2001年ティスティングノート
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5月例会のティスティング 2001.5.19.

MEURSAULT , 1996
MEIX-CHAVAUX
COMPT ARMAND

(高橋正浩氏によるブラインドテスト)
やや緑がかった黄金色。厚みのあるディスクからしっかりした酒体を想わせる。 シトロン系の爽やかな香りの奥に、はしばみ等のナッツ系のアロマを感じる。 口に含むとかすかにパイナップルなどのトロピカルなフルーツの味わいがある。 余韻の控えめな樽香も心地が良い。素晴らしい造りのワインである。  コメント:細川隆


LES GRAVIERS , 1999
CHARDONNAY
ARBOIS , STEPHANE TISSOT
DOMAINE ANDRE ET MIREILLE TISSOT

外観はとても濃い黄金色をおびた黄色。ディスク厚く香りは1999年なので まだ閉じ気味。ハーブ、ミント香、ハチミツ、甘いバニラの香り、フィニッシュに 少し苦味を感じる。酸味のバランス、アルコールのボリューム感は素晴らしい。 今後熟成が楽しみ。 合わせる料理は鳥にバターとクリーム系、北系のハーブ、少しの甘みをつける。  コメント:長田康二


MAS DE DAUMAS GASSAC , 1992
VIN DE PAYS DE L'HERAULT
HAUTE VALLEE DU GASSAC

セパージュは、シャルドネ90%、プチモンサン5%、ヴィオニエ5%。 色彩は輝くかなり濃い黄金色。香りは最初ロワールのシュナンブランを思わす、 甘く若草のような香りを感じるが、口に含むと酸はやさしく、タンニン、 甘さにやはり南フランスの特徴を表している。 アルコールは普通、コクもしっかりしたバランスの良いワイン。 木目も細かく喉ごしは滑らか。後味は結構ひく。 南仏の白の中では、かなりボディがある。シャルドネ100%でないのが決め手!  コメント:黒田晴樹


COS D'ESTOURNEL , 1993
(高橋正浩氏によるブラインドテスト)
最初の一口で非常に若々しく力強さを感じる。10年後に飲んでみたい。 色調、香りとも正常で、カベルネソービニョンの特徴を出している。 口に含むとメルローの柔らかさも感じられる。  コメント:青木啓


ECHEZEAUX , 1998
JACQUES CACHEUX

甘味、樽のコゲ香、スリーズの入り交じった香り。 各々が主張していて、まだまとまっていない。 喉ごしはつるつるとしているのだが、まだタンニンの荒さが勝っている。 ハーブや牛乳やいろんな香りも感じられるし、酸も十分にあり、 甘味と上手くバランスしているので、今でも十分に美味しいが、 5年、10年と熟成させれば、ハーモニーも生まれてより楽しめそうで、 期待がもてる。  コメント:三吉研一

POMMARD GRANDS EPENOTS , 1983
DOMAINE MICHEL GAUNOUX

褐色を帯びた赤色。少し濁った感じである。 ゴヌーはポマールの有名生産者。 深い樽香とチェリーの熟した香り、桃の香り、百合の花の香りを ミックスした感じ。タンニンはやわらか。喉ごしもなめらか。 鳥料理と一緒に合わせたい一本。  コメント:高橋正浩


CHATEAU DE SURONDE
QUARTS DE CHAUME , 1997

ほのかにハチミツの香りが漂う。 濃い黄金色。ドイツのアイスヴァインやランクドックの VINS DOUX NATURELS とも味わいを異にする、甘口のワイン。 食後のデザートとして、ホイップクリーム、ブリュレにハチミツを 少々トッピングした焼き菓子が思いうかぶ。  コメント:滝澤秀行



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