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最近見た映画の感想

感想
2013年12月


REDリターンズ 109シネマズ お年寄りの元スパイのが格好いい。このユニークさは最高。ブルース・ウィリスのおとぼけ、イ・ビョンホンのカーチェイス、ヘレン・ミレンの美枝。良いですね。
引退した元スパイたちの活躍を描いた、人気アクション『RED/レッド』の続編。至って静かに日々を過ごしていた元CIAの敏腕エージェントが、仲間らと行方不明の小型爆弾を追いながら事件の裏に潜む巨悪に挑む。ブルース・ウィリス、ジョン・マルコヴィッチ、ヘレン・ミレンら名優たちが前作に続いて登場。さらにアンソニー・ホプキンス、キャサリン・ゼタ・ジョーンズ、イ・ビョンホンという豪華な面々が共演。

言の葉の庭 シネツイン 素晴らしい映像のアニメ。風景が実写に見えるほどでした。物語はありふれていますね。
シネツイン新天地が12月27日に閉館になりました。残念です。
『秒速5センチメートル』や『星を追う子ども』で知られる新海誠が原作と監督と脚本を手掛け、繊細なタッチで描くアニメーション。現代の東京を舞台に、男子高校生と生きることに不器用な年上の女性の淡い恋の物語を丁寧に紡いでいく。


キャプテン・フィリップス 109シネマズ ソマリア海賊の実態がよく分かる。トム・ハンクスの船での活躍には感心したが、アメリカの救出劇には出来過ぎで、最後は撃ち殺して終わり。アメリカの宣伝か?と見え見えで、感動が薄れてしまった。
2009年のソマリア海域人質事件をテーマに、海賊に拉致されたコンテナ船船長をトム・ハンクスが演じたドラマ。船員の救出と引き換えに4日間にわたって海賊の人質となった船長の運命と、海軍特殊部隊ネイビーシールズによる救出作戦を、緊張感あふれる演出で活写する。原作は、船長リチャード・フィリップスが著したノンフィクション。


ミッドナイト・イン・パリ 映サ おしゃれなパリの街。1920年にタイムスリップするということで、その時代の楽しさが一杯。ヘミングウェーがバーで酒を飲んでいる事実に笑える。
2011年、スペイン・米作。ウディ・アレン監督の魔法が楽しい。1920年代へのノスタルディを奏でているのは、ハリウッドの青年のパリへのあこがれのためである。婚約者とのパリ旅行なのにすれ違いの二人。その中でのパリの冒険が始まる。



ゼロ・グラビティ 109シネマズ 宇宙は夢があっていい。サンドラ・ブロックの宇宙服に感心して見とれる。真空の怖さなのに、邦画にないセリフのユーモアが相変わらず見事。
サンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーという、オスカー俳優が共演を果たしたSFサスペンス。事故によって宇宙空間に放り出され、スペースシャトルも大破してしまった宇宙飛行士と科学者が決死のサバイバルを繰り広げる。監督を務めるのは、『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』の鬼才アルフォンソ・キュアロン。

悪の法則 109シネマズ 登場人物は悪人だけだが、物語は原題の「THE COUNSELOR」のままの方が少しは謎がつかめるかも。一つ一つのシーンは面白味があっても全体がつながってない。豪華スターがもったいない。
マイケル・ファスベンダーにブラッド・ピット、ペネロペ・クルスにキャメロン・ディアスにハビエル・バルデムという豪華スターが共演した心理サスペンス。欲望に駆られて裏社会のビジネスに手を出した弁護士とその仲間たちが、危険なわなにハマり否応なく堕(お)ちて行く姿を描き出す。
2013年11月

かぐや姫の物語 109シネマズ 相変わらずの綺麗な映像。ジブリが解釈した童話のかぐや姫。「姫の犯した罪と罰」にはちょっと考え過ぎのイメージかな?
数々の傑作を生み出してきたスタジオジブリの巨匠、高畑勲監督が手掛けた劇場アニメ。日本で最も古い物語といわれる「竹取物語」を題材に、かぐや姫はどうして地球に生まれやがて月へ帰っていったのか、知られざるかぐや姫の心情と謎めいた運命の物語を水彩画のようなタッチで描く。


清須会議 八丁座 三谷監督らしい笑いに仕上がっていたのに、本人がコメディではないと言っているのは不思議。役所広司の勝家の演技に感心しました。
数々のヒット作を作り出してきた三谷幸喜が、およそ17年ぶりに書き下ろした小説を自ら映画化した群像喜劇。本能寺の変で織田信長が亡くなった後、織田家後継者と領地配分を決めるために、柴田勝家や羽柴秀吉らが一堂に会した清須会議の全容を描く。役所広司演じる勝家と大泉洋ふんする秀吉の主導権争いを軸に、それぞれに思惑を秘めた登場人物たちが駆け引きを繰り広げていく。そのほか佐藤浩市、妻夫木聡、浅野忠信、西田敏行ら豪華キャストが勢ぞろいする。



マラヴィータ サロンシネマ 往年のマフィア・ドラマをコメディーにしていて大いに笑えました。デ・ニーロとトミー・リー・ジョーンズの掛け合いも見どころあり。
ロバート・デ・ニーロ演じる元大物マフィア一家と現役マフィアとの対立を、製作総指揮マーティン・スコセッシ、監督リュック・ベッソンで描くクライムコメディー。FBIの証人保護プログラムのもとで偽名を使い、世界を転々とする元大物マフィアファミリーがマフィアの雇った殺し屋グループとの壮絶な戦いを繰り広げる。主人公の妻役にミシェル・ファイファー、一家を監視するFBI捜査官役でトミー・リー・ジョーンズが共演。



拝啓、愛しています 映サ 私が映画タイトルを思うと、「おじいさんの恋」でした。ドラマのテーマは、老人の生活、病気、介護なのに、そこに「老人の恋」を持ってくる脚本、監督に感心しました。
2011年韓国映画。退職をして悠々自適のマンソクが小遣い稼ぎの牛乳配達をしていると、いつもの坂道に同世代の女性と出会う。何時しか彼女とのすれ違いを楽しむようになっていた。また、駐車場の管理人のチャンは認知症の妻と生活をしている。こんな深刻になりそうなドラマに、マンソクを演じるイ・スンジェの軽妙な演技に笑いまで出てくる。



