1997年ティスティングノート

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9月臨時例会のティスティング 1997.9.05.

LES CHAUMES , OEIL DE PERDRIX , PINOT NOIR DU PAYS DE VAUD , 1996 (杉本靜彦氏のスイスよりのおみやげ、ブラインドテスト)
山ウズラの目(OEIL DE PERDRIX)というロゼワインの色を形容する言葉を、そのまま名前にした スイスのワイン。エレガントで美しいロゼ色、上品で引き締まった味わいは、 素材を生かした繊細な味付けの料理なら、ほとんどオールマイティにあう。
BIENVENUES BATARD MONTRACHET , 1989 , DOMAINE LEFLAIVE(萩原正芳氏によるブラインドテスト)
透明感があり、輝く、淡い色調の黄色。蜂蜜、ミネラル、上品な樽香。かすかなノワゼット香。 心地よい焦げた香りもほのかに漂う。あらゆる香りが存在するが、すべてが繊細で、出しゃばってこない。 酸もしっかりしているのに洗練されていて、爽やかなくちあたりなのに、まろやかでもある。 とんでもないワインが、ブラインドテストに提供されました。
ヴィンテージははずしたものの、杉本靜彦氏と松田浩一氏が的中しました。
VEUVE CLICQUOT PONSARDIN BRUT
爽やかさと力強さのバランスのとれた、すばらしいシャンパン
HERMITAGE , LA CHAPELLE , 1982 , PAUL JABOULET
ミュール、トリュフ、土、なめし革。強いタンニン。 カンゾウ、ハーブ。非常に濃く、濃密だが、しっかりした酸がすべての要素を 調和させ、引き立てていてさすがポール・ジャブレのエルミタージュ。
TRELEAVEN CHARDONNAY , 1994 , CAYUGA LAKE , N.Y.
上品な樽香とバニラの香り。酸も生きていてまろやか。非常によいバランスで 奥の深さを持ったまれなアメリカワイン。
LE VIOGNIER DUDOMAINE DE GOURGAZAND , 1996 , VIN DE PAYS D'OC
パッションフルーツ、桃の香り。
COTE ROTIE , 1990 , M.CHAPOUTIER
深みのある濃いガーネット色。カンゾウ、ユーカリ、葉巻、革、胡椒の香り。 少しショコラを感じる。ビロードのようなとてもなめらかな舌触り。鉄っぽさも感じる。 ジビエのロティにスパイスをきかせ、シャンピニョン、赤ワイン、素材のジュで詰めた料理にあう。
CHANTI CLASSICO RISERVA , 1974 , DEL POGGIO , MONSANTO
少しレンガ色を帯びた赤茶色。なめし革、スーボア(腐葉土)、シャンピニョン、 土、ドライフルーツ等の香り。とても繊細な味わい。フィニッシュに心地よいミルキーな甘味も感じる。 繊細なジビエ(カイユ、ピジョノー等)にブラウン系のソース、そしてシャンピニョンを添えた料理にあう。


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