SNOOPY

No.24
眠り
No.23
ダンス
No.22
ジョー・クール
No.21
夕食
No.20
心の相談室
No.19
ドーナツ
No.18
バレンタイン
No.17
宝石
No.16
表紙へ
No.34
ビーン・バッグ・チェア
No.33
幸せ
No.32
意見
No.31
母の日
No.30
見せてお話
No.29
番号間違い
No.28
ペンフレンド
No.27
ヤレヤレ
No.26
グーグー
No.25
学校
No.38
将来
No.37
サマーキャンプ
No.36
No.35

21世紀へ伝えたい宝物
      企画・制作 朝日新聞社

No.38 将来

若い頃は、いろいろ将来を考えるものさ 人生について考え… 自分がなりたいと願ってるもののことを考える… ウッドストックはワシになりたいんだ
宝物は、毎日の気持ちの中にある。

いつか、ワシになりたいと願っているウッドストック。だれもが若いころは、いまの現実から離れ、遠い未来を夢見るものです。

しかし、たくさんの小さな点が並んでひとつの線となるように、毎日の積み重ねがそのひとの人生となり、夢見た未来へとつながります。それだけに、自分が願っている夢をいつの日か実現するためには、いま、何をすべきなのか。きょう、一体、何ができるのか。それを真剣に考え、日々、歩み続けることが、何より大切なのでしょう。そして、もしも将来、若いころに願っていたように自分がならなくとも、それが充実した毎日を送った結果であれば、決して後悔しないのではないでしょうか。

さて、1950年から50年間、世界中の人々のためにコミックを描き続け、すてきな宝物をいっぱい残してくれたチャールズ M. シュルツ氏。宝物は、名声やお金のような華やかなものではない。日々、コツコツと継続する姿勢こそ宝物なのだと、きっと思っていることでしょう。
*シリーズでお届けしてきました「21世紀へ伝えたい宝物」。今回で、その最終回を迎えます。長い間のご愛読、本当にありがとうございました。本連載は、「スヌーピー こんな生き方探してみよう」というタイトルで、朝日新聞社より7月下旬に単行本が発売される予定です。