武器商人に?日本では発想できないね。
僕のピアノコンチェルト 映サの例会
県立美術館
2006年スイス映画
原題がヴィトス。この彼は天才であった。
モーツアルトのようにピアノが弾けて、アイシュタインのような数学の頭脳を持つ。そんな彼でも心は12歳。天才の苦しみと、奏でる音楽。そのマッチが面白い。
イエスマン “YES”は人生のパスワード ワーナーマイカル

3年前に離婚して以来、カール・アレンの毎日は“NO”の連続だった。銀行の貸し付け担当が仕事だが、ローンの申請を却下し続け、プライベートでも友人の誘いに背を向けるネガティブな日々を送り、結果、昇進の機会を逃し、友情も壊れかけていた。そんな時、旧友ニックに強引に誘われた自己啓発セミナーで、カリスマ主宰者テレンスの迫力に押され、今後は何があっても“YES”と答えると誓いを立ててしまう。
ジム・キャリーのギャクは相変わらず楽しい。彼らしい。

2009年3月 ワルキューレ 広島宝塚 第二次世界大戦時に実際にあったヒトラー暗殺計画を題材に、トム・クルーズがその計画の中心的人物であったシュタウフェンベルク大佐を演じたサスペンス。ヒトラーの独裁政権に屈する者と世界を変えようとする者、そして両者の裏で陰謀をたくらむ者が、戦争の混乱の中で繰り広げる駆け引きを描く。
さて、本当にあった話でしょうか?
英国王 給仕人に乾杯! シネツイン

ヤンは、1963年ごろ、共産主義体制下のプラハで出獄し、ズデーテン地方の山中に向かい、廃屋でビールのジョッキを発見する…。ヤンの人生は給仕人の人生だった。田舎町のホテルのレストランでのビール注ぎの見習いから、高級娼館“チホタ荘”に、そしてプラハ最高の美しさを誇るホテル・パリで給仕の修行をする、古き良き時代。しかし1938年、ヒトラーのズデーテン侵攻でチェコスロヴァキアはドイツに占領され、その時、ヤンは自分よりも小さいズデーテンのドイツ人女性リーザに恋をしてしまう…。

シリアの花嫁 横川シネマ

イスラエル占領下のゴラン高原のある村。今日はモナが嫁ぐ日なのに、姉のアマルの表情が悲しげだ。それというのも、一度「境界」を越えてシリアへ行けば、二度と戻る事はできないのだ。やがて長男ハテム、次男のマルワンも結婚パーティにやってくる。しかし父は、ロシア人女性と結婚して家を出たハテムを許さない。パーティが終わり、モナの一家は「境界」へ向かう。無事、出国スタンプが押されるが、思わぬ出来事が待っていた。
国境を見事に描いています。映画はユーモアに満ちていますが、実際は大変なところであることが想像出来ます。

