1998年ティスティングノート
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CHATEAU CROIZET BAGES , 1994 , PAUILLAC
(細川隆氏によるブラインドテスト) 色調はとても透明感のある赤色のトーンがあるクリスタルなルビー色。 香りはフレーズ、ミネラル、バター、 グラスを回すとより強くきのこや土の香りも感じる。 口に含むとなめらかで、やわらかく、繊細な果実味、アルコール、酸のバランスもよい。 今からでも楽しめるし、今後の熟成が楽しみだ。 料理はあまりアグレッシブなソースではなく、 ブッフのジューと赤ワインを詰めたソースにシャンピニョンをのせたものが合う。 ヴィンテージを1年はずしたものの、松田浩一氏が見事的中。 コメント:長田康二 |
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CHABLIS PREMIER CRU , VAILLONS , 1990 , JEAN-MARIE RAVENEAU ミネラル香、ハチミツ香があり、樽香も感じられる。 色は黄金色で、熟成しているのがわかる。 口に含むとミネラル香がいっぱいに広がり、出来の良いワインという事がうかがえる。 コメント:中道宣子 |
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CHATEAU KEFRAYA , 1992 , COTEAUX DE KEFRAYA-KEFRAYA-LIBAN わずかにワインのエッジに熟成によるオレンジカラーが現れはじめた。 やや濃いルビーカラー。 香りはスモーク・チップとダーク・チョコレートの香ばしい甘さ、 熟したフランボアーズの果実香を確認できる。 味わいは、かなりグリエした木樽の香ばしさと共に、ややリキュール状になった フランボアーズやミルティーユの甘い果実味。 やや酸味が少なく、ロースト風味が味わいの全体を支配している。 炭火で焼いたサングリエにやや甘めのソースを添えて。 コメント:杉本靜彦 |
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SAVIGNY LES BEAUNE PREMIER CRU LES GUETTES , 1952 , M.DOUDET NAUDIN 想像通り、香りはチョコレート風のランショ香を感じる。 もちろんエッジも透明に近い。アタックは優しく、味わいはマディラ酒、 紹興酒のようであるが、のど越しは全くビロードの様になめらか。 しかも、口に含んでから喉を通り過ぎる間の味の変化は何とも例えようのない良さがあり、 余韻も複雑で永く楽しめる。45年の歳月を感じさせるワインであった。 尚、コルクには BOUCHON DE REPLACEMONT とあった。 コメント:細川隆 |
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PARFAIT AMOUR , CHARLES VANOT 甘い。珍しく色が紫でないために、ブラインドされると意外にスミレであることがわからない。 |