1999年ティスティングノート
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3月例会のティスティング 1999.3.20.

CONDRIEU , 1991
E.GUIGAL

(萩原正芳氏によるブラインドテスト)

濃縮度を感じるライチやハチミツの香り。辛口。 バランス良く、長熟タイプ。 ローヌの大地で太陽の光をいっぱいに浴びながら、 白身の肉のピーチソースの料理と共に味わいたい。  コメント:長田康二

SUNTORY
CHATEAU LION
登美 , 1987

(萩原正芳氏によるブラインドテスト)

濃いガーネットで、エッジがややかすれている。 湿った枯れ葉の香り。柔らかいアタックで、タンニンがうまく溶け込んでいる。 カベルネソーヴィニョン、カベルネフラン、メルローのバランスの良いブレンドが 飲みやすさを作っている。 アフターテイストは短い。  コメント:中村善彦

FRANKEN TROCKEN , 1993
RODELSEER SCHLOSSBERG
SILVANER KABINETT
色合いは輝きのある薄目の黄色。 香りは、トップ香にアルザスのミュスカを思わせるハチミツ香を感じます。 味わいはさっぱりとした酸味と後味の甘味、切れのよさが印象的。 グレープフルーツを思わせる爽やかさも印象的です。 全体的に辛口とは思いますが、切れのよさが印象に残ります。  コメント:堀潤二郎
MUSIGNY , 1986
CUVEE VIEILLES VIGNES
DOMAINE COMTE GEORGES DE VOGUE

透明感があり輝きがある健全なワイン。 第一の香りはベリー系の甘い香り、やさしい落葉の香りがし、 第二の香りにはそれが強くなった。 酸味はまだまだ生きていて、渋み、苦みも軽くバランス良く、 濃縮感のある辛口の赤ワインである。 とても上品で、鉄分も感じられ今日の鳩の料理とも良く合った。 凝縮感もあり、余韻も十分あり、まだまだいけそうな魅力のあるワインです。  コメント:東博子

CLOS DE L'ORATOIRE , 1976
SAINT-EMILION GRAND CRU CLASSE

色調はレンガ色、オールドヴィンテージそのものである。 第一香は、なまぐさい香り、ほこりっぽい香りもする。 なめらかな味わい。濃縮されていて甘味を感じるし、 酸とタンニンのバランスが良い。 しっかり熟成がなされている。  コメント:青木啓

CINZANO ORANCIO
ブラインドで、ズバリと即答したのは、 いつも愛飲している(らしい)篠木麻美氏


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