1997年ティスティングノート

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9月例会のティスティング 1997.9.20.

CHATEAU DU CAPITOUL , 1996 , LA CLAPE , COTEAUX DU LANGUEDOC (長田康二氏によるブラインドテスト)
色調は輝く赤みがかった淡いピンク色。フランボワーズのジャムっぽい香りや、 スリーズの香り。酸味、渋味、そしてエキス分から感じる甘味が、共にバランス良く、 料理を選ばない辛口のロゼ。
南仏のロゼのAOCを言った者は正解か?  コメント:黒田晴樹
ARBOIS , SAVAGNIN , 1989 , domaine de la PINTE
透明感のある輝く薄い黄色。ノワゼット、ドライフルーツ、アーモンド、シェリーの香り。ローズマリーやアニスの香りも感じる。 口に含むと心地よい酸が広がり、エキスの厚みや甘味が独特の香りとともに口中を満たす。 まろやかだが、力強くしかも平板ではない。 バターをたっぷり使った伝統的フランス料理の魚料理、エビカニ料理あるいは 胡椒をきかせクリームを使った白い肉の料理に合わせたい。 コメント:三吉研一
ALTERO , 1990 , VINO DA TAVOLA ROSSO TOSCANO , POGGIO ANTICO
色調は若さを証明する紫色も若干感じられ、 透明感のあるイタリアンらしい明るいルビー色。 香りは、インキ、プルーン、シナモン系のハーブが広がる。 はつらつとした若さを感じるのどごしの中に、 中程度のタンニンと漢方薬のようなイタリア独特の味わい。 Vino da Tabvola でありながら、飲みごたえのある一品。 バジルソースの鳥肉、豚肉料理トマト添えに合うワイン。  コメント:滝澤秀行
TORRE ERCOLANA , 1990 , CANTINA COLACICCHI ANAGNI , VINO DA TAVOLA DEL LAZIO
濃い紫色。カシスやブルーベリーの香りがする。湿った土や赤いドライフルーツの香りもする。 しっかりしたタンニンを感じる。 酸味と甘味のバランスがよい。
セパージュは、カベルネソービニョン、メルロー、チェサネーゼそれぞれ 1/3。  コメント:中村善彦
NIEBAUM COPPOLA , 1994 , BLACK LABEL , CLARET (medoc type) , sonoma
滝澤秀行氏のおみやげ。
KALLSTADTER KOBNERT , PFALZ , TROCKENBEERENAUSLESE , 1993 , RUDOLF MULLER
光沢と輝きを持った黄金色。キラキラとした透明感があり、見るからに健康的。 アカシアのはちみつを感じるねっとりした香りと、あんずのジャムの様な甘口の香りを確認できる。 それでいて熟したメロンの甘い酸味を感じる。 アタックは正にハニーの味わいを感じるが、若干パッションフルーツの 甘くて優しい酸味を持っている。 全体的にとてもねっとりとした濃縮感のある、非常に甘口のワインである。 合わせる食べ物は、アンズのタルト等の焼き菓子等で。 コメント:杉本靜彦
COCA BUTON , GIOVANNI BUTON
淡い黄色。とろっとした粘性を持っている。ローズマリーや松ヤニやレモンかオレンジの皮の香り。 甘い。アルコール36%


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