1998年ティスティングノート
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9月例会のティスティング 1998.9.19.

FIXIN , 1993
LOUIS JADOT

(松田浩一氏によるブラインドテスト)

少し熟成した色調とスパイシーさがあるが、 ピノ・ノワールの香りそのものは少し弱い気もするので、 クリュボジョレと間違えやすかった。 酸味が結構あるしカラーもやや薄めで単一品種というのがうかがえる。 やや軽めなのでハム、ソーセージなどにも合わせるとよい。  コメント:中道宣子

CHAMPAGNE , CHARLES HEIDSIECK
BRUT ROSE , 1985

わずかにオレンジ色を帯びた淡いピンク色。 泡粒は非常に細かいが、泡の量は少ない。 香りの第一印象はトーストしたパンの香ばしい風味、そして 比較的甘味を持った山形のサクランボの柔らかい香り。
味わいはきめ細やかで優しい気泡の心地よい刺激、 そして香りと共通する香ばしいトースト・パンの風味。 シャンパーニュにしては酸のシャープさが少ない。 85年という年代を考えると、非常によい状態で熟成されたシャンパーニュと思える。 若鶏のロースト、サクランボとナッツをミックスしたソースでいただきたい。  コメント:杉本 靜彦

VIN DE PAYS DU JARDIN DE LA FRANCE
GAMAY , 1997 , VIN NON FILTRE
DOMAINE LES HAUTES NOELLES

とても輝きのあるクリスタルなルビー色。淡い紫のトーンもある。
香りはとてもフルーティーで、イチゴドロップや、甘い香りを感じる。 アタックはなめらかで、心地よいソフトなタンニン。酸、アルコールのバランスが良い。 フレッシュさのある間に飲むのが良さそう。 このワインだけでも楽しめるが、軽い肉料理に最適。  コメント:長田康二

CHATEAU GRAND CORBIN DESPAGBE , 1975
SAINT-EMILION GRAND CRU CLASSE

色調はやや濃いめのガーネット(これは良さそう!!)
香りはインキーさが残っていながらしっとりと落ち着いて、 後半には、トリュフ香さえ感じる(どっちやねん?!)
味わいはアタックがスマートだが、果実味のエクストラクションと、 重厚なタンニンの粒々感がたまらない! 酸味が充分残っているのがうれしいです。 ジビエなんて気取ったこと言わず、ビフテキで決めましょう!!(ぶ厚く切って!!)  コメント:山本 治

BINGER SCHNACK , 1962
SPATLESE

(TWAのメンバーにはおなじみのフランクフルト在住の 中西健二氏が一時帰国されました。 9月例会へ来て下さいました。こんなすばらしいおみやげをいただきました。)
麦藁色、黄土色を帯びた黄色。酸化熟成香、ハーブ(茶)、ミネラル香。 ソフトな甘味、ハチミツ。オイリー。マロングラッセと共に味わいたい。  コメント:長田康二

CHATEAU DE FERRAND , 1986
BARON BICH , SAINT-EMILION GRAND CRU

(三吉研一氏のおみやげ。サンテミリオンの酒屋さん...やはり観光客相手なんだろうなー... で130フラン)

MELMOR , LE MIEL DE LA MER
PRODUIT EN BRETAGNE

SERVIR FRAIS、 APERITIF A CONSOMMER BIEN FRAIS としつこくかかれている ハチミツ酒。


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