1998年ティスティングノート
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11月例会のティスティング 1998.11.21.

BOURGOGNE PASSETOUTGRAIN , 1996
HUBERT LIGNIER

(滝澤秀行氏によるブラインドテスト)

果実香が豊かで少し硫黄の香りがする。 フレッシュでベリーの香りがしっかりしている。
アルコール、タンニン、酸も程良く、中位のボディ。 ピノノワールとガメイのコンビネーションがおもしろい。  コメント:黒田晴樹

VACQUEYRAS (BLANC) , 1997
DOMAINE LA MONARDIERE

ルーサンヌ40%、グルナッシュブラン40%、ヴィオニエ20%
とても輝きのあるやや濃いイエロー。ディスク厚め。香りの芳香性はやや開きぎみ。 とてもインパクトのある香りで、グラスをまわすといろいろな香りが複雑に入り交じっている。
アタックは、豊かなエキス分とアルコール、酸のバランスが非常によい。 はちみつ、ハーブ、バター、バニラ。
今も良いし、5〜6年の熟成も楽しみだ。
料理は、白身魚、鶏などのムニエルに甘酸っぱいソース、繊細なハーブ添え。  コメント:長田康二

CHATEAU PATACHE D'AUX , 1995
CRU BOURGEOIS , MEDOC
(堀潤二郎氏のおみやげ)

深い紫色で、エッジの色からも未だ若いワインであることが解る。 ディスクの厚みやレッグスからはしっかりとしたボディを想像させる。
スパイシーで森の下草のような香り、心地よい酸しっかりとしたタンニン。 非常にバランス良く仕上げられたワインである。  コメント:細川隆

NUITS-SAINT-GEORGES CLOS DES CORVEES , 1994
PREMIERE CRU ,(magnum) LOUIS JADOT

やや深みのあるクリスタルなルビー色。香りはやや閉じ気味。
フランボアーズ、カシスの香り。アタックはやわらかく心地よい酸味。 ベリー系の香りと甘味。まだまだ熟成が楽しみだ。
カイユレ、ピジョノー、ベキャス等のジビエをジュとフォン、赤ワインで詰めたソースと共に 味わいたい。  コメント:長田康二

CHATEAU LA CABANNE , 1983
POMEROL

透明感があり輝きがある。レックは長く色はややオレンジ色を含んだ濃いめの ルビー色。
第一の香りは土の香り、きのこの香り、ダークチェリー、カシスの香り があり第二の香りにはミルキーさが増した。
口に含むとやわらかな、熟成されて酸化したような酸味があり、苦み渋みはこなれている。 フルボディで余韻は長く、後5〜10年くらいは楽しめそうだ。
暖炉のあるようなところで、鹿肉としっかりしたソースで合わせたものと飲みたいと思いました。  コメント:東博子

PORFIDIO , TEQUILA
100% BLUE AGAVE , BLANCO


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