1997年ティスティングノート
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SAUMUR-CHAMPIGNY , 1994 , CHATEAU DU HUREAU , PHILIPPE ET GEORGES VATAN
(三吉研一氏によるブラインドテスト) 透明感のある明るい紫色。酸味と軽めのタンニンが単一品種らしい特徴を出している。 軽やかで一瞬ボジョレを思わせるが、豊かな果実香、スミレの花の香りそして、カベルネフランの特徴的な香りを 感じる。会長の細川隆氏がヴィンテージを含めてズバリ的中。長田康二氏、中道宣子氏も 正解。 コメント:堀潤二郎 |
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MAITRE d'ESTOURNEL , 1989 , BORDEAUX(三吉研一氏によるブラインドテスト) 外観、色調は少しチャコールの入った深みのあるルビー色。 ラルムはやや粘性を持ちながらゆっくり流れる。香りの芳香性は普通。 ドライフルーツ、干プラム、スーボアの香り。 アタックはやさしく、心地よい酸味が口中に広がり、 熟成を感じさせるタンニンがスーボアとともに口中を満たす。 全体としてバランスが良く、今飲み頃である。 合う料理はブッフのブラウン系ソース。 会長の細川隆氏は、A.C.ボルドーで、ズバリ、ただ一人の2問正解。堀潤二郎氏も正解。 コメント:長田康二 |
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FIXIN CLOS DE LA PERRIERE PREMIER CRU , MONOPOLE , 1996 , JOLIET PERE et FILS 色調は非常に淡く、あしは軽い。香りの第一印象は、ピーチ、レモンのような フルーティな香りと、ミネラルの香り。 干し草、くるみの香り、軽いトースト香がする。 味わいはピチピチしたさわやかで軽い辛口の感じだが、単一品種、しかも モノポールだけあり、さわやかな中にも主張があると思える香りと味わいである。 余韻も短く、飲みやすいワインである。 きんき、鯛の焼き物、ごく薄塩、レモン添えや、魚介を中心にした料理に 幅広くあわせられるワインである。 コメント:前田恵美 |
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FIXIN CLOS DE LA PERRIERE PREMIER CRU , MONOPOLE , 1995 , JOLIET PERE et FILS 外観、色調はとても透明感のある、輝きのあるルビー色。 ラルムはソフトにゆっくりと流れる。 香りの芳香性はやや閉じぎみ。ベリー系の香り、フレーズドボア等がする。 アタックは普通で、赤い果実系のフレッシュな味わいが口中に広がる。 若々しい酸味と、タンニンと、アルコールの全体のバランスがとても良い。 今からでも楽しめるが、3年〜5年後の熟成が期待できる。 くせのないジビエやプレを赤ワインで詰め、果実風味を利かせたソースの料理に合う。 コメント:長田康二 |
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CHATEAU LEOVILLE LAS CASES , 1975 色調は濃い赤。 杉の香りが少し感じられ、ブラックチェリーのブーケ。 全体はビロードののどごし。のどごしのよい中に タンニンが十分残り、後5年〜10年は十分に楽しめる。 このワインだけで十分楽しめるが、うずら等のジビエと合わせると さらにその力を発揮する。 コメント:萩原正芳 |
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SAUVIGNON BLANC , CACHAPOAL , 1997 , CANEPA , CHILE 堀潤二郎氏提供。非常にフルーティで、ボディも感じるソービニョンブラン。 |
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MYRTILLE des PERES CHARTREUX , LIQUEUR de MYRTILLES 深い果実香が青海苔の香りとともに。甘い。濃いが気品ある味わい。 |