ダウト サロンシネマ 1964年のニューヨーク。ブロンクスにあるカトリック学校セント・ニコラス・スクールでは、校長のシスター・アロイシスが厳格な指導を信条に日々職務を果たしていた。一方、生徒の人気を集めるフリン神父は、ストイックな因習を排し進歩的で開かれた教会を目指していた。しかし、唯一の黒人生徒ドナルドと不適切な関係にあるのではないかという疑惑が持ち上がり、シスター・アロイシスによる執拗な追及が始まるのだった…。
メリル・ストリープのシリアスな役。彼女は色んな役をこなします。
オーストラリア アルパークシネマ 第二次世界大戦直前のオーストラリアを舞台に、イギリス貴族の女性と野性的なカウボーイの運命的な愛を描く物語。広大なオーストラリア大陸でのロケーション、ニコール・キッドマン、ヒュー・ジャックマンを始めとする主要キャストをオーストラリア出身者で固めるなど、バズ監督のこだわりと“郷土愛”を随所に見る事ができる。また、先住民であるアボリジニのスピリチュアルな人生観、土地そのものが持つミステリアスな雰囲気が魅力的。
始まりはまさに西部劇。オーストラリアの自然が素晴らしい。
20世紀少年−第2章−最後の希望 広島宝塚 浦沢直樹原作の人気コミックの映画化第2章。第1章で登場したケンヂの姉が残した娘、カンナが主人公となる。ケンヂが姿を消してから、ユキジに育てられたカンナは、「血の大晦日」の真相を知っているため、“ともだち”に洗脳された社会に反発していた。そして、「ともだちランド」で「よげんの書」の謎を解くカギを見つける…。唐沢寿明、豊川悦司らに代わり、ストーリーを引っ張るのは、カンナ役の平愛梨。少年マンガのヒロインらしいキュートでタフな少女を凛とした表情で演じている。
チェンジリング シネツイン 平凡な主婦が、子供の行方をつきとめたい一心で腐敗した警察権力に立ち向かい、真実を求めて闘い続ける姿を寡黙なタッチで描き出している。ヒロインを演じるのはアンジェリーナ・ジョリー。
1928年。ロサンゼルスの郊外で息子・ウォルターと幸せな毎日を送る、シングル・マザーのクリスティン。だがある日突然、家で留守番をしていたウォルターが失踪。誘拐か家出か分からないまま、行方不明の状態が続き、クリスティンは眠れない夜を過ごす。そして5ヶ月後、息子が発見されたとの報せを聞き、クリスティンは念願の再会を果たす。だが、彼女の前に現れたのは、最愛のウォルターではなく、彼によく似た見知らぬ少年だった。
実話だからか数奇な運命のドラマです。心に残る作品です。
2009年2月 フェイク シティ ある男のルール 広島バルト11 キアヌ・リーブス主演作品。これまでのイメージを覆し、正義のためなら手段を選ばないロス市警のタフな刑事を演じて新境地を拓いた。『L.A.コンフィデンシャル』や『ブラック・ダリア』の原作者として知られるジェイムズ・エルロイが脚本を手掛けただけあって、ロサンゼルスの光と闇を余すところなく描き出し、心を突き刺すような痛みを含んだ一級のクライムサスペンスに仕上がっている。
サスペンスだけだね。役者が良すぎてもったいない映画。
ベンジャミン・バトン 数奇な人生 広島バルト11

1920年代にF・スコット・フィッツジェラルドが執筆した、80代で生まれ、そこから若返っていくひとりの男の姿を描いた短編の映画化作品。普通の人々と同じく彼にも時の流れを止めることはできない。ニューオーリンズを舞台に、1918年の第一次世界大戦から21世紀に至るまでの、ベンジャミンの誰とも違う人生の旅路を描く。