42〜世界を変えた男〜 広島バルト11 アメリカの全球団 が永久欠番にしている背番号42、黒人初のメジャーリーガーとなったジャッキー・ロビンソン。心を打つドラマです。ただ、もう少し彼の活躍のプレイを見たかった。
黒人初のメジャーリーガー、ジャッキー・ロビンソンの伝記ドラマ。白人の世界だったメジャーリーグに飛び込み、偏見や差別に屈することなく奮闘した彼の姿を描く。親身になって彼を支えたドジャースの重役ブランチ・リッキーを、名優ハリソン・フォードが徹底した人物リサーチと特殊メイクを施して演じ切っている。



炎のランナー 広島バルト11 1981年イギリス映画。1924年のパリ・オリンピックでの短距離選手のドラマに引き込まれました。宣教師の息子エリックが日曜日には安息日で棄権をする。ユダヤ系で差別を受けるがプロのトレーナーの指導で優勝するハロルド。陸上の花の短距離に感動です。
2012年ロンドン・オリンピック開会式でワン・シーンが上映され、ヴァンゲリス作曲の有名なテーマが流されたことで改めて注目を集めたスポーツ・ドラマ。陸上競技にすべてを賭けた実在のランナー、ハロルドとエリックは、当時イギリスを覆っていた人種偏見、宗教問題、権威主義などと闘いながら、1924年に開催されたパリ・オリンピックでの勝利を目指す。アカデミー作品賞、作曲賞ほか4部門を受賞。イギリスの美しい風景も見どころ。

2ガンズ 109シネマズ デンゼル・ワシントンとマーク・ウォールバーグのアクションの期待だったけれど、麻薬取締官と海軍情報部将校が銀行強盗という奇想天外過ぎの話についていけない。
マフィアに潜入捜査して彼らの金を強奪したことから、思いも寄らぬ戦いに身を投じる麻薬取締官と海軍情報部将校の姿を描く。主人公コンビのクールかつユーモラスな掛け合いもさることながら、ド派手を極めた見せ場や予測不可能な展開にも魅了される。
2013年10月

グランド・イリュージョン 109シネマズ 天才マジシャンの華麗な技にはスピード感あり。4人を集めた裏方の黒幕の謎にはアイデアありますが、1人のマジシャンとの違いが不自然かも。
『トランスポーター』シリーズなどのフランスの鬼才ルイ・ルテリエが監督を務め、希代のプロマジシャン、デヴィッド・カッパーフィールドが協力した娯楽作。マジックを駆使して瞬く間に大金を強奪する4人のマジシャンと、彼らを追い掛ける捜査官たちのチェイスを描く。

ブロークンシティ 広島バルト11 マーク・ウォールバーグとラッセル・クロウ共演には惹かれましたが、汚職事件のバトルにはがっかり。キャサリン・ゼタ・ジョーンズは相変わらず美しい。
ニューヨーク市長から妻の浮気調査を頼まれた私立探偵が、それをきっかけに欲望にまみれた汚職事件に巻き込まれていく姿を追い掛ける。先読み不可能なストーリーはもとより、実力派たちが繰り出す演技合戦にも注目。


31年目の夫婦げんか 八丁座 メリル・ストリープとトミー・リー・ジョーンズの演技がほのぼのとして、笑いも一杯。セラピストに通う二人の事件だが、アメリカだととっくに離婚していそう。
結婚31年目に夫婦の絆を取り戻そうと奮闘する夫婦を、オスカー受賞のM・ストリープとT・L・ジョーンズが演じるヒューマンドラマ。カップルセラピーに振り回されながらも、結婚生活を振り返り、未来のための答えを見つけ出すまでの夫婦の姿を描く。。『プラダを着た悪魔』のデヴィッド・フランケルがメガホンを取り、セラピスト役で、『40歳の童貞男』などのスティーヴ・カレルが共演。


ファントム/開戦前夜 広島バルト11 潜水艦のドラマは何時もスリルがあって楽しい。核ミサイル搭載にしてはおんぼろ潜水艦の不思議さと、ファントムが新兵器という意外さに驚きの面白さ。
冷戦時代にハワイ沖で消息を絶ったソ連の核ミサイル搭載潜水艦をめぐり、アメリカとソ連がし烈な諜報(ちょうほう)戦を繰り広げた史実を題材にした軍事サスペンス。ある極秘任務を下されたソビエト海軍の潜水艦クルーたちの運命を、『ロンリーハート』のトッド・ロビンソン監督が描く。主演は、名優エド・ハリスと『X-ファイル』シリーズのデヴィッド・ドゥカヴニー。


クロニクル トーホー緑井 高校生でいきなり超能力者になったらどうするか?彼らのとまどいの反応が面白い。その能力がなかなか制御出来ない三人と、エスパーが怪物という一般人の反応に悲惨な結末が連想出来る。
ごく普通の生活を送っていた高校生たちが、突如として超能力者として覚醒したことから思わぬ事態に身を投じていくSF作。メガホンを取るのは、テレビドラマ「キル・ポイント」シリーズの新鋭ジョシュ・トランク。キャストには、『欲望のバージニア』のデイン・デハーン、『キャリー』(2013年)のアレックス・ラッセル。

劇場版 ATARU‐THE FIRST LOVE & THE LAST KILL‐ 109シネマズ 面白いと思うのはアタルのファンだけかな?アタルとマドカのいきなりの事件に中身がなし。
中居正広がサヴァン症候群がもたらす特殊能力を備えた男を熱演し、好評を博した連続ドラマ「ATARU」の劇場版。北村一輝や栗山千明らおなじみのキャストに加え、堀北真希や松雪泰子らも豪華共演。



