2000年ティスティングノート
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CHAMPAGNE ORGUEIL DE FRANCE CHARLES LAFITTE , BRUT , 1989 外観はやや黄土色を帯びた黄色。 気泡は少し間をおいてゆっくりと立ち上がる。 柑橘系の香り。アタック、酸味、苦味が心地よく、 ドライフルーツや熟したりんごの香りがする。 ほどよくまとまりのあるタイプ。 酸味のあるフレッシュハーブと新鮮なフルイドメールとともに味わいたい。 コメント:長田康二
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DUETTO , 1996 RED ASSEMBLAGE SANTO TOMAS&LIVERMORE VALLEYS MEXICO (萩原正芳氏によるブラインドテスト) 非常に濃い紫紅色のローブ。クリアで健全な色合いである。 長いレッグスがコクのあるボディを想わせる。 先ず、森の下草のような青い香り、その後にかすかにバニラを感じる。 口に含むと、柔らかな酸、まるみのあるタンニン、少し土っぽい味わいが特徴。 これらの要素からカベルネソービニョン60%、メルロ30%、フラン10% 程度の混醸と見たが、まさかメキシコ産とは....。 コメント:細川隆
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PETALUMA , 1997 COONAWARRA , AUSTRALIA カベルネソービニョン60%、メルロ40% 濃い紫色を帯びた色合い。エッジはほとんど紫色で若いワインであることが分かる。 ティアも長くしっかりとして酒体を想像させる。 心地よいスパイシーな香りと、落ち葉のような湿ったニュアンスを持つ。 豊かな酸と、まだカドの取れていないタンニン、しっかりしたアルコール。 素質のあるワインだが、ちょっと飲むには早すぎた。 コメント:滝澤秀行
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CHARMES CHAMBERTIN , 1988 DOMAINE TAUPENOT-MERME かすかにレンガ色を含んだ透明感のある薄めのルビー色。 スリーズノワール、赤いバラのポプリ、ニカワの香り、 そしてやはりサクランボの砂糖漬けの香り。黒いベリーの香りもたっぷり。 タンニンは口に柔らかく刺激を与えるが、とてもしっかりとして力強く深みがある。 湿った土や血を想わせる獣の香り。 ビロードの舌触り。 全てを角のない、しかし力強い酸がつないでいる。 時間がたつと赤いみずみずしいバラやスリーズの豊かな香りが華やか。 もちろんエキス分の甘味も魅力的。ほのかに樽の香ばしい香りもある。 魅力たっぷりのワイン。 コメント:三吉研一
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