2000年ティスティングノート
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11月例会のティスティング 2000.11.18.

CONDRIEU , 1997
LA DORIANE
E.GUIGAL

(中西健二氏によるブラインドテスト)
輝く黄金色。フルーティな香り。ライチ―のほの甘い香り。 ピノグリかゲヴュルツかヴィオニエか迷うところだが、 一応ややトロピカルなニュアンスもあり北は除かれ、、ヴィオニエを確信させられる。 ヴィンテージは92、93と思われたが、97年であったか。 ヴィオニエ種のヴィンテージを当てるのは難しいと痛感させられた。  コメント:萩原正芳

BEAUNE TOUSSAINTS , 1989
LOUIS JADOT

(中西健二氏によるブラインドテスト)
透明感があり、輝きがある鮮やかなうすい赤紫色。 レッグは中位。 赤い果実、ラズベリー、苺などの香りが感じられる。 グラスを廻すことによってさらにその香りが広がる。 アタックは柔らかく、酸味、タンニンなどバランス良くまとまっていると思う。 飲み終わった後に、口の中に香りが広がってくるように思える。 全体的にまとまっていて、おいしいワインだと思う。  コメント:庄田賢二

CHAMPAGNE ROSE
GRAND ROSE , BRUT
MONTANDON

クリアな淡いロゼ色。きめの細かい豊かな泡立ち。ベリーやスリーズの香り を持ち、引き締まった酸が魅力。しっかりとしたボディで今日の魚介を初め、 幅広い料理に合わせられる。  コメント:細川隆

MEURSAULT GENEVRIERES , 1986
PREMIER CRU
DOMAINE JEAN MONNIER

外観は黄土色を含むやや濃い黄色。 ディスクやや厚め。ラルムはふつう。乾燥ハーブ、酸化熟成香、 グラスを廻すとそれが強く、その奥に蜂蜜、抹茶のニュアンスが感じられる。 口に含むとバランス良く、ソフトな口当たり。 合わす料理は、シンプルな魚貝類、クリーム系ソースにバターの風味、 シェリーの味わい、乾燥ハーブ添え。  コメント:長田康二

CHATEAU L'HERMITAGE , 1997
SAINT-EMILION GRAN CRU

色はかなり濃いめ、見るからに重いイメージがある。 香りは、ほこり、湿った革、少し甘めの香りもある。 味は厚みのあるメルローそのもの。 仏蘭西というより新世界での良質のワインといった感じの仕上げ。 料理に合わせるよりも単品で楽しむか、色々なフロマージュとの マリアージュが楽しめると思う。 '97と若いが、20〜30年経ったらタンニンとフルーツがまざり、 インパクトの有る肉料理と合わせるなど、違った楽しみ方があるだろう。  コメント:中西健二

SAARBURGER RAUSCH KABINETT
EISWEIN RIESLING, 1980
WEINGUT FORSTMEISTER

透き通った明るい黄金色。アイスヴァインでありながら、甘さが前面に出ず、 リースリング独特の味が濃くはっきりと感じられる。 甘いデザートに合わすのではなく、ヨーグルト系のデザートに良いのでは。  コメント:滝澤秀行

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