スマイル・アゲイン イオンシネマ 引退をした選手が子供のチームのコーチをして人生を立て直す、という心温まるドラマ。今回はアメリカには珍しいサッカー選手。別れた妻が現在の恋人と別れて、よりを戻すというありえなさそうな話。別れても二人の家族で子供を育てるというアメリカ。この辺は日本も見習って欲しい。
ヨーロッパサッカーの元スタープレーヤーが、別れた家族との絆を修復するために奮闘する姿を感動的に描くヒューマンドラマ。。『300 <スリーハンドレッド>』などのジェラルド・バトラーが、息子のサッカーチームのコーチを務める元カリスマ選手を演じるほか、ジェシカ・ビール、キャサリン・ゼタ・ジョーンズ、ユマ・サーマンなど豪華キャストが共演する。
2013年9月


そして父になる 109シネマズ 子供の取り違えとは、かなりの古い事件テーマだ。二つの家族の反応は良く表現出来たと思う。ただ、親だけで子供を交換した家族に不自然さを覚えた。現代であれば、子供に取り違え事件を説明し、どちらの親を選ぶか?を考えさせるシーンがあった方が自然に思える。
『誰も知らない』などの是枝裕和監督が子どもの取り違えという出来事に遭遇した2組の家族を通して、愛や絆、家族といったテーマを感動的に描くドラマ。


エリジウム 109シネマズ 近未来のアイデア一杯のSFなのにもったいない。ダイハードのようなキン肉マンの活躍にするか、マトリクスのような格好良さにすれば良かったのに残念。愛を感じるラストに救われる。
『第9地区』が第82回アカデミー賞作品賞などにノミネートされた新鋭ニール・ブロムカンプ監督が、マット・デイモンを主演に迎えたSFアクション。22世紀、富裕層だけが居住を許されるスペースコロニー“エリジウム”を舞台に、虐げられた地球の住人の反撃をハードに描く。



アップサイドダウン 重力の恋人 広島バルト11 上下反対に働く重力の世界が脚立を掛けただけで手が届く近さの世界のアイデアに感心。違う世界の恋人だから、ロミオとジュリエットの名前には安易。
二つの惑星が重力で上下に引き合う世界を舞台に、上下別々の星で暮らしていた男女の運命的な恋の行方を映し出す。主演を務めるのは、『ラスベガスをぶっつぶせ』などのジム・スタージェスと『メランコリア』などのキルステン・ダンスト。自然や都市が上下に広がる世界の不思議なビジュアルはもちろん、ロマンチックな物語も魅力的。



ホワイトハウス・ダウン 109シネマズ いち警官の活躍はエンドオブホワイトハウスと同じだが、こちらの方が面白い。見学ツアーでの娘が犯人を映像で撮り、ネットにアップするアイデアも現代的。俳優陣はお馴染みの顔ですね。
ローランド・エメリッヒ監督が放つアクション大作。謎の武装集団に占拠されたホワイトハウスを舞台に、邸内に居合わせた議会警察官が人質となった大統領と自身の娘の救出とホワイトハウスの奪還に挑む姿を活写する。主人公の警察官に『マジック・マイク』などのチャニング・テイタム、大統領に『ジャンゴ 繋がれざる者』のジェイミー・フォックスら実力派俳優が結集。
2013年8月


スター・トレック イントゥ・ダークネス 広島バルト11 エンタープライズにカーク船長とスポック。懐かしくて楽しい。放射能で一時でも死んだ船長を生き返らせるのは少々出来すぎであるが、SF好き人間は許せる範囲。
前作に引き続きJ・J・エイブラムスが監督を務め、クリス・パインやザカリー・クイント、ゾーイ・サルダナらも続投するSFアクション大作の続編。謎の男によって混乱にさらされる地球の命運に加え、カーク船長率いるUSSエンタープライズ最大の危機を活写する。


ローン・レンジャー イオンシネマ パイレーツの豪華な西部劇です。ただただ楽しめばいい娯楽です。ジョニー・デップはやっぱり何時でもパイレーツです。
テレビドラマや映画で何度も映像化された人気西部劇を基に、悪霊ハンターと正義のヒーローのコンビが巨悪に立ち向かう姿を活写する。ジョニーとコンビを組むローン・レンジャー役には、『J・エドガー』のアーミー・ハマー。



スタンリーのお弁当箱 サロンシネマ インドの弁当と料理が画面に溢れて楽しい。意地悪先生との戦いも子供らしい。インドの貧富の差もしんみりさせられました。
家庭の事情で小学校にお弁当を持参できない少年をめぐるハートフル・ドラマ。シナリオを用意せず、演技経験のない子どもたちだけを集めて約1年半にわたり撮影された。元気いっぱいな子どもたちの無邪気な笑顔に癒やされ、ドラマを鮮やかに彩るおいしそうなお弁当の数々に目を奪われる。


チャップリン・ザ・ルーツ 傑作短編集 サロンシネマ チャップリンらしい映像が満載で楽しい。今回の弁士も趣があります。
世界の喜劇王チャーリー・チャップリンが、1914年にデビューしてから1917年までの4年間に出演した60本の短編映画を含む傑作短編集を、全世界の映画博物館が協力して散逸していたフィルムを集め、復元、初期短編の完全デジタル修復版として製作した。2010年に96年ぶりに発見されたチャップリン幻の出演作『A Thief Catcher(泥棒を捕まえる人)』も世界初・劇場公開。




おにいちゃんのハナビ 映サ例会 花火は長岡の尺玉を思い出しましたが、妹の供養に花火を上げると言う実話には涙が止まらなくなる。成人会との参加には違和感を覚えましたが、妹の笑顔がいいなあ。
2010年の作。2005年に放送された新潟中越地震を映したテレビドキュメントにこの兄弟の物語があったと言います。妹を白血病で亡くした彼は5年間花火を上げ続けた。その思いが映画に溢れています。



