SNOOPY

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No.35

21世紀へ伝えたい宝物
      企画・制作 朝日新聞社

No.36 父

ぼくがパパの理髪店に来て待ってるのがパパは好きなんだ どんなに忙しくても、お客さんで店がいっぱいでも、パパは手を止めて「よう」って言ってくれる… ぼくは6時までこのベンチに座ってて仕事が終わるとふたりで一緒に車でうちに帰る… 父親を幸せにするのって、手がかからないな…

父を笑顔にする日。

理髪店をやっている父親が仕事を終えるのを待つ、チャーリー・ブラウン。彼のそんなちょっとした行いでも、父親は喜んでくれます。

チャーリー・ブラウン親子のような家庭はともかく、多くの場合、家族は父親の仕事姿をなかなか見ることはできません。目にするのは、帰宅した後の疲れた表情や休日のリラックスした姿ばかり。しかし、それは父親のほんの一面にしか過ぎないのです。しかも、一般的に、日本人の父親は無口で、愛情表現が苦手。後に仕事仲間などから話を聞いて初めて、どんなに家族を大切に思っていたのか、そして家族には見せていない側面があったのかを理解することも少なくないのです。

さて、きょうは、そんな父親のための日。母の日と比べると、とかく忘れられがちな日ですが、本当は父親も子供たちが愛情を示してくれるのはうれしいはず。プレゼントはもちろん、チャーリー・ブラウンのように迎えに行くのでも、靴を磨いてあげるのでも、お疲れさまのひと言だけでもいい。自分なりの方法で、感謝の気持ちを伝えたいものです。