2001年ティスティングノート
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10月例会のティスティング 2001.10.20.

CHAMPAGNE , BEAUMONT DES CRAYERES , 1995
Fleur de Rose

とても淡いサーモンピンク、きめ細かな泡立ち。香りは繊細なスリーズ、フランボワーズ。 心地よい酸味、とてもエレガントで非常に繊細な味わいの逸品。
料理は、新鮮な魚介などとレギュームにデリケートな酸味のソースのオードブルがよい。   コメント:長田康二


TOKAJI ASZU 5 PUTTONYOS , 1995
(東 博子氏によるブラインドテスト)

色は濃いゴールド。見ているだけで嬉しくなるような暖かみのある色合いである。 香りは少し石油系と濃縮した果実。柔らかな酸味と濃い果実味が上品にバランスして いて濃いわりに次々と飲みたくなる味である。ゆったりとワインだけを楽しむのも 良し、甘めの果物と合わせたり、デザートとも申し分のない相性を生むだろう。
私はてっきりアルザスの上級のリースリングのVTかと思ってしまった。 コメント:中西健二


CHATEAU COUTET , 1995
A.O.C.BARSAC

(東 博子氏によるブラインドテスト)

屈折率の高いクリアで輝く黄金色。香ばしい樽香が心地よく鼻腔をくすぐる。 とろりとして滑らかな舌触り、アンズや花梨など黄色い熟した果実を想わせる 味わい。酸も上質でしっかりとしており、甘さとのバランスも良くとれている。 コメント:細川隆


CHASSAGNE MONTRACHET LA ROMANEE 1'er Cru , 1996

透明感があり輝いている。少し緑がかった麦わら色、レッグもしっかりとしている。第一の 香りはリンゴ、カリン、少しピーマンの甘い香り。第二の香りはフュメ、ナッツの香ばしい 香り、バターの香りもする。口にするとナッツを強く感じる。酸も生き生きとし複雑な辛口 のワインで、苦味を軽く感じ、渋味はない。アフターテイストは12〜3秒。しっかりとした フルボディのワインで今飲んでもなかなかいけるし、このあと4〜5年はいけると思う。 料理は、オマール海老のクリームソース、そしてバターをしっかりきかしたもの。グラチネ 仕立てにしてサヴァイヨンのようなソースのお料理が合うと思います。  コメント:東博子

ROMANEE SAINT-VIVANT, 1988
DOMAINE MICHEL VOARICK

色は濃い目、香りは少し弱く酸化したような感じがする。口に含むとブルーベリーなどを煮詰めた ようなエキスが広がる。でも、ニュイ地区のあの繊細な感じと紅茶や樽の香りなどが少し物足りない。 飲むとボディもしっかりとしていて充分においしい。保存状態に問題があったのか、残念です。  コ メント:黒田春樹

CHATEAU L'EGLIES CLINET, 1993

外観は、深みのある赤のトーンにほんの少しオレンジのトーンが入ったガーネット。香りは 濃縮したベリー系の果実と木の香り、グラスを廻すと土、キノコを感じる。酸味とアルコール のバランスが良く、まだまだ若く今後5〜10年楽しめる。料理はフィレ・ド・ブッフのジュ、 赤ワインをつめ、トリュフのアッシェ、キノコを添えたもの。 コメント:長田康二

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