1999年ティスティングノート
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2月例会のティスティング 1999.2.20.

COTE ROTIE , 1996
DOMAINE DE BONSERINE
COTE BRUNE

(細川隆氏によるブラインドテスト)

透明感のあるややオレンジがかったルビー色。香りの芳香性はやや閉じ気味。 ラルム、粘性はやや厚みを感じゆっくり滴る。 香りはベリー、ブラックチェリー、また甘い香りを感じる。そして樽の香り。 ややスパイシーさもある。ミディアムボディで全体的にバランスが良く、 繊細である。 ジビエ(カイユレ、鳩)のロティーに、赤ワインとバルサミコそして 素材のジュで合わせた料理が合う。  コメント:長田康二

YARDEN , 1997
MOUNT HERMON WHITE
GOLAN HEIGHTS WINERY , イスラエル

ソービニョンブラン、エメラルドリースリング、フレンチコロンバール種。 美しく輝く淡い黄金色。フレッシュで、トロピカルフルーツや、 白桃やはちみつの香りが素晴らしい。 口に含むとほのかな甘味を感じるが、その甘味はすっきりとした爽やかなもので、 口中からすうっとひいていく上品な甘味である。勿論糖からくるものではなく 辛口白ワインなのだ。名古屋コーチンのささみ炭火焼き鳥塩味生ハーブ添え、 鯛の塩焼きバルサミコソース、イタリア料理なら何でも、鍋ならふぐの白子で決まり。 上質でとても素晴らしいワインだ。  コメント:三吉研一

VINO DA TAVOLA ROSSO DI TOSCANA , 1994
CASTELLO DI GABBIANO , ANIA
サンジョベーゼグロッソ種。少し褐色を帯びたルビー色。香りは強く豊かで素晴らしい。 酸、タンニン、アルコールのバランスが良く、まだ熟成しつつある。 バルサミコを利かせた濃いソースで鴨、羊などに合いそう。  コメント:黒田晴樹
CHATEAU CHASSE-SPLEEN , 1982
MOULIS

熟成の年月を思わせるレンガ様の色調と香り。 まろやかなタンニンと酸。17年を経て仕上がった柔らかな味わい。 フォアグラのポワレのペリグリーソースとの相性が何とも言えない。 久しぶりに得た至福の時。  コメント:細川隆

ROSA DI TOSCANA
GRAPPA MIT ROSEN-LIQUEUR
DIGESTIV
L.W.C.MICHELSEN , HAMBURG

淡いピンク色。上品な甘さ。桜餅の香り。


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