2000年ティスティングノート
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9月例会のティスティング 2000.9.16.

CHAMPAGNE
ORGUEIL DE FRANCE
CHARLES LAFITTE , BRUT , 1989

外観はやや黄土色を帯びた黄色。 気泡は少し間をおいてゆっくりと立ち上がる。 柑橘系の香り。アタック、酸味、苦味が心地よく、 ドライフルーツや熟したりんごの香りがする。 ほどよくまとまりのあるタイプ。 酸味のあるフレッシュハーブと新鮮なフルイドメールとともに味わいたい。  コメント:長田康二

DUETTO , 1996
RED ASSEMBLAGE
SANTO TOMAS&LIVERMORE VALLEYS
MEXICO

(萩原正芳氏によるブラインドテスト)
非常に濃い紫紅色のローブ。クリアで健全な色合いである。 長いレッグスがコクのあるボディを想わせる。 先ず、森の下草のような青い香り、その後にかすかにバニラを感じる。 口に含むと、柔らかな酸、まるみのあるタンニン、少し土っぽい味わいが特徴。 これらの要素からカベルネソービニョン60%、メルロ30%、フラン10% 程度の混醸と見たが、まさかメキシコ産とは....。  コメント:細川隆

PETALUMA , 1997
COONAWARRA , AUSTRALIA

カベルネソービニョン60%、メルロ40%
濃い紫色を帯びた色合い。エッジはほとんど紫色で若いワインであることが分かる。 ティアも長くしっかりとして酒体を想像させる。 心地よいスパイシーな香りと、落ち葉のような湿ったニュアンスを持つ。 豊かな酸と、まだカドの取れていないタンニン、しっかりしたアルコール。 素質のあるワインだが、ちょっと飲むには早すぎた。  コメント:滝澤秀行

CHARMES CHAMBERTIN , 1988
DOMAINE TAUPENOT-MERME

かすかにレンガ色を含んだ透明感のある薄めのルビー色。 スリーズノワール、赤いバラのポプリ、ニカワの香り、 そしてやはりサクランボの砂糖漬けの香り。黒いベリーの香りもたっぷり。 タンニンは口に柔らかく刺激を与えるが、とてもしっかりとして力強く深みがある。 湿った土や血を想わせる獣の香り。 ビロードの舌触り。 全てを角のない、しかし力強い酸がつないでいる。 時間がたつと赤いみずみずしいバラやスリーズの豊かな香りが華やか。 もちろんエキス分の甘味も魅力的。ほのかに樽の香ばしい香りもある。 魅力たっぷりのワイン。  コメント:三吉研一


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