1997年ティスティングノート
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12月例会のティスティング 1997.12.10.

de VENOGE , des PRINCES , 1985 blanc de blanc
穏やかな泡立ち。香りはシェリー香、酸化香、カラメル香等、ピュリニーモンラッシュを思わせる。 味わいはクールで、やや鉄っぽい。シンプル、リッチ、上品。 合わせるなら絶対オマール海老か、よりかんだとき味わいのでる伊勢海老。  コメント:山本治
KRUG ROSE , Brut , Reims
(萩原正芳氏提供) 色調はロゼと判別しにくい程濃い黄味を帯び、少し赤味がかっている。 気泡も細くチリチリといい音がしている。 山桃の様な香り、カラメルとごくわずかにトーストを感じる。 味わいはまろやかで、口中で香りが倍増する。 クリュグはブランしか飲んだことがなかったので、非常におもしろいシャンパンと思う。  コメント:松田浩一
VOSNE-ROMANEE Premier Cru LES BRULEES, 1989 , domaine JEAN GRIVOT
透明感ある輝くルビー色。やさしいスリーズの香り。 口に含むとなめらかにタンニンが口中を満たし、穏やかな感じ。 酸もなめらか。 しばらく経つとバラ、マッシュルームの香りが加わり、 ベリーの香りがより生き生きと口中でおどる。 タンニンの上品なアタックとバランスの良い酸が、優しい中に しっかりした骨格を与えている。  コメント:三吉研一
CHATEAU SOUTARD , 1986 , St-EMILION GRAND CRU CLASSE
黒のトーンが入ったとても深みのあるルビー色。 ラルムは厚くゆっくりとしたたる。香りの芳香性はやや閉じ気味であるが、 濃縮したミュール、土、トリュフの香りが、グラスを回すとより強く感じる。 アタックはなめらかなビロードのような舌触り。酸、アルコールとのバランスが とてもよく、今からでも楽しめるが、今後の熟成が楽しみ。 フィレドブッフや子羊を用い、ジュとフォンをトリュフやシャンピニョンと共に 詰めたペリグーソースの料理に合う。  コメント:長田康二
ALSACE GEWURZTRTAMINER , 1989 , SELECTION DE GRAINS NOBLES , TRIMBACH
輝きのある黄金色。蜂蜜の香りが広がり、ライチー、トロピカルフルーツの香りも混ざる。 フォアグラのソテーを食しながら、至上の時を味わう。  コメント:滝澤秀行
VIN JAUNE , 1986 , COTES DU JURA , Fruitiere Vinicole de Voiteur
(前田恵美氏のおみやげ)わずかにベージュを帯びた淡い黄金色。 渋皮付きのノワゼット香と、フィノへレスの香ばしい酸化熟成香。 わずかに、とてもドライなアブリコの甘味を感ずる香り。 味わいはタイトな酸が口中いっぱいに広がり、焼いたナッツ風味が香ばしい味わいを与えてくれる。 すばらしく上手に酸化熟成された Vin Jaune の一品といえよう。 合わせる料理は、エクルビスのソースアメリケーヌ。  コメント:杉本靜彦
BENEDICTINE DOM
ご存じドム。お遊びのブラインドテストで、すぐに言い当てたのは萩原正芳氏。

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