SNOOPY

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21世紀へ伝えたい宝物
      企画・制作 朝日新聞社

No.33 幸せ

きには幸せになるのを恐れているんだよ、チャーリー・ブラウン 幸福はきみのためになるって思わないかい? どうかなァ… 副作用はないかな?

幸せに、偏差値はない。

 幸せについて語り合う、チャーリー・ブラウンとライナス。それは、だれにとっても難しい問題かもしれません。
 私たちは子供のころからひとと自分とを比較することに慣れているため、自分が幸せかどうかさえも、ひとと比べて判断してしまいがちです。しかし、幸せの尺度はひとりひとり違うもの。たとえば、他人から見ると平凡な毎日の繰り返しであっても、本人にとっては何より幸せな人生かもしれません。また、たとえ過酷な日々であっても、自分の夢や可能性をつねに追い求めている人生こそが幸せだと感じているひとも多いでしょう。
 有名な学校を卒業し、安定した就職先を探し、マイホームを持つ。そんな従来の幸せのイメージも崩れつつある現代。まずは、世間的な目にとらわれず、自分なりの幸せを考え、見取り図を描く。そして、それを実現するためにはどうしたらいいかを検討し、一歩一歩、歩んでいく。部屋の照明をコントローラーで少しずつ明るくしていくように、私たちもそれぞれの幸せ度を高めていきたいものです。