2000年ティスティングノート
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3月例会のティスティング 2000.3.18.

SAUMUR-CHAMPIGNY , 1996
CHATEAU DU HUREAU
PHILIPPE ET GEORGES VATAN

(三吉研一氏によるブラインドテスト)

やや深みがあり赤色のトーンの入ったルビー色。ラルムは普通で、 ゆっくりとしたたる。 香りの芳香性は普通で、赤い果実の香り、フレーズ、そしてミネラル、土のニュアンス。 バランスよく、若干甘味のニュアンスも有りとてもおいしい。 全般的な肉料理に合う。  コメント:長田康二

PIERRO , 1998
SEMILLON SAUVIGNON BLANC
MARGRET RIVER REGION OF AUSTRALIA
M.J.PETERKIN

(喜多文治氏によるブラインドテスト)

色調は酒質を思わせる軽やかな明るい黄金色をしている。 微発泡がより軽やかさを表現し、パイナップルの香りを中心に フルーティーない香りが口中に広がる。 味わいはやや甘味が先行する。 夕日を浴びた夏の浜辺の別荘で、きりりと冷えた状態で、一日の 楽しい刻を思い出しながら味わいたい一品である。  コメント:滝澤秀行

GRECO DI TUFO , 1998
CUTIZZI , FENDI DI SAN GREGORIO

濃い黄金色。香りも色もオロナミンC系。 パイナップルや杏の甘い香りを中心に、リキュールの、 特にジェンシアンの様な香りがとても個性的。 口に含むと、微発泡を感じ、甘味はほのかである。 かすかに苦味も感じ、さわやかで、引き締まった口当たりが素晴らしい。 ソービニョンブランやシャルドネに飽きたあなた、食前、食中、食後に こいつをがぶがぶやれば、世界は広いと幸せになれます。  コメント:三吉研一

SAVIGNY LES BEAUNE , 1998
PREMIER CRU , LES SERPENTIERES
MAURICE ECARD

華やかなピノ特有の香り。サクランボ等の香りがする。 色調は輝きがあって、飲み心地も素晴らしい。 ビンテージは若いがおいしく飲める。 まさしくワインを飲んでいる実感を与えてくれるワインである。  コメント:青木 啓

CHATEAU BEYCHEVELLE , 1982 , 1995

1982:透明感があり、輝きのある健全なワインで、 色調は、リムはほんのりオレンジ色がかった濃い黒紫色である。 凝縮感がありレックもしっかりとしたワインで、 第一の香りは黒スグリのような濃いベリィ系の香りと杉の香りが調和し、良い。 グラスをまわすとさらにそれは強くなり、花の香り、獣臭、湿った土の香り、 トリュフの香りがたちこめました。口に含むと多くの果実を感じる辛口の 赤ワインで、酸味は心地よく、苦み渋みのバランスが良いアフターテイストも 長いフルボディのワインで、時間と共に幸せな気分になった。 ソースのしっかりとした仔羊や、甘い濃いソースをかけたフォアグラのソティと 一緒に飲みたい。まだまだ長寿して、その年その年に又違った美味しさを 与えそうなワイン。
会員提供の1995(開栓後3日)を一緒に飲んだのだが、 1995はまだまだかたく、しかし、3日経っているのにもかかわらず、 とっても余命の長いワインであった。  コメント:東博子

RETSINA OF ATTICA
TRADITIONAL APPELLATION
KOURTAKI , GREECE


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