欲望のバージニア 広島バルト11 禁酒法時代の不死身の三兄弟のドラマは面白い。特別補佐官レイクス(ガイ・ピアース)の悪役が何ともいえない味になっていた。
禁酒法時代のアメリカを舞台に、密造酒の業界においてその名をとどろかせた実在の無法者3兄弟の生きざまを描いた犯罪ドラマ。出演にはシャイア・ラブーフ、トム・ハーディ、ガイ・ピアース、ミア・ワシコウスカ、ジェシカ・チャステイン、ゲイリー・オールドマンら豪華キャストが勢ぞろいする。


ワールド・ウォー Z シネツイン 謎のウィルスの登場の仕方と、パニックでの人の動きの斬新さに前半は楽しめました。が、後半のゾンビになるというところからバイオハザードの二番煎じ。惜しい。
ベストセラーを記録した、マックス・ブルックスの小説を実写化したパニック大作。人間を凶暴化させる未知のウイルスの感染原因を解き明かそうと、感染者と非感染者の死闘が繰り広げられる世界各地を駆ける元国連捜査官の姿を、息詰まるタッチで活写する。




風立ちぬ 109シネマズ 夏の空の美しい映像に飛行機が合う。ゼロ戦の設計者・堀越二郎の夢に酔いました。結核を患う妻、菜穂子との覚悟の人生に涙。試作の戦闘機を40キロも牛が引いていく日本の現状に笑い。それでも戦争する指導者の狂気に怒る。
宮崎駿監督がゼロ戦の設計者・堀越二郎と作家の堀辰雄をモデルに、1930年代の日本で飛行機作りに情熱を傾けた青年の姿を描くアニメ。美しい飛行機を製作したいという夢を抱く青年が成し遂げたゼロ戦の誕生、そして青年と少女との出会いと別れをつづる。主人公の声には『エヴァンゲリオン』シリーズなどの庵野秀明監督を抜てき。




ジャッカルの日 広島バルト11 ドゴール大統領を狙うスナイパーと、いちパリ警察官がだんだん犯人を絞り込んでいく捜査は、素晴らしい緊張感で一杯です。ゴルゴ13そのもの。
1973年公開、イギリス/フランス映画。日本でもベストセラーとなったフレデリック・フォーサイスによる原作を映画化した本格サスペンス・ドラマ。暗号名“ジャッカル”と呼ばれる正体不明のスナイパーが、時の仏大統領ドゴールの暗殺を依頼され、彼が実行に向け用意周到に準備を進めるプロセスと、その動きを追うパリ警察の地道な捜査が交互に克明に描かれる。全篇にわたって緊張感を絶やさず、驚愕のラストへと盛り上げていくF・ジンネマン監督のリアリズム演出が圧巻。


終戦のエンペラー 109シネマズ ハリウッドとしては昭和天皇をうまく描いていると思う。エンペラーにすると矛盾が出てくる?戦争に駆り立てられた日本を理解できないのは当然かも。
岡本嗣郎のノンフィクション「陛下をお救いなさいまし 河井道とボナー・フェラーズ」が原作の歴史サスペンス。進駐軍を率いて終戦直後の日本に降り立ったマッカーサー元帥から、太平洋戦争の責任者追究を命じられた男が衝撃の事実にたどり着く姿を息詰まるタッチで追う。
2013年7月



アンコール トーホー緑井 感動と涙です。人生を考えました。老人パワーの歌に圧倒されます。
『コレクター』のテレンス・スタンプ、『ジュリア』のオスカー女優ヴァネッサ・レッドグレーヴと、イギリスが誇る名優が共演したドラマ。病身の妻の代わりに合唱団に参加した気難しい初老の男が、さまざまな出来事を通して人生の新たなスタートを切る姿を映し出す。

ベルリンファイル シネツイン スパイ映画なのかアクション映画なのか?展開が速すぎてまるで分からない。裏切りだらけだけは分かったが、ベルリンの舞台の訳も分からない。
ハ・ジョンウ、ハン・ソッキュ、チョン・ジヒョンら韓国実力派が共演を果たしたサスペンス・アクション。神出鬼没で出自不明な北朝鮮諜報(ちょうほう)員と韓国国家情報院の優秀なエージェントが、ベルリンを舞台に繰り広げる激闘の行方を活写していく。


真夏の方程式 109シネマズ 東野圭吾の小説を原作通りに映画化している。原作を読んでないと分からないかも知れない。玻璃ヶ浦の素晴らしい自然は映像の良いところ。少年のひと夏の思い出は残酷すぎる。さて何を選びますか?
東野圭吾の小説が原作のテレビドラマ「ガリレオ」シリーズの劇場版第2弾。とある海辺の町を訪れた物理学者・湯川学が、そこで起きた殺人事件の悲しい真相に直面する姿を、一人の少年との出会いを絡めて描く。


さよなら渓谷 広島バルト11 愛と憎しみの一組の夫婦の姿、それは破壊への一直線。何故か、「八日目の蝉」を思い出す。二人は二度と出会ってはいけなかった、のではないだろうか?
『悪人』などの原作者として知られる芥川賞作家・吉田修一の小説を、『まほろ駅前多田便利軒』などの大森立嗣監督が映画化。幼児が殺害された事件をきっかけに暴かれる一組の夫婦の衝撃的な秘密を描きながら、男女の愛と絆を問う。愛と憎しみのはざまで揺れるヒロインの心情を、『ベロニカは死ぬことにした』などの真木よう子がリアルに体現。

ハングオーバー!最後の反省会 広島バルト11 何時もの楽しい三人組の笑いの総集編です。新しい工夫はなかったのが残念ですが、楽しさは十分伝わりました。
ヒットコメディー『ハングオーバー』シリーズの第3弾にして完結編。ラスベガスとバンコクでのありえないハプニングから奇跡の生還を果たしてきた男たちが、大物ギャングが絡むトラブルに巻き込まれる姿を追い掛ける。




コッホ先生と僕らの革命 映サ例会 サッカーと通じて英語を教えるという、コッホ先生の見事な作戦に万歳を送りたいです。スポーツはいいな。少年が輝くのが分かります。
2011年ドイツ映画。サッカー大国の歴史です。1874年のドイツではイギリスで盛んなサッカーはまだ普及していません。それが一人の教師の手でサッカーが認められたのです。生徒に教えるスポーツのファプレイ精神は見事な教育です。