「人の生には永遠はない。一瞬の出来事だけ。」
この物語は奇想天外ですが、映画の内容は素晴らしい。
マンマ・ミーア! アルパークシネマ 「ダンシング・クィーン」「恋のウォータールー」など70年代に次々とヒット曲を放ったABBAの楽曲から誕生したミュージカルは、今や世界中で上演を重ねる大人気の舞台だ。
メリル・ストリープ が乗っていた。彼女が好きなミュージカル作品ということで、「直ぐに飛びついた」と文春の阿川佐和子のインタヴューで答えています。
それにしてもABBAの曲は懐かしい。思わず体が動いてしまう。
おくりびと サロンシネマ 所属する東京のオーケストラが解散し職を失ったチェロ奏者の大悟は演奏家を続けることを諦め、妻の美香を連れて故郷の山形に戻ってくる。早速、求人広告で見つけたNKエージェントに面接に出かけ、その場で採用になるが、それは遺体を棺に納める納棺師という仕事だった。
滝田洋二郎監督作「おくりびと(英題:Departures)」が第81回米アカデミー賞の外国語映画部門にノミネートされ、同作品の舞台となった日本の葬儀屋の隠された世界が一躍脚光を浴びることとなった。
父母4人を看取った人間としては、以下とは思えないところがありますね。
多くの国で類をみない日本の「納棺師」は、家族を失った遺族の立ち会いの下、弔意と敬意が交錯する儀式において魔術師のような巧みな手先で遺体を清め、美しくするために奉仕をしなければならない。
???そうかなあ?
あの日の指輪を待つきみへ 映サの例会
県立美術館
指輪を見つけた青年が指輪に刻まれた名前の人へ連絡をする、というところからドラマが展開するという実話から生まれたラブストーリー。
第二次世界大戦と北アイルランド紛争を盛り込み、時代を超えたドラマです。
「誓いは出来ます。それを守ることは分かりません。」
というセリフが人間の脆さを表現してますね。
この映画では、50年前の誓いを運命の愛として表現してますが、多分守れないから、このドラマが生まれたのではないでしょうか?
007/慰めの報酬 アルパークシネマ 『007/カジノ・ロワイヤル』に続くダニエル・クレイグ版007の第2弾。前作で初めて愛した女性・ヴェスパーを喪ってしまったジェームズ・ボンドが、復讐心に駆られながらも任務に臨み、巨大な犯罪組織と対決する姿を描いていく。ダニエル・クレイグは前作同様、ジェームズ・ボンドを人間味たっぷりに表現。またアクションでも身体を張ったファイトシーンなどを披露している。本作のボンドガールを務めたオルガ・キュリレンコは、タフでどこか謎めいた魅力を持つカミーユを鋭く演じた。監督は『チョコレート』のマーク・フォースター。人間ドラマを描くことに定評のある彼が、クレイグ版ボンドの魅力をより一層引き立てている。
最近のスパイ映画はかつてのソ連のような花華々しい敵がいないのが映画を難しくしている感がありますね。
2009年1月 かけひきは、恋のはじまり ワーナーマイカル アメリカン・フットボールのプロリーグが出来たばかりの1925年。プロチーム“ダルース・ブルドッグス”の中年キャプテン・ドッジは、人気のない解散寸前のチームをなんとか盛り上げようと必死になっていた。目をつけたのは、誰も見向きもしないプロリーグとは対照的に、熱狂的人気を集めていたアメフトのカレッジ・リーグ。大学生のスター選手カーターをチームに引き込み、彼の人気にあやかろうと考えた彼は、一路シカゴへ向かう。
ジョージ・クルーニーが15年以上企画を温めてきた、監督三作目。嘘のような面白いエピソードがいっぱいのアメフト プロリーグ黎明期を舞台にした、小気味よいコメディだ。
アメフトの初期という時代が面白い。
アラトリステ サロンシネマ 1622年、国王フェリペ4世に仕える傭兵、アラトリステはフランドルの戦場で勇猛果敢に戦い、マドリードに戻って来た。そこに、「イギリスからやってく異端者を殺せ」という奇妙な依頼が舞い込む。それは、イギリス皇太子チャールズを抹殺しようとする異端審問官、ボカネグラと国王秘書官アルケサスの謀略だった。
歴史上の出来事の中に架空の人物、ディエゴ・アラトリステを登場させた歴史スペクタクル作品。
剣を使うチャンバラものはどの時代も見せるものがある。
ワールド・オブ・ライズ スカラ座 米国の諜報機関・CIAの中でも、最高の腕をもつ敏腕工作員ロジャー・フェリス。中東からワシントンまで世界を駆け回っている彼の命運を握るのは、安全なアメリカから電話で指示を出す、冷徹なベテランCIA局員エド・ホフマンだ。彼らは、地球規模の爆弾テロを画策するテロ組織リーダー、アル・サリームを追いかけていた。
レオナルド・ディカプリオ&ラッセル・クロウという二大俳優共演で贈る、エンターテインメント超大作。
中東の戦争は根が深すぎる。イスラエルとアラブの戦争もまた始まってしまった。宗教戦争のイメージなのか、深すぎる怨念ですね。
地球が静止する日 アルパークシネマ 任務遂行のため、ロボットの“ゴート”を従えて地球に降り立った人間型異星人“クラトゥ”。政府や科学者たちが謎の解明に奔走する中、ある女性と義理の息子は、クラトゥの任務に巻き込まれていく。そして二人は“地球史上最大の危機”が、今まさに訪れていることに気付く…。ロバート・ワイズ監督によるSF映画をリメイク。ワイズ版でのクラトゥは人類に核兵器の放棄を要求したが、本作では環境破壊への警告へと変えられている。
異星人の、「地球を救いにきた」という台詞は良いですね。
この自由な世界で シネツイン 90年代以降、ほぼ毎年のように映画を撮り続けている監督、ケン・ローチ。彼が描くのはこの世界で弱い立場にいる人たち。この物語の主人公アンジーもそうした人間のひとりで、搾り取られて用がなくなったら捨てられるという点では、移民労働者たちとそう変わらない。そんな状況から脱するために彼女は競争社会の中に入っていくが、それは「搾取される人間は、さらに下のものから搾取する」という、世の中のシステムに乗っていく事になる。悪意がないにも関わらず、必死に生きようとする人間がどんどん追い詰められていく、この世界。はたして、私たちは本当に「自由な世界」に生きているのだろうか。そんな問いかけが胸に沁みる傑作だ。