2000年ティスティングノート
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5月例会のティスティング 2000.5.20.

PACHERENC DU VIC BILH SEC
CHATEAU BOUSCASSE , 1997

(長田康二氏によるブラインドテスト)

輝きのある淡い黄金色。トロピカルフルーツや熟れたピーチを想わせる心地よい香り。 樽からのタンニンがしっかりとあり、のどの奥でバニラも感じる。 上質な酸味と豊かなアルコール。 その他にも非常に複雑な要素をもったワインである。 鱒などの川魚と合わせてみたい。  コメント:細川隆

CHAMPAGNE
MUMM DE CRAMANT
GRAND CRU
BRUT CHARDONNAY

薄い黄色。透明感がありながらその奥に繊細な色合いを感じさせる。 きめ細かな泡立ちで、とてもおだやかな果実香。 口に含むと酸味とフルーティな甘味が複雑に入り混じったまろやかな味わい。 とてもとてもシャルドネ種の良さをグッと引き出した一本です。 心地よいさわやかさをフィニッシュで感じさせてくれました。  コメント:長田美由紀

VIN D'ALSACE
RIESLING KAEFFERKOPF , 1988
CUVEE DU CINQUANTENAIRE
JOSEPH ET CHRISTIAN BINNER

P 久しぶりに飲んだリースリングです。 また、こんな古いビンテージも初めてですが、 ほんとうによく熟成されたワインで感動しました。甘味もほどよく感じ、 酸も程よい。料理と合わせるのではなく、ワインだけを楽しむワインである。 毎日でも飲みたい。
非常によい年であった1988年は、JOSEPH 氏の結婚50周年にあたり、 CUVEE DU CINQUANTENAIRE となっている。  コメント:青木啓

GRIOTTE CHAMBERTIN , 1988
LAUREN PONSOT
SNC DES CHEZEAUX

引きずり込まれるようなスパイシーでエキゾチックな香り。 スモークしたようなラズベリーの様な味を感じる。 口に含んでいるとなんともいえない適度な酸味とボディ感のある余韻が 気持ちいい。 もう5年位経てばさらに深み、とろみが期待できる秀作。 ジビエと合わせると最高。今旬のカツオともいい相性。  コメント:高橋正浩

BRUNELLO DI MONTALCINO , 1994
MELINI

私、日常イタリアワインはよく飲みます。 過去10年間数えきれないほどの種類を飲みました。 しかしこのブルネッロ ディ モンタルチーノと ヴィーノ ノビーレ デ モンテプルチアーノは 価格のこともあって飲んだ記憶がありません。 サンジョベーゼ種でつくられたこのワイン、 軽いタイプが多いイタリアワインの中にあって、 やはり、期待通りしっかりしている。 全てに大変バランスよく素晴らしい。 少し若いけれども、ルネッサンスの香り! トスカーナの長閑な風景が目に浮かぶようです。 料理はやはり白トリュフを使った子羊、もしくは ざっくばらんに骨付き仔牛(トスカーナ名物!)に合いそう! 2005年ごろに飲みたかったワイン。  コメント:黒田晴樹

BOURGOGNE PASSETOUTGRAIN , 1997
EMMANUEL ROUGET

(高橋正浩氏提供のワイン)

外観は淡いピンクを帯びたカシスレッド。 香りはバナナ、パパイヤなどのトロピカルフルーツ系の香り。 味わいは生き生きとした酸を感じ、 喉ごしの良い軽いタンニンを感じ取ることができる。 アルコールは軽快で締まっている。 余韻の長さは中位。全般的にバランスの取れた良いワイン。 夏を迎えるこの季節、もう少し冷やして飲んでみたい。  コメント:倉口正智

CREME DE MENTHE LIQUEUR , TEARDROP
FREIXENET , CAVA

CHEVERNY , 1998
LE PETIT CHAMBORD
VENDANGES MANUELLES
FRANCOIS CAZIN


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