モネ・ゲーム 109シネマズ 名画の贋作で詐欺をするという、楽しいコメディです。キャメロン・ディアスにコメディには似合そうにない、コリン・ファースとアラン・リックマンの組み合わせが、何とも面白いです。
犯罪コメディー『泥棒貴族』を、オスカー俳優コリン・ファースとラブコメの女王ことキャメロン・ディアス共演でリメイク。モネの名画の贋作(がんさく)詐欺をもくろむ男と天然カウガールの相棒、そしてターゲットの億万長者が珍騒動を巻き起こす。さらに『ハリー・ポッター』シリーズのスネイプ先生でおなじみアラン・リックマン、『ラブリーボーン』などのスタンリー・トゥッチが脇を固める。
2013年6月


コン・ティキ 広島バルト11 いかだでのコン・ティキ号の冒険に夢を見ました。西から東に漂流出来る先人の知恵。子供の時分にこの冒険を読んだ気がする。
ノルウェーの人類学者で海洋生物学者、トール・ヘイエルダールの実話を基に、太平洋の航海をダイナミックに描いた海洋アドベンチャー。南太平洋に浮かぶポリネシア諸島の人々の起源が南米にあることを立証すべく、ヘイエルダールが敢行したいかだ「コン・ティキ号」による8,000キロにも及ぶ旅を活写する。


インポッシブル シネツイン 津波は怖い。その中で生き残った家族は奇跡というしかない。その極限でも成長する子供に感動。最後にこの家族だけを乗せた避難機に白人だけの特権を感じ、嫌な思いのエンドロールでした。
ナオミ・ワッツとユアン・マクレガーが主演を務め、スマトラ島沖地震後に発生した津波に遭遇した一家の実話を基に描く感動の人間ドラマ。突如襲った災害により一時は離散してしまうも、諦めることなく生き抜いた家族の絆を描き出す。

ハード・ラッシュ 109シネマズ 運び屋の手口の鮮やかさとユーモアに十分楽しめましたが、偽札以外は余りにも現実味を感じないことばかり。
『ザ・ファイター』『テッド』などのマーク・ウォールバーグ主演によるアクション作品。愛する家族のため裏社会から足を洗った元運び屋が、家族を守るため再び危険な任務に挑む姿を追い掛けていく。

エンド・オブ・ホワイトハウス 109シネマズ ホワイトハウスが占拠されるという迫力に十分楽しめましたが、だからどうしたの?という疑問ばかりが目立ちました。
大統領を人質にホワイトハウスを占拠するテロリストたちを相手に、元シークレット・エージェントの男がたった一人で戦いを挑んでいく。『トレーニング デイ』のアントワーン・フークアが監督を努め、名優モーガン・フリーマンや『ダークナイト』などのアーロン・エッカートら、実力派が共演。

プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命 広島バルト11 長すぎる映画に疲れました。宿命ね〜?。言いたいことは分かりますが、ピントがぼけてしまいましたね。ベテランの実力派キャストがもったいない。
妻子を養うため犯罪に手を染めるバイクレーサーと彼を追う野心的な警官をめぐる因果が、15年後の彼らの息子たちへと世代を超えて引き継がれていくさまが描かれる。ブラッドリー・クーパー、エヴァ・メンデス、レイ・リオッタら実力派キャストの競演も見逃せない。
2013年5月



ビル・カニンガム&ニューヨーク 広島バルト11 ニューヨークの街を歩く人のファッションを撮り続ける。そこには彼の人生が埋まっている。このビルに感動します。
「The New York Times」の人気ファッション・コラムと社交コラムを担当する大御所写真家、ビル・カニンガムの実像に迫るドキュメンタリー。ファッションに魅了され、50年間ニューヨークでストリート・スナップを撮り続けてきたチャーミングな彼の知られざる素顔を描き出す。




シュガーマン 奇跡に愛された男 シネツイン 伝説のミュージシャンを探す、というドキュメンタリーですが、シンガーのロドリゲスに惹かれます。たまたまテレビの番組で先に見たのですが、何回観ても感動しました。
1970年代にアメリカでデビューした後、アパルトヘイト下の南アフリカで支持された伝説的ミュージシャン、ロドリゲスの数奇な運命を追ったドキュメンタリー。アメリカでは商業的な成功を収められず消え去るも、南アフリカではザ・ローリング・ストーンズなどの著名ミュージシャンをしのぐほど彼の音楽が支持され続ける理由や、ロドリゲスのその後に迫る。音楽の持つ共鳴力に心打たれる奇跡の実話は、サンダンス映画祭ほか世界中の映画祭で上映されるや大絶賛された。




おじいさんと草原の小学校 映サ例会 84歳で小学校に行きたい。自分宛ての手紙を読みたい。2003年から小学校を無料化したケニアの話。ケニアでさえもこの現状。アフリカの苦悩が分かります。感動に涙です。
世界最高齢の小学生としてギネス記録を持つキマニ・マルゲの実話を映画化した人間ドラマ。政府の教育政策により、84歳にして小学校に入学した彼の勉強に懸ける情熱や幼い級友たちとの交流を、ケニア独立戦争の戦士として戦った過去を交えて描く。


図書館戦争 広島バルト11 映画はいいなあ、と思う瞬間。この奇想天外な話をドラマに出来るのだから。有川浩の原作は拾い読みにしか出来なかったけれど、映画は見事に少女コミックに仕上げている。
『阪急電車』などの原作者、有川浩の代表作を基に、岡田准一と榮倉奈々が本を読む自由を守る自衛組織の隊員にふんするSFアクション。国家によるメディア検閲が正当化されている架空の社会を舞台に、“図書隊”の新人女性隊員が鬼教官や仲間たちに助けられながら、知る権利や本を読む自由を死守すべく戦いに身を投じていく。



