2001年ティスティングノート
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1月例会のティスティング 2001.1.20.

CHAMPAGNE BRUT PREMIER CRU
LARMANDIER BERNIER
BLANC DE BLANCS
VERTUS

繊細な泡。イースト、トースト香。柑橘系の香り。 シェリー香もあり、ボディは中ぐらいの力強さで、爽快感とどっしり感を 共に楽しめる、贅沢な味わい。新世紀のスタートに相応しい逸品。  コメント:三吉研一

COTE-ROTIE , 1996
COTE BLONDE
R.ROSTAING

外観は輝きのある、深みのあるルビー色。 甘味のある濃縮した果実味。ブラックベリー、甘草、胡椒。 バランス良く、まだまだ若い。タンニンはとても繊細。 アルコール、タンニン、酸味が良くまとまっている。 合わせる料理はジビエを香草、ワインで詰めたものを。  コメント:長田康二

CHAMBERTIN CLOS DE BEZE , 1986
LOUIS JADOT

果実味豊かな華やかな香り。正常に熟成されたワインで、素晴らしい。 透明感を帯びた色調で、ブルゴーニュの代表的な大好きなワインである。 スリーズの濃縮された香り、どっしりと落ち着いたタンニン、 なめし革のうっとりする香りが口中に充満し、 十分な酸がすべてを上品に包み込む。複雑かつシンプルで、力強くかつ繊細。 まだまだねかせておけるワインで、後十年は大丈夫である。  コメント:青木啓

CHATEAU TROPLONG MONDOT , 1970
SAINT-EMILION GRAND CRU CLASSE

30年も前のものとは思えぬくらい、若々しく、香り、酸味もビンビンである。 チェリーとなめし革の香りが口中に広がる。 時間の経過とともに、ボディが弱々しくなりそうで、 元気なうちに一気に味わいたい。  コメント:滝澤秀行

BOURGOGNE ALIGOTE , 1998
J.F.COCHE-DURY

極淡い輝く黄金色。ハチミツ、ミネラル、ほのかなバニラの香り。 爽やかだが柔らかい酸が心地よく、またたっぷりと感じる。 とても上品で引き締まっていて、豊かな味わいのワイン。 シャルドネのブルゴーニュのすばらしさを全てもっていて、なおかつ 後味のキレの良い爽やかさを併せ持つ、素晴らしいワイン。  コメント:三吉研一



料理はもちろん、入栄軒シェフ 村林氏入魂の
カナダ産イノシシの赤ワイン煮込み、八角風味

赤ワインと野菜をふんだんに使ったソースは絶品。 CHATEAU TROPLONG MONDOT , 1970 と同じ香りを放っていたが、 COTE-ROTIE , 1996 COTE BLONDE R.ROSTAING とどちらに合わせるか、 議論伯仲でした。


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