1998年ティスティングノート
もどる



3月例会のティスティング 1998.3.14.

Cote-Roti, 1994 , M.CHAPOUTIER (松田浩一氏によるブラインドテスト)

色調は濃いガーネット色で、アタックは強く黒胡椒を想わせるスパイシーな香り、 口に含むとやや強い酸味を感じる。この酸味にごまかされた人が多く、サンセール、 ブルゴーニュ等の解答が見られ正解者はなかったが、長田、萩原、西山の3氏が セパージュをシラーと答えた。 コメント:細川 隆

Bourgogne cote chalonnaise "Les Clous" , 1994 , A. ET P. DE VILLAINE

透明感のある淡い黄金色。香りは穏やかで、やや薄い樽香とピーチ、はちみつの味を喉の 奥に感じる。
全体的には飲みやすい感じがする。 コメント:滝澤 秀行

Nuits-Saint-Georges , 1988 , DOMAINE MICHEL CHEVILLON

色調は鮮やかなルビー色。果実の香りはするが具体的に表現できるほどの特徴がなく個性 に乏しい。
10年程経過している割にはフレッシュな喉ごしである。丸みがあるのは年のせいであろ う。全体的に 重厚感に乏しいのは畑のせいであると思われる。 コメント:青木 啓

Nuits-Saint-Georges 1er Cru "Les Saint-Georges" , 1991 , DOM. MICHEL CHEVILLON

非常にクリアである。グラスとの接点がやや透明かかっており熟成が進んでいることが解 る。色調は きれいなガーネットに光り輝いている。第一アロマはベリー系の果実の熟れた香り、第二 アロマは ブラックチェリーやブルーベリーの香り、第三アロマは少しマッシュルームを思わせる。
落ち着いた、ほっと安心した心地にしてくれる。まだ5〜6年は充分に楽しめると思う。
合わせる料理は、鴨のロティ・オレンジソース等はどうだろう。 コメント:松田 浩一

SAMBUCA , RAMAZZOTTI(長田氏によるブラインド)

サンブーカはエルダーベリー(にわとこの実)とリコリス(甘草)をスピリッツに浸漬、 蒸留した イタリアの特産酒。アニゼットと答えた人はいたが、正解者は無。


1998年ティスティングノート
|1月|2月|3月 |4月|5月|6月 |7月|9月 |10月|11月|12月|

|1996年|1997年|