1999年ティスティングノート
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8月例会のティスティング 1999.8.21.

HERMITAGE , 1993
DOMAINE JEAN-LOUIS CHAVE

(滝澤秀行氏によるブラインドテスト)

やや透明感に欠けるが輝きはある。冷えすぎていてあまり香りが上がりにくいが、 ベリー系の香り、土の香りと、軽い黒胡椒、香草の香りがする。 ベリー系の香りが多くたち、ピノノワールと間違ってしまうほどの香りがする。 動物臭もある。 色的にはややオレンジがかった黒紫色で、1993年より少し古く感じる。 口に入れるとまろやかで酸味渋味のバランスも良く、にがみも少し感じる、 とても口にあるフルボディである。 温度が上がると黒胡椒の香りが強くなっていた。 料理と合わすなら、仔羊の香草風味ピネクレット巻タイムのソース。 もう少し若いものも飲んでみたい。  コメント:東博子

CHATEAU LAFITE ROTHSCHILD , 1992
(滝澤秀行氏によるブラインドテスト)

クリアな液面、ややレンガ色を帯びた紫紅色。 第一香からズバリ、カベルネソーヴィニョンの特徴を放っている。 爽やかな酸と程度の良いタンニンが調和し、バランス良く仕上がっている。 酒体にやや軽さを感じるのは収穫年によるものか? いづれにしてもおいしいワインには変わりない。  コメント:細川隆

CHAMPAGNE M.MAILLART
BRUT , 1981 : BRUT , 1985
ECUEIL PREMIERE CRU

色は黄金色。1985年はコゲ臭が感じられ、力強い。 1981はシェリー臭。ピノノワールの比率が高いのか? 一見 KRUG を思わせる雰囲気。 値段がいくらか気になる。 コメント:萩原正芳

VIN D'ALSACE EDELZWICKER , 1995
ROLLY GASSMANN

色は少し緑がかった薄イエロー。 香りは糖度の高さを思わせるドライフルーツ、あんず系。 ゲヴルツの特色が出ている様に思われる。 ワインだけで楽しむのもいいし、フロマージュとの相性も色々楽しめそう。 料理に合わせるのは難しいが、アルザスのウズラのロティー、 アルザスのフォアグラなどはどうだろうか?  コメント:中西健二

CHATEAU TROTANOY
1981 , POMEROL

エッジから中心にかけてのレンガ色の色調が年齢を感じさせる。 しめった墨の香り、濃厚!!微妙に酸を感じさせる。 充分に熟成させたブドウから造られたと想像できる快い甘味。 ビロードを想わせる柔らかさはメルローならでは...。 飲み頃を微妙に過ぎたかと思われるが、 これもメルローの繊細さから来る迷いか? タンニンも隠れたおだやかな状態で快良い。  コメント:堀潤二郎

BARBERA
CRU RIAN ROMUALDO DI MONFORTE D'ALBA
RESERVA , 1967 , PRUNOTTO

外観はクリアで非常に薄いレンガ色。 香りは少し酸化したランシオ香と、ドライフルーツや果物の皮などを感じます。 味わいは酸味が少し強く丸味のあるかすかなタンニンと 控えめな甘味とのバランスがとても良い。  コメント:青木啓


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