L.A. ギャング ストーリー 109シネマズ 格好よくギャングに立ち向かう男達。面白いアクションに笑えました。これぞ映画だな!という出来になっている。ショーン・ペンの悪役にも感心。
ロサンゼルスで暗躍した実在のギャング、ミッキー・コーエンと、街の平和を取り戻そうと立ち上がった市警との壮絶な抗争を描いたクライム・アクション。



ライジング・ドラゴン. 109シネマズ いつものジャッキーのアクションを楽しみました。全身のローラーブレードスーツを見るとアクションの怪我が絶えないのが分かります。
港を代表するアクション・スターのジャッキー・チェンがトレジャーハンターを演じるアドベンチャー。12体から成る清王朝時代の秘宝を捜し求めるトレジャーハンター軍団が、世界各国を巡るうちに陰謀に巻き込まれていく。
2013年4月



ヒッチコック サロンシネマ ヒッチコック監督のいろんな面に驚き、笑いながら楽しめました。妻アルマにも感心。妻は強いのだ。
数々の傑作を世に送り出したサスペンスの帝王アルフレッド・ヒッチコックの知られざる素顔に迫る伝記ドラマ。仕事のパートナーでもあった妻アルマ・レヴィルとの愛の葛藤も交え、名作『サイコ』製作の舞台裏などが描かれる。



ラストスタンド 109シネマズ 現代版の西部劇。マカロニウエスタンの真昼の決闘?単純に楽しめます。ただ、シュワルツェネッガーの動きがのろくて、昔のジャイアント馬場を思い出しました。
メキシコへの逃亡を図る超凶悪犯を迎え撃とうと、国境付近の町を守る保安官と住民がし烈な戦いに身を投じていく。シュワルツェネッガーが人々に慕われ、腕っ節も強い保安官を快演。


君と歩く世界 広島バルト11 体が不自由な人と同情なく普通に付き合えるか?フランス映画らしく?難解な撮り方で欠点があるが、生き方を考えさせてくれるドラマに仕上がっています。
ジャック・オーディアール監督が、オスカー女優マリオン・コティヤールを主演に迎えた人間ドラマ。事故で両脚をなくし絶望し切ったヒロインが、粗野なシングルファーザーとの触れ合いを経て生きる希望を取り戻していく。



愛、アムール サロンシネマ 愛のある老老介護。切ないです。亡くなったお袋の晩年を思い出しました。フランスのベテラン俳優に脱帽です。
第65回カンヌ国際映画祭で、最高賞にあたるパルムドールに輝いたヒューマン・ドラマ。長年にわたって連れ添ってきた老夫婦が、妻の病を発端に次々と押し寄せる試練に向き合い、その果てにある決断をする姿を映し出す。鬼才ミヒャエル・ハネケ監督。


ジャンゴ 繋がれざる者 八丁座 エンニオ・モリコーネの曲を聴きながらのマカロニウエスタン。懐かしさ一杯で楽しめました。ただ、現代の映画としては、「どうなの?」とも思えましたね。
異才クエンティン・タランティーノ監督が、前作からおよそ3年ぶりに放つ骨太のアクション大作。19世紀中期のアメリカ南部を舞台に、かつて奴隷だった男の妻奪回のし烈な闘いを描き出す。レオナルド・ディカプリオが本作で初めてとなる悪役に挑む。


東ベルリンから来た女 サロンシネマ 旧東ドイツの恐怖が静かな画面に溢れています。そんな時代の生き方の彼女に惹かれますね。
旧東ドイツで疑心暗鬼に駆られつつ生きる女医の姿を描いた衝撃作。ベルリンの壁崩壊前の不自由な時代、厳しい監視の目をかいくぐって脱出を試みようとするヒロインの揺れ動く感情を牧歌的な風景と共に描き出す。




世界にひとつのプレイブック 広島バルト11 確かに、出だしはどうなるか?という人たちばかり。なのに、最後は感動の世界。セリフにも暖かいウイットと人間性を感じました。
それぞれに愛する人を失い心に傷を負った男女が再生していく姿を、涙と笑いでつづるヒューマン・コメディー。オスカーで6部門にノミネートされた『ザ・ファイター』のデヴィッド・O・ラッセル監督が、人生の再起に懸ける男女をハートフルに描く。主演は、ブラッドリー・クーパーとジェニファー・ローレンス。さらにロバート・デ・ニーロ、ジャッキー・ウィーヴァーらベテランが脇を固める。
2013年3月

ザ・マスター 広島バルト11 アルコール依存の元海軍兵士のフレディ(ホアキン・フェニックス)で始まり、彼で終わるドラマにしている。彼と新興宗教「ザ・コーズ」との兼ね合いが薄くなってしまったのが残念。
第2次世界大戦後、精神に傷を負った元兵士が宗教団体の教祖と出会い、関係を深めていく様子をスリリングかつドラマチックに描く。教祖役には『カポーティ』のフィリップ・シーモア・ホフマン、元兵士役に『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』のホアキン・フェニックス、教祖の妻役に『ザ・ファイター』のエイミー・アダムスという実力派俳優が集結。


デザートフラワー 映サ例会 トップモデルのワリスに驚きの連続。ソマリアの彼女がモデルに成れたのも、割礼の儀式がまだあるというのにも。これはワリスの自伝。
2009年独仏オーストリア。世界のトップモデルのワリスは特別大使に任命された国連で驚く発言をする。割礼(女性器切除FGM)の廃止を演説をしたのである。この野蛮な行為を広く世界が知ることになったのに、いまだにこの儀式が無くなっていないという。



シェフ! 三ツ星レストランの舞台裏へようこそ サロンシネマ ジャン・レノとミカエル・ユーンの二人のシェフの掛け合いコメディが楽しい。三ツ星レストランとフランス料理をうまく皮肉っていますね。
スランプ気味の三ツ星レストランの料理人と元シェフのペンキ塗り職人が巻き起こす奇跡を通して、人生の喜びや幸せについて描くヒューマン・コメディー。天才的な舌を持ちながら高慢な態度ゆえにレストランを次々と辞めさせられる主人公を『変態ピエロ』のミカエル・ユーンが、星を一つでも失えばクビが飛ぶ三ツ星レストランの一流シェフを『レオン』のジャン・レノが演じる。



クラウド アトラス 109シネマズ 輪廻転生の壮大なドラマを良くまとめています。手塚治虫の「火の鳥」を連想しました。トム・ハンクスやハル・ベリー、ジム・ブロードベント達の数役の変化も楽しい。
デイヴィッド・ミッチェルの小説『クラウド・アトラス』を映画化したSFドラマ。6つの時代と場所で6つの人生を生きる男の数奇な経験を描く。共同監督は「マトリックス」のラナとアンディのウォシャウスキー兄弟、「ラン・ローラ・ラン」のトム・ティクヴァ。出演は「フォレスト・ガンプ 一期一会」のトム・ハンクス。


ダイ・ハード/ラスト・デイ 109シネマズ カーアクションが楽しい。ブルース・ウィリスのインタビューでも、「車を壊しすぎたかも?」と答えたように、スリル満点です。CIAの息子とロシアで不死身の戦いをする、という設定が人気がなかったようですが。
ニューヨーク市警のジョン・マクレーン刑事の超人的な活躍を描くシリーズ第5作。今回はモスクワを舞台に、マクレーンとその息子が巨大な陰謀に立ち向かう姿を描く。監督は「マックス・ペイン」のジョン・ムーア。出演は、本シリーズの当たり役ブルース・ウィリス、TVドラマ『スパルタカス』のジェイ・コートニー。


逃走車 109シネマズ レンタカーに乗ったら、そこに拳銃と縛られた女性がいた。いきなり事件に巻き込まれて逃走するはめになると言う怖い話。単純で楽しめますね。
全編“車載カメラ”の視点で構成されたカーアクション。ヨハネスブルグを舞台に、国家ぐるみの犯罪に巻き込まれた男の逃走を描く。監督・脚本は、南アフリカで多くのCMを手掛けたムクンダ・デュウィル。出演は「ワイルド・スピード」シリーズのポール・ウォーカー。


ゼロ・ダーク・サーティ シネツイン ビンラディンを追い詰めるところはドキュメンタリーの様な映像に思えました。米国の意地が十分伝わりましたが、映画の出来としてはいまいちですね。
『ハート・ロッカー』でアカデミー賞監督を獲得したキャスリン・ビグローの最新作。9.11テロから10年、人々のビンラディンに対する記憶も薄れようとしている2011年5月1日、アメリカのネイビーシールズがビンラディンの隠れ家を急襲し、殺害する事件が起きた。



フライト 広島バルト11 アル中機長の旅客機の不時着事件。最初は人助けのヒーロー。それから飲酒の疑惑。「酒飲みは飲むためには何でも嘘をつく」というセリフから始まる。最後は裁判。我々弱い人間は挫けそう。迫力のデンゼル・ワシントンでした。
「フォレスト・ガンプ/一期一会」のロバート・ゼメキス監督。乗客の命を救ったヒーローとしてマスコミの注目を浴びた機長だが、事故の後はマスコミから身を隠す。実は機長のウィトカーは、アルコール依存症のうえ、コカインも吸引して飛行機を操縦していたのだ。名優デンゼル・ワシントンが、ほぼ出ずっぱりの熱演で、数々の映画賞の主演男優賞にノミネートされている。
2013年2月

ムーンライズ・キングダム 広島バルト11 学芸会です。これを大人と子供でまじめに演じる楽しさは伝わります。12歳の子供の駆け落ちは、ここではギャクだけでした。「小さな恋のメロディ」のような甘酸っぱさが欲しかった。
おかしいのにどこか切ないコメディを作り続けているアメリカの異才ウェス・アンダーソン。1965年、駆け落ちした12歳の少年と少女が島の中の忘れられた道を通り、2人だけの入り江へ。それを追跡する大人とボーイスカウトの仲間たち。おとぎ話のように進む子供たちの冒険物語と、平行して描かれる基本的には善良だがどこか愚かな大人たち。いつもとは異なる役柄のブルース・ウィリスは、「ここ数年で一番の演技」とアメリカで評判だったという。確かに同じ警官役でも、ジョン・マクレーンの対極がここにある。



老親 映サ例会 介護は大変。その苦労は経験者しか実感出来ない。その迫力が伝わります。萬田久子と小林桂樹の丁々発止のやりとりが楽しい。
2000年、槙坪多鶴子監督。岩波ホールで上演し、口コミで広がっていく。この映画は高度成長時代であるが、現在も同じ難しい問題である。

レッド・ライト 109シネマズ 超能力者と科学者の対決のラストは面白いです。が、超能力(サイコキック)と超常現象(霊能者のような)がごちゃ混ぜ。これがアメリカの現状でしょうか?サスペンスにしてしまったのが中途半端になったようなきがします。
30年間の沈黙を破り突如姿を現した伝説の超能力者と、超常現象を暴こうとする科学者たちの息詰まる攻防戦を描く「〔リミット〕」のロドリゴ・コルテス監督作。出演は「レイジング・ブル」のロバート・デ・ニーロ。




砂漠でサーモン・フィッシング シネツイン コミカルで素敵な作品です。砂漠で釣りをする、と言う発想は突飛ですが、夢を実現させる、その方法が何故か楽しい。セリフがとみに面白いです。
ポール・トーディの小説『イエメンで鮭釣りを』」を原作に「スラムドッグ$ミリオネア」のサイモン・ビューフォイが脚本を書き、「サイダーハウス・ルール」のラッセ・ハルストレム監督が映画化。砂漠の国イエメンで鮭を泳がせるという無謀な国家プロジェクトに巻き込まれる人々の姿を描く。出演は「ゴーストライター」のユアン・マクレガー、「プラダを着た悪魔」のエミリー・ブラント。




レ・ミゼラブル 広島バルト11 素晴らしいミュージカルに感動。トム・フーパー監督の同時録音という手法の歌に引き込まれるました。今までのミュージカルは曲にあわせて歌パクであった、と言います。それが普通の台詞に比べて違和感があったのです。子供のときに見た、「サウンド・オブ・ミュージック」以来の感動になりました。なるほど、これはオペラです。ゴールデン・グローブ賞のミュージカルで作品賞に輝きました。
ヴィクトル・ユーゴー原作の大ヒットミュージカルを「英国王のスピーチ」のトム・フーパー監督が映画化。彼はミュージカル映画としては異例の、撮影現場でピアノ伴奏に合わせて歌うライブレコーディング方式を選んだ。舞台のキャリアがある俳優たちを集め、俳優たちの高ぶった感情を、見事に映画として切り取ってみせている。
2013年1月

ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日 トーホー緑井 海の映像は3Dで幻想的で綺麗でした。インド系カナダ人のパイの語る物語は、千夜一夜物語のおとぎ話を聞いているような気がします。あり得ない「トラとの漂流」、まさに冒険話です。アカデミー賞にノミネートされましたね。
ヤン・マーテルのベストセラー小説『パイの物語』を原作に、「ブロークバック・マウンテン」のアン・リー監督が映画化。動物園を経営する家族と航行中に嵐に遭い、一頭のトラと共に救命ボートで漂流する16歳の少年のサバイバルを描く。


テッド 広島バルト11 「ぬいぐるみ」の熊が軟派しながら遊び回る様子に大笑い。主人公が35歳になっても、一緒に子供のような生活をしている。だから、軟派も麻薬もこの熊にさせて見せたところにコミカルな動きの笑いがあります。ただ、下ネタに面白いところがあるのですが、その言葉の使い方に笑いのセンス(アメリカではギャグか?)がいまいち伝わってこないところが残念でしたね。
クマのぬいぐるみが命を吹き込まれる。主人公が少年なら立派なファミリー映画でも、その27年後が舞台のこの『テッド』では、主人公はすでに35歳の中年。下ネタ、下品ネタ満載の“立派な”R指定映画になっている(日本ではR+15)。子供なら美談のぬいぐるみとの友情も、大人になってもその関係が続いていたら、世間的には「自立できていない大人」だ。本人役で『フラッシュゴードン』の主演のサム・ジョーンズ、コンサートシーンで“本物の”ノラ・ジョーンズが出演しているのも見どころだ。


東京家族 109シネマズ 山田洋次監督らしい映画になっていてホッとしました。笑いと泣きは、まさに寅さんです。蒼井優さんが妻夫木さんのアパートに自転車で駆けつけるところは、「さくら」さんと同じ生活観。「ここでこける」とみんなが思うところで、学校の先生の自転車を溝に落として笑わせ。「お母さん、死んだぞ!」と言う橋爪さんの台詞で涙。
これは山田監督の映画ですね。小津安二郎監督と比べなければ立派な作品です。「東京物語」に合わせなければ良かったのに。子供たちの年と台詞のおかしさ、おのぼりさんの東京見物、現在では無理がありますね。
小津安二郎監督の「東京物語」をモチーフに、現代日本家族の風景を描く「おとうと」の山田洋次監督作。出演は「奇跡」の橋爪功、「人生、いろどり」の吉行和子、「武士の家計簿」の西村雅彦、「孤高のメス」の夏川結衣、「あさってDANCE」の中嶋朋子、「悪人」の妻夫木聡、「フラガール」の蒼井優。




アルゴ シネツイン 人質救出に映画の撮影を使うと言う発想にまずは驚き。それを実行させたアメリカのCIA担当官に感謝。イラン空港での出国には手に汗握る盛り上がり。感動できました。
この作品はゴールデン・グローブ賞の作品賞に輝きました。アメリカ人だと絶対に選ぶであろう作品になりましたね。現在アルジェリアで人質事件が起こっていますが、沢山の犠牲者が出ています。日本の首相はただ見ているだけ。情けない!
1979年に発生し、18年間機密扱いにされていたイランアメリカ大使館人質事件の真相を映画化。CIAは、人質を映画クルーに仕立てて出国させようとするが。監督・主演は、「ザ・タウン」のベン・アフレック。共演は、「リトル・ミス・サンシャイン」のアラン・アーキン、「アーティスト」のジョン・グッドマン。



LOOPER/ルーパー 109シネマズ タイムマシンのドラマに思わず見入ってしまう。沢山の伏線を描きながらの最後の展開に感心しました。細かい不出来はそれで帳消し。それにしても、ブルース・ウィリスは沢山活躍していますね。
未来から転送されてくるターゲットを始末する殺し屋のジョーの前に、30年後の自分自身が送られてきたことから始まるスリリングなSFアクション。失敗の許されない殺し屋が未来の自分を前にしたときに躊躇ってしまった隙をついて、未来から来たジョーはある目的を遂げるため逃走する。現在のジョーを「ダークナイト ライジング」のジョセフ・ゴードン=レヴィット、30年後の未来から来たジョーをブルース・ウィリスが演じる。



声をかくす人 サロンシネマ 感動する裁判。リンカーンの時代でもアメリカはまだこんな魔女裁判であったことを教えられた。
ロバート・レッドフォードの監督、立派。
リンカーン大統領暗殺の共犯者として、アメリカで初めて死刑になった実在の女性メアリー・サラットの姿を描くヒューマンドラマ。監督は、「普通の人々」のロバート・レッドフォード。出演は、「フォレスト・ガンプ 一期一会」のロビン・ライト、「X−MEN:ファースト・ジェネレーション」のジェームズ・マカヴォイ。


フランケンウィニー 109シネマズ 生き返った犬、スパーキーがツギハギだらけなのに仕草が可愛い。全編モノクロ映像にしているけれどカラーでも良かった気がします。
「アリス・イン・ワンダーランド」のティム・バートン監督が無名時代に撮った同名短編作品をモチーフに、少年と犬の絆を描くモノクロ3Dストップモーション・アニメ。本作のブルテリアのスパーキーは、死の世界から蘇ってきたフラン犬(ケン)。交通事故の傷を隠すためツギハギだらけ、首からはボルトが飛び出しているという奇妙な